アクションゲームとは?種類や熱くなれるポイントまでを解説!


2024年4月25日

「アクションゲーム」は、1980年代から日本のゲームをけん引してきた一大ジャンルです。とはいえ、「アクションゲームの定義がよくわからない」、「どんなタイトルがあるか知らない」という方もいらっしゃるでしょう。

 

そこでこのコラムでは、アクションゲームの定義や要素、魅力やサブジャンルのほか、人気タイトルなどを紹介します。ぜひアクションゲームをプレイする際の参考にしてください。

 

アクションゲームの要素とは

そもそも「アクションゲーム」とは、プレイヤーがゲーム内のキャラクターの動作を操作して、ゲームを進めていくものです。以下でアクションゲームに含まれがちな要素や魅力、アクションゲームに盛り込まれやすいサブジャンルや構成などを解説します。

 

アクションゲームといえば

アクションゲームには以下のような特徴的要素があります。

 

・アイテム集め…獲得したアイテムはその後の展開を有利にすることが多いです。

・スキルやゲーム内の武器を活用した戦闘…アクションゲームの魅力は「操作そのもの」にもあるので、スキルや武器の収集も重要です。

・障害物を回避…障害物の回避もアクションゲームの醍醐味のひとつです。

・高得点獲得の喜び…操作レベルが上がって高得点を取ることもアクションゲームの目的です。

 

アクションゲームの魅力とは

アクションゲームはプレイヤーがゲーム内のキャラクターを操作することが一般的なので、直観的な操作ができるものが多いです。この点から、動きを楽しむのがアクションゲームの魅力ということもできるでしょう。

 

また、早く正確な操作が勝利に直結するのもアクションゲームならではの特徴です。例えば十字キーによる移動やボタンを駆使したジャンプや攻撃など、最初はできなくてもゲームをプレイする中で上達していくことに快感をもてます。

 

また、自身のテクニックが上達したことでゲーム内の課題をクリアしていくことも大きな喜びです。

 

アクションゲームに盛り込まれるジャンルとは

この項目ではアクションゲームに盛り込まれがちなジャンルを紹介します。

 

・アクション+RPG

アクションゲームにロール(役割)を果たしながらゲームを進めることを加味したジャンルです。「ファイナルファンタジーXVI」や「ディアブロIV」などがあります。

 

・アクション+アドベンチャー

アドベンチャーゲームとは、冒険や謎解き要素を中心とするジャンルで、アクションアドベンチャーはそこにアクション要素をプラスしたものです。代表的なタイトルに、「ゼルダの伝説」シリーズや「アンチャーテッド」シリーズがあります。

 

・アクション+パズル

アクション(操作)によってパズルをクリアしていくタイプのゲームです。「テトリス」や「ぷよぷよ」シリーズなどの落ち物ゲームもこのジャンルに含まれます。

 

・アクション+格闘

細かい操作によって格闘を行うゲームです。単に「格闘ゲーム」と言われることも多く、「ストリートファイター」や「バーチャファイター」シリーズが有名です。

 

・アクション+シューティング

いわゆる「FPS」や「TPS」です。代表的タイトルに「Apex Legends」や「バトルフィールド」シリーズなどがあります。

 

・アクション+リズム

リズムに合わせた操作でゲームをクリアしていくタイプで、「リズムゲー」とも呼ばれます。このジャンルには「Hi-Fi RUSH」や「Blast Beat」などがあります。

 

アクションゲームの主な構成

ここからはアクションゲームで主たる構成要素となるものを記載します。

 

・キャラクター操作と能力

アクションゲームではキャラクターを正確に操ること、素早く技を出すことなどが求められます。操作の要素としては、走る・飛ぶ・泳ぐ・ジャンプするなどの「移動」、武器や身体、スキルを使った「攻撃」、ここ一番のタイミングで発する「パワー増幅」や「必殺技」などがあります。

 

・ゲームオーバーとリトライ

HPやMPの消費や残機がゼロになることでゲームオーバーします。アーケード版ではスコア獲得によって残機が増える仕様が一般的です。(アーケード版がコンソール版に移植される際、残機が無限になるケースもあります)

 

また、過去のタイトルではゲームオーバーになった場合、そのステージを最初からやり直すシステムが多く存在しましたが、近年はチェックポイントからのリトライが一般化しています。

 

・敵と障害物・駆け引き

アクションゲームにおいては、プレイヤーは障害物を避けながら移動したり、AIを利用した敵との駆け引きを迫られたりすることが多いです。

 

・リニア進行とノンリニア進行

多くのアクションゲームは一本道で攻略していくリニア進行を採用しています。しかし中には、攻略の順序に自由度があるノンリニア進行もあります。また、リニアとノンリニアが明確にわかれておらず、混在するゲームも存在します。

 

・2Dと3Dの視点

アクションゲームには2Dと3Dの違いや視点の違いも多数存在しています。例えば2Dでは「スーパーマリオブラザーズ」などに見られる横スクロールアクション(サイドビュー)のほか、上方から見下ろすトップビュー、斜め方向から見るクォータービューなどに分類されます。

 

一方3Dの場合、前後左右、上下への移動が可能なものや、FPSのようにプレイヤーの主観視点、TPSのように第三者視点のほか、フリーカメラ視点のタイトルも存在します。

 

・クリアの条件

アクションゲームの多くは、ステージごとのラスボスを倒すことや、高得点を獲得することなど、明瞭なクリア条件が用意されることが一般的です。

 

・リアルタイム性

ゲームのなかには、プレイヤーの操作中はゲーム内の時間が動かないものがありますが、アクションゲームの多くはリアルタイム性を重視します。

 

アクションゲームの歴史

ここからはアクションゲームの誕生やこれまでの歴史を振り返ります。

 

アクションゲームの誕生(1970年~1980年前期)

世界初のアクションゲームは、グレムリン・インダストリー社が1976年にリリースした「ブロッケード」だと言われています。その後、1980年にナムコが「パックマン」をリリース、翌1981年には任天堂が「ドンキーコング」をリリースして日本のアクションゲームの歴史が始まります。

 

ジャンルの派生と名作の誕生(1980年後期~1990年前期)

任天堂が1985年にリリースしたファミコン版の「スーパーマリオブラザーズ」が大ヒットして、国産アクションゲームが開花していきます。1986年に「ゼルダの伝説」、1987年には「メタルギア」、1991年には「ストリートファイターⅡ」などヒットタイトルが次々とリリースされました。

 

ゲームの転換期とゲームプラットフォームの発展

1990年代後半にはアーケードの対戦格闘ゲームがかつての勢いを失い、メダルゲームなどが人気を獲得します。そんな中でも2000年代に「太鼓の達人」や「マリオカート アーケードグランプリ」が人気を博しますが、ゲームの主流は家庭用ゲームに移行していきます。

 

ハンティングアクションとクライムアクション

2004年にカプコンがリリースした「モンスターハンター」でハンティングアクションというジャンルが生まれ、国内のファンを多数獲得します。一方、世界では「グランド・セフト・オート」シリーズなどに代表されるクライムアクションと呼ばれるジャンルが流行していました。

 

アクションゲームとオープンワールド

ゲームのジャンルが多様化して、アクションゲームがゲーム業界を席巻する時代は去りましたが、それでもアクションゲームはひとつのジャンルとして人気を獲得し続けています。

 

2011年リリースの「DARK SOULS」は、(前身の「Demon's Souls」と併せて)「ソウルライク」と呼ばれるジャンル形成を果たしますし、「モンスターハンター」シリーズはその後もヒットを続けています。

 

さらに2017年リリースの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や、2022年リリースの「ELDEN RING」は、その完成度からオープンワールド要素をより昇華させています。

 

人気がある代表的な歴代アクションゲーム5選

この項目では、歴代のアクションゲームの中で人気の5タイトルを紹介します。

 

スーパーマリオブラザーズ

1985年にリリースされた「スーパーマリオブラザーズ」以来、任天堂の人気シリーズとして世界中で愛されています。ジャンルとしては横スクロールアクションと呼ばれています。

 

ゼルダの伝説

第1作「ゼルダの伝説」は、アクションアドベンチャーゲームとして、任天堂から1986年にリリースされています。ほどよい謎解き要素が「ゼルダの伝説」シリーズ共通の人気で、さらにオープンワールド要素も楽しむことができます。

 

デビルメイクライ

2001年にカプコンがリリースした「デビルメイクライ」には、スタイリッシュアクションというジャンル名がつけられています。キャラクターの個性と高難易度設定時のクリアの難しさなど多数の魅力があります。

 

モンスターハンター

2004年に第1作目がリリースされて以来、大型モンスターを多くのユーザーで狩る、ハンティングアクションゲームというジャンルを確立し、けん引してきました。従来のゲームで多かったゲーム内のキャラクターがレベルアップして強くなるという概念がなく、操作する側がコツをつかんでいくゲーム性で人気があります。

 

真・三國無双

「真・三國無双」は2000年にコーエーから第1作がリリースされています。一騎で多数を倒していく「無双」が人気で、ほかのゲームとコラボした「無双」シリーズも広く知られています。ジャンルはタクティカルアクションです。

 

まとめ

「アクションゲーム」というジャンルについて概要や歴史、要素やサブジャンル、代表作などを紹介しました。1980年代から約40年間もユーザーを楽しませ続けているジャンルなので、人気タイトルも多数あります。ぜひこの機会にプレイしてみてください。

 

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「アクションゲーム」には多数の人気タイトルがあるので、「こんなゲームを作りたい!」という気持ちをもつ人も多いでしょう。

 

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