TYPE-MOON代表のイラストレーター、武内崇とはどんな人?経歴についてご紹介!
Fate/Grand Order、月姫、MELTY BLOODなどの制作、イラストを担当したクリエイター、武内崇氏について、会社設立までの経歴や手掛けた作品について解説していきます!
武内崇とは?
武内 崇氏は、イラストレーター兼同人作家で、有限会社ノーツのゲームブランドであるTYPE-MOON代表と、同社の代表取締役を務めています。
本名は竹内 友崇という名前ですが、アニメ製作の際には名義を使い分けており、キャラクター原案などの原作活動は武内名義、プロデューサーなどのアニメスタッフとしての活動は竹内名義となっています。
経歴
1973年に千葉県で生まれた武内氏は、漫画家、CGグラフィッカー、ゲーム制作会社と様々な活動を経ています。
漫画家時代には、第3回エニックス21世紀マンガ大賞で佳作、月刊少年キャプテンの「TOKUMAコミック大賞」募集ページにイラスト掲載、月刊少年ガンガンWINGで『勇者部ただいま活動中!!』などの作品を残しましたが、漫画家として定着するには至りませんでした。
その後ゲームソフト会社のコンパイル社でCGグラフィッカーを担当、アーケードゲーム開発会社のライジングでは格闘ゲームのモーションデザインを担当した後、友人で『月姫』シリーズのシナリオライターとしても知られる奈須きのこ氏と、同人サークル「竹箒」を結成します。
2000年にはコンパイル社の同僚であったプログラマー清兵衛、作曲家のKateが加わり、同人サークル「TYPE-MOON」を結成すると、グラフィック総数約400枚にも上る作品、『月姫』を制作します。2004年にTYPE-MOONを法人化する形でゲーム制作会社「ノーツ」を設立。同じくして武内氏が代表に就任しています。
TYPE-MOONとは?
TYPE-MOONは、2000年から2003年にかけて活動していた同人サークルで、現在は有限会社ノーツのゲームブランド名になっています。ちなみにノーツという名前は、奈須きのこ氏の招請つ、『Notes.』に由来しており、TYPE-MOONは度々、英語を直訳した「型月」という通称で呼ばれることもあります。
2000年に『月姫〜半月版〜』を発売し、同年には完全版のビジュアルノベル『月姫』を発売。2001年には『月姫』のアドオンディスク『月姫PLUS-DISC』と、ファンディスク『歌月十夜』を発売したのち、2002年には渡辺製作所との共同制作の対戦型格闘ゲーム『MELTY BLOOD』をリリースしました。
2003年からは商業ゲームメーカーに移行し、『Fate/stay night』や『フェイト/タイガーころしあむ』を発売。
そして2015年にはスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』がリリース。同作はアニメ、マンガ、舞台、小説など幅広いメディアミックス展開が行われる大ヒットコンテンツになりました。
2021年には、PlayStation 4、Nintendo Switch専用ソフトの『月姫 -A piece of blue glass moon-』が、2008年のPC版発売から20年余を経てのコンシューマ初移植としてディライトワークス株式会社から発売されました。
武内崇が手掛けた主なゲーム作品
『月姫』シリーズ
『月姫』は、奈須きのこ氏がシナリオ担当、武内崇氏がグラフィック担当として発売されたゲームで、カラーは「夜の青」をイメージとしています。
2000年12月29日より東京国際展示場にて開催されたコミックマーケット59にて初めて発売されたこの作品は、シナリオ枚数原稿用紙5000枚、グラフィックの総数500枚以上の大作となり、世界観を始めとする駒かあな設定から話題を呼びました。特にコミケ終了後には来場者から大きな評判を呼び、同人ゲームとしては異例のヒット作となりました。
その後TYPE-MOON10周年記念として、『月姫 -A piece of blue glass moon-』が発売。その後2021年にNintendo Switch、PS4版へ移植されています。
『Fate/Grand Order』
『Fate/Grand Order』は、TYPE-MOONによるゲーム作品『Fate』シリーズのひとつとして制作されているスマートフォン向けRPGです。略称でFGOと呼ばれています。
2004年から発売が開始した、『Fate/stay night』や、『Fate/Zero』・『Fate/EXTRA』・『Fate/Apocrypha』・『Fate/Prototype』などに登場するキャラクターが本作でも登場し、プレイヤーは7つの聖杯検索を、マスターとして多数のサーヴァントを駆使して攻略していきます。
2014年に制作が発表され、2015年から正式にサービスが開始された本作。ストーリーは1部柵、1.5部作、2部作となっており、リードキャラクターデザイナーを武内崇氏、全体構成・総監督を奈須きのこが務めています。
2019年上半期の売り上げは世界2位の約677億円。2021年の売り上げは約146億円と低下したものの、3年以上売上を上げるのが難しいと言われるスマホゲームの中でも高い水準を保っています。
まとめ
FGO、月姫などを手掛けたTYPE-MOON代表の武内氏について解説していきました。同人ゲームとして異例のヒットを記録したTYPE-MOONは、新作「魔法使いの夜」の劇場アニメ化が決定しています。今後の動向も是非チェックしてみて下さい!
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