モバイルの利用時間がまたも過去最高を更新 2021年のモバイル利用時間は3.8兆時間に達するとApp Annieが発表

 

アプリ市場データプラットフォームを提供するApp Annie Japan 株式会社(アップアニー社、本社:サンフランシスコ市、代表:Ted Krantz)は本日、2021年に消費者がモバイルに費やした時間が過去最高の3.8兆時間に達したことを発表しました。モバイルの支配的な状況が続いていることを受け、 同社は「モバイル市場年鑑2022」で、世界がどのようにモバイルに移行し続けているかについて、いくつかのトレンドを明らかにしました。

 当社最高経営責任者のセオドア・クランツは以下のように述べています。「モバイルは史上最高のデバイスであり、将来の主力デバイスとなるでしょう。滞在時間、ダウンロード数、収益など、ほぼすべてのカテゴリーでモバイルが記録を更新し続けており、大画面デバイスは徐々に衰退しています。」

 

モバイル起点のライフスタイルが広く浸透したことを受け、2021年は記録的な年となりました。上位10カ国のモバイル市場では、1日あたり4.8時間という驚異的な時間がモバイルに費やされています。消費者がアプリに費やした金額は1,700億ドルとなり、昨年から19%も増加しています。アプリのダウンロード数は前年同期比5%増の、2,300億ダウンロードに達しました。

 

その他のポイント:

●アプリパブリッシャーは新たに200万本のアプリおよびゲームをリリースし、累計で2,100万本に到達
●マッチングアプリへの消費支出が世界的に急増し、42億ドル(約4800億円)を超過(2019年比55%増)
●ショッピングアプリの利用時間は1,000億時間に達し、前年比18%増。ファストファッション、ソーシャルショッピング、大型店が牽引
●モバイルゲームは、ハイパーカジュアルゲームの人気が追い風となり、15%増の1,160億ドル(約13兆円)に成長
●IDFAの取得が制限される中でも、広告費は前年比23%増の2950億ドル(約34兆円)に達し、来年には3500億ドル(約40兆円)を超える見込み

 

●消費支出が1億ドル(約115億円)以上のアプリ数は20%増加

 

●TikTokの台頭(中国を除く全世界で90%の増加)により、モバイルの消費時間の70%は、ソーシャル、写真、ビデオのいずれかのアプリに
●フード&ドリンクアプリは1,940億セッションを記録し、新たなマイルストーンに到達(前年比50%増)

 

●メタバースの影響で、主要アバターアプリが前年比160%の飛躍的な成長

「モバイルは、バーチャルであれ、対面であれ、  私たちの距離を縮めてくれます 」とクランツ氏は語ります。「モバイルでは今後、ユーザー自身が作る没入型エンターテインメント体験が更に拡大するでしょう。ユーザー達は映画を見るのではなく、映画に出演するようになるのです。」

今年のモバイル市場年鑑レポートでは、大手ブランドやアプリパブリッシャーがゲーム、フィンテック、小売、ソーシャル、ビデオなどの分野で最適なパフォーマンスを発揮するためのマクロトレンドを明らかにしています。

レポートの全文は下記のリンクよりご参照ください。
https://www.appannie.com/jp/go/state-of-mobile-2022/  

 

 

提供元:PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000011276.html