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コロナウイルス流行とゲーム業界の関係は?特需に見える業界の現実


2020年5月1日現在、新型コロナウイルス感染拡大を防止するために、自宅で過ごす人が急激に増加しています。

感染症の流行は社会にとって大きな脅威ではありますが、ゲーム業界に関しては需要が特別に伸びている、いわゆる「特需状態」となっていると言われています。

 

このコラムでは、まず本当に特需は起こっているのか、ゲーム業界の現実を確認した上で、今後の懸念事項なども紹介していきます。

 

1.ステイホーム・巣ごもり需要により、ゲーム業界は実際に特需に近い状態

外出制限で自宅にいることが増えたことによってゲームの需要が高まる、というのは容易に予想できることではありますが、実際にゲーム業界で特需は起こっているのでしょうか?

ここでは具体的な例を確認してみましょう。

 

まず、任天堂が販売しているゲーム機Nintendo Switchについては、需要の高まりを受けて品薄状態が続いており、中古品が新品の価格を上回るという現象が起きています。

具体的な価格を紹介すると、2019年8月に約3万円で販売されていた機体が、2020年4月30日現在で5.2万円を超えて販売されており、70%以上もの価格高騰が起こっています。

(一部では転売も含まれているため、定価以外では買わないことをおすすめします)

 

これにはNintendo Switchが中国で製造されていた事実が大きく関与しています。

世界の中でも早い段階で感染者数が増加した中国での製造が遅延気味になったことで、新品の供給が追い付かないことがこの事態に大きく関連しているのです。

 

また、アメリカのValve社が運営しているPC専用ゲームプラットフォームとして知られるSteamでは、同時接続数が連日のように更新されている点から、世界規模でゲームの需要が高まっていることが伺えます。

具体的には、新型コロナウイルスの影響がなかった2019年の同時接続数は1600~1800万人付近で推移していましたが、2020年4月21日にはピーク時に2300万人を超えたことが発表されています。

 

これらのことから、ゲーム業界が一種の特需状態に突入しているというのは間違のない事実と判断してよさそうです。

 

2.状況を好転させることが可能なゲーム業界ではあるが、不安は尽きない

新型コロナウイルスの感染拡大によって、ゲーム業界は特需状態に突入しています。

しかし、単純に喜べる状態かというと、決してそんなことはありません。

ここではウイルス感染拡大がゲーム業界に与えている不安要素を紹介し、瞬間的な特需の面だけを見ているわけにはいかない現状を考察します。

 

2-1.リモートワークによる開発の遅延

異業種の人から見れば、ゲーム開発者はパソコンさえあれば家でも仕事ができる、と思うかもしれませんが、決してそうではありません。

会社であれば高速回線下でハイスペックのデスクトップ機を使用し、大型のモニターを複数台利用している人も多く存在します。このような環境を自宅で再現することは困難、という人も少なくありませんし、通信環境についても十分ではない人もいます。

 

また、モーションキャプチャーなど、そもそも家庭で仕事をすることが難しい工程もゲーム業界には存在しています。

 

2-2.サプライチェーンの混乱

サプライチェーンの混乱もゲーム開発を円滑に進める上での大きな問題になっています。

平時には中国の企業に開発業務や部品供給を頼っていた会社も多く存在しますが、中国は新型コロナウイルス拡大の影響を早い段階で受けているため、長期間にわたって活動が停止していることでさまざまな面で打撃を受けているのです。

 

2-3.各種ゲームカンファレンスの中止による販促活動の停滞

リアル空間で人が集まるイベントは世界中で中止や延期になっており、もちろんゲーム業界も例外ではありません。

世界でも最大級のゲームカンファレンスであるE3も中止になっていますし、3月にサンフランシスコで予定されていたゲーム開発者会議・GDC2020も開催されていません。

 

このため、新作発表の場が大きく限定されており、販売促進活動の停滞につながるのではないかと懸念する声も上がっています。

 

3.まとめ

新型コロナウイルス感染拡大からの巣ごもり状態が起こしているゲーム業界の特需事情について解説しました。

世界中の人々が自宅待機を余儀なくされている中で、ゲームの需要は高まっていますから特需景気であることは間違いありません。

 

しかし、その一方で不安要素も多く存在しており、単純に需要の増加を喜んでいられない現状もあります。

ゲーム業界は特需に浮かれることなく、企業努力を重ねていかないと、他の業種同様に景気悪化の波に飲み込まれていく可能性もあります。

 

柔軟な対応が奏功している例としては、アプリの「ドラゴンクエストウォーク」が挙げられます。

本来は移動しながら楽しむゲームですが、現状を踏まえて自宅でも強敵とのバトルを楽しむことができるなどの変更が素早く行われたのです。

そもそものゲーム性から考えてどうなのかという声もあるでしょうが、この変更でユーザー数は確かに増加していますから、非常時の対応としては成功例と言えるでしょう。

このように視点を変えて現状と戦える点はゲーム業界特有のメリットとも言えます。

 

いずれにしてもまだまだ先が見えない状況が続いていますから、あらゆる可能性に俊敏に対応できる体制を整えておくことが、コロナ禍を生き残っていく条件になることは間違いないでしょう。

 

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