海外のゲーム会社に就職・転職するには?キャリアパスや必要なスキル


近年のゲーム業界では、海外の企業が次々と魅力的なタイトルをリリースしていることを受けて、日本人でも海外のゲーム会社へ就職・転職を考える人が増えつつあります。

とはいえ、実際にはどうしたら海外の企業に入ることができるのかわからない、という人が多いのが実情です。

そこでこのコラムでは、海外ゲーム会社に転職するためのキャリアパス・スキルなどをわかりやすく説明します。

 

1.海外の大手ゲーム会社一覧

ここではまず、最近話題になっている海外のゲーム開発企業を紹介しましょう。

オランダの「newzoo」が2018年に発表した世界ゲーム会社ランキングをもとに、そこから日本以外で上位に入った会社名とタイトル名を上げていきます。

 

会社名 代表作・補足
テンセント 中国 リーグ・オブ・レジェンド、クラッシュ・オブ・クラン、フォートナイトの開発企業の親会社
アクティビジョン・ブリザード アメリカ コールオブデューティシリーズ、ウォークラフトシリーズ、ディアブロシリーズ
エレクトロニックアーツ アメリカ Apex Legends、バトルフィールドシリーズ、ウルティマオンライン、EAスポーツ
NetEase 中国 荒野行動、IdentityV 第五人格
ユービーアイソフト フランス アサシンクリードシリーズ、ウォッチドッグスシリーズ、Far Cryシリーズ
テイクツー・インタラクティブ アメリカ グランド・セフト・オートシリーズ、レッド・デッド・リデンプション、ボーダーランズ
NCソフト 韓国 リネージュ、タワーオブアイオン、ブレイドアンドソウル

 

傾向としてはアジアや北米で活発な成長を遂げている企業があることが伺えます。

 

2.海外のゲーム会社に就職するには

次に、海外に希望するゲーム会社がある人に向け、そこに就職するための流れを紹介しましょう。

 

2-1. 公式のリクルートページをチェックし、現地で面接を受ける

入社したい会社が決まっているのであれば、ホームページからリクルート情報をチェックしましょう。

そこで募集人員を探して条件が合えばメールなどでやり取りをして、基本的には現地で面接を受けることが普通です。

 

アメリカなどでは日本のように新卒を一括採用する文化は無いので、時期はあまり問題になりません。

また、日本でどの大学を出たかがそれほど注目されることはないことも知っておくべきです。

とにかく「何ができるのか」が重視されますから、持っているスキルをしっかりアピールすることが重要です。

 

2-2. 日本支社でのリクルートがあれば、日本で面接を受けることも可能

海外の会社でも日本に支社があれば、日本で面接を受けることは可能です。

このコラムの最初に上げた海外企業でも、中国のテンセント、アメリカのエレクトロニックアーツ、中国のNetEase、フランスのユービーアイソフト、アメリカのテイクツー・インタラクティブ、韓国のNCソフトなどは日本に何らかの出先機関があります。

詳しくはそれぞれのHPを参照してください。

 

テンセント

http://tencentjapan.com/

 

エレクトロニックアーツ

https://www.ea.com/ja-jp/about-us

 

NetEase

https://recgame.jp/company/detail/1294

 

ユービーアイソフト

https://www.ubisoft.co.jp/corporate/

 

テイクツー・インタラクティブ

http://take2games.jp/

 

NCソフト

https://www.ncjapan.co.jp/recruit/index

 

2-3. SNSやビジネスカンファレンスなどでコネクションを作り、推薦やヘッドハンティングを受ける

既にゲーム業界で働いている人なら、LinkedInなどのビジネスに特化したSNSを利用したり、海外のクリエイターが行っているカンファレンスや勉強会に積極的に参加したりして、意見や情報の交換をしましょう。

コネクションを作ることもできますし、自分自身が持っているスキルを見せれば、先方からオファーやヘッドハンティングの動きがあるケースもあります。

 

3.海外のゲーム会社で働くために必要なスキル・キャリア

この項目では海外のゲーム会社で働くために必要なスキルやキャリアを紹介していきます。

 

3-1. 英語を始めとする、他国語のスキル

海外の企業で働く場合、最低でも英語の能力が必要になります。

それも日常会話レベルでなく、専門用語を理解し、伝えることができなければ集団での作業であるゲーム制作は出来ません。

 

日本では英語能力を「資格」のひとつとしてとらえている人もいますが、テストをクリアするための英語とビジネスで使う英語には差があります。

海外のスタジオで円滑なコミュニケーションを取り、対等に仕事をしていくためにはその国に住む経験も要求されるでしょう。

 

ゲーム業界での英語の活用については具体的に書いた記事があるので、以下を参照してください。

「ゲーム業界でも英語は業務や転職に役立つ!英語が使えるメリットや場面」

 

3-2. 日本企業以上に厳しく見られることを前提にしたレジュメ(履歴書)作り

日本では履歴書の書き方はおおむね決まっていますが、海外では特に固定の書式はありません。

とはいえ、WEB上には英文のレジュメ(履歴書)のフォーマットが無数にありますから利用しましょう。

 

日本ではどの大学を出たか、という点が大きなポイントになりますが、海外では何ができるのか、ということが重視されます。

スキルや資格はしっかりアピールしましょう。

またクリエイターであればポートフォリオを必ずつけましょう。

マネジメント系の仕事の経歴があれば、〇%利益をアップした、などの明確な成果をアピールしてください。

 

海外の企業はどのような貢献をしてくれるのかをストイックにチェックします。

そのため、経歴に隙間を空けず、キャリアアップのために何をしてきたかを見せましょう。

 

また、アピールは重要ですが、論文のように長々と書かれても審査をする人が読む気をなくします。

要点をしっかり押さえ、アピールを徹底しつつもシンプルなレジュメを目指しましょう。

 

4.まとめ

海外のゲーム会社に就職・転職する際の方法や、求められるスキル、履歴書の書き方などをまとめました。

日本の企業での面接ではどんな学校をでて、どんなことに取り組んできたか、など経緯をアピールすることが一般的です。

しかし、海外の企業は「今、何ができるのか?」、「入社したらどんな貢献をしてくれるのか?」を明確にすることを求められます。

しっかり自分のスキルをアピールして海外での職を勝ち取りましょう。

 

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