現在主流のシューティングゲームとは?ヒットしたSTGを紹介!


2024年4月25日

シューティングゲームには長い歴史があり、ジャンルも多様化しています。そのため「ヒットしているシューティングゲームをプレイしたい」と思っても、「何を選んだらよいかわからない」と感じる人も多いでしょう。

 

そこで当コラムでは、シューティングゲームの定義やジャンルをわかりやすく解説しています。ぜひシューティングゲーム選びの参考にしてください。

 

シューティングゲームの概要や起源とは

この項目では、シューティングゲームの概要や起源を解説します。

 

そもそもシューティングゲームとは、敵を撃つことによって進行していくゲームを指します。起源とされているのは、1978年社会現象にもなった「スペースインベーダー」です。「スペースインベーダー」のように敵をせん滅することによってクリアするタイプは1980年代から1990年代に流行し、家庭用ゲーム機のタイトルとしても多数のファンを獲得します。

 

2000年代以降はプログラムによって動く敵を倒すシューティングゲームは数を減らしていきますが、その一方で1990年代に登場したオンライン対戦型のシューティングゲームがユーザーを獲得し始めます。

 

一人称視点のFPSや三人称視点のTPSもシューティングゲームの一種として登場し、近年はシューティングゲームの代表的ジャンルとなっています。

 

シューティングゲームの基本的な概念

ここでは、シューティングゲームの基本的概念や用語を解説します。

 

・移動(攻撃からの回避)…シューティングゲームでは攻撃を当てるため、あるいは敵の攻撃を回避するために移動を行います。

・エイミング…照準を合わせることを指します。

・リロード…多くのゲームではデータを読み込む際に「リロード」という言葉を使いますが、FPSなどでは弾丸の充填作業などを「リロード」と呼びます。

・カバー…防御のために壁や障害物を利用することを指します。

・戦略…場当たり的に撃ち合うのではなく、敵の行動を分析、予想して攻略することを指します。また、役割や動き方を事前に決めておくと勝率が上がりますし、チームで勝つ喜びも増します。

 

シューティングゲームの種類

ここでは、シューティングゲームの代表的なジャンルを紹介します。

 

・FPS(ファーストパーソンシューティング)

FPSはプレイヤーの一人称視点で楽しむシューティングゲームで、1991年にリリースされた「Catacomb 3-D」が始祖とされています。その後オンライン環境が発達したことで、現在ではシューティングゲームの代表的存在となっています。「Apex Legends」や「レインボーシックスシージ」などが代表的です。

 

・TPS(サードパーソンシューティング)

三人称視点のシューティングゲームで、FPSと並んで近年のシューティングゲームを牽引しています。「フォートナイト」や「荒野行動」などが広くプレイされており、eスポーツの種目としても高い人気を得ています。

 

・固定画面のシューティング

シューティングゲームの登場初期にあったタイプで、近年は新たにリリースされることは少なくなっています。「スペースインベーダー」や「ギャラガ」などが代表的です。

 

・縦・横スクロールシューティング

縦スクロール、横スクロールともに比較的初期のシューティングゲームで見られたスタイルです。縦スクロールタイプでは「ゼビウス」や「スターソルジャー」、横スクロールタイプでは「グラディウス」や「サンダーフォース」などが有名です。

 

・フライトシューティング(3D)

縦・横スクロールより少しあとの時代に多く見られたタイプで、画面に奥行き感があります。戦闘機による戦闘を扱うものが多く、「エースコンバット」シリーズや「スターフォックス」シリーズが知られています。

 

・ガンシューティング

プレイヤーが銃型の端末を持って敵を撃つゲームです。コンシューマー機向けに開発されたタイトルもありますが、アーケードゲームとして人気を得たタイトルが多数あります。「タイムクライシス」や「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」シリーズなどが代表的です。

 

・弾幕系シューティング

敵が雨のように弾を振らせてくる中で、かいくぐって撃破していくタイプです。1997年にリリースされた「怒首領蜂」のほか、「東方Project」は根強い人気をもっています。

 

シューティングゲームの魅力

ここからはシューティングゲームならではの魅力を解説します。

 

FPS、TPSの面白さとは

FPS、TPSは自分自身が戦っているような没入感や、高い臨場感を味わえるジャンルです。戦略や戦術を考え、対戦相手を倒すことに喜びがありますし、銃器の使用感もリアルです。

 

ソロプレイで楽しむこともできますが、連携が楽しめるチーム戦も魅力的です。また、プレイを続ける中で経験や技術を積み重ねて強くなっていく点でも人気があります。

 

さらに、一部のゲームで見られるPay to Win(課金するほど強くなるゲームシステム)の要素が少ないので、課金競争にならないことも人気を支えている理由でしょう。

 

達成感がありストレス発散になる

FPSやTPSは積み上げたスキルや経験、判断力やテクニックなどの要素が大きいので、勝利をつかんだ時に高い達成感があります。また、相手を倒して勝つというシンプルさもあって、ストレス発散にも向いています。

 

シューティングゲームの名作をご紹介!

この項目では、名作と呼ばれるシューティングゲームを紹介します。

 

ゼビウス

1983年にナムコがアーケード版をリリースして高い人気を獲得した縦スクロールシューティングゲームです。翌1984年にはファミコン向けソフトもリリースされ、当時は入手困難になるほど爆発的売れ方をしました。

 

「ゼビウス」とは敵軍の名称で、世界観の細かい設定があったことでもファンを熱狂させています。隠しキャラクターによる得点アップする仕組みや、当時としてはビジュアル面で抜きんでていたことなどで話題にもなり、「のちの文化に影響を与えた」とすら言われる作品です。

 

グラディウス

1985年にコナミがリリースしたシューティングゲームです。アメリカやヨーロッパでも高い人気を獲得しており、それ以降のシューティングゲームに影響を与えた作品としても知られています。

 

ゲーム中にパワーアップアイテムを獲得するとスピードアップしたり、攻撃力がアップしたりする仕組みも人気の秘訣となりました。

 

ツインビー

1985年にアーケード版がコナミからリリースされ、翌1986年にファミコン版が発売されているので、前述のグラディウスと同時期にアーケードとファミコンの両方でプレイされたゲームです。

 

ゼビウスやグラディウスが硬質なSF感を持っていたことに対して、ツインビーは敵が野菜や果物の形状をしているなど、かわいらしさが盛り込まれていました。また、プレイヤー2人で協力プレイができた点も画期的で、連携すると単機では不可能な攻撃が可能となるなど多数の工夫が盛り込まれています。

 

スプラトゥーン

スプラトゥーンは2015年5月に任天堂Wii U向けのソフトとしてリリースされています。ジャンルとしてはTPSに分類されていますが、銃の打ち合いではなくインクを掛けあうゲームなので、ゲーム内で死者やケガ人が出ない平和さが特徴です。またキャラクターや配色もポップなので、続編も含めて幅広い年齢層にプレイされています。

 

地球防衛軍5

2017年12月にディースリー・パブリッシャーからリリースされた3Dアクションシューティングゲームです。アリやクモに似た宇宙からの侵略生物と生身の人間が対戦する、というスタイルで、高い臨場感があります。さらに、ドラマ性の高さや武器選択の自由度の高さなど、プレイする際の魅力も豊富です。

 

ACECOMBAT7 SKIES UNKNOWN

2019年にバンダイナムコエンターテインメントからリリースされたエースコンバットシリーズのナンバリングタイトルです。エースコンバットシリーズでは、実在の戦闘機が登場するものの国家や大陸はフィクションで、ゲーム内の敵や戦争も全て架空のものです。とはいえ設定が細かく作りこまれていて、リアルな世界観が魅力です。チームデスマッチやバトルロイヤルなどのオンライン対戦もできるので、臨場感のある空中戦を楽しむことができます。

 

シューティングゲームはどう選ぶ?

ここからはシューティングゲームの選び方について解説します。

 

好みのシューティングで選ぶ

ひとくちに「シューティングゲーム」と言っても、ここまで解説してきたように多数のジャンルがあります。そのため、まず当コラムの「シューティングゲームの種類」を参照して、ジャンルから選ぶと楽しみやすいでしょう。

 

プラットフォームで選ぶ

プレイのしやすさを考えるなら、普段使っているプラットフォームで楽しめるタイトルを選ぶことをおすすめします。

 

また、普段使いのプラットフォームにこだわらないのであれば、プラットフォームごとの特徴を踏まえて選定しましょう。本格派ならPC向けゲーム、種類の多さを優先するならPlayStationで遊べるタイトル、通勤などの移動中に楽しむならiOSやAndroid対応のゲームを探してみてください。

 

スクロールの要素で選ぶ

シューティングゲームはスクロール方向で特徴があるので、スクロール条件から選択する手もあります。近年のタイトルなら、縦スクロールは弾幕系、横スクロールならストラテジー系が多いです。

 

オンラインプレイの有無(マルチプレイ対応)で選ぶ

ゲームが用意したNPCではなく、オンラインで友人対戦をしたい人は、「マルチプレイ対応」のタイトルを選ぶとよいでしょう。

 

グラフィックで選ぶ

グラフィックにこだわるなら、やはり新しいタイトルがおすすめです。近年の作品ならPR動画や実況動画も豊富ですから、事前にチェックしてみてください。

 

ゲームテイストの違いで選ぶ

自分にあうゲームを探す場合、絵柄や雰囲気などのテイストも重要な要素です。これについてもPR動画や実況動画を確認することをおすすめします。

 

操作性で選ぶ

細かい操作でテクニックによる勝利を望む人ならFPSやTPSがおすすめですが、あまり細かい操作をせずにプレイしたいときは弾幕シューティングゲームをおすすめします。

 

まとめ

シューティングゲームの定義や概要、歴史やジャンルなどをまとめました。

 

シューティングゲームはジャンルが細分化しているので、知識がないと選びにくいですから、複数の着目点から自分にあうシューティングゲームを選ぶ方法も記載しています。ぜひ当コラムを参考にして、好みにあうシューティングゲームを選んでください。

 

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シューティングゲームは幅広く人気があるので、「自分も開発に参加したい」と思っている人も多いでしょう。

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