テレビゲームブームの火付け役『ファミリーコンピューター』について、歴史と現在の発売ハードについて解説!

日本におけるテレビゲームブームを作りだしたゲーム機『ファミリーコンピューター』。ファミコンの略称で愛され、1983年に任天堂株式会社から発売されて以降、今日でも愛されるゲームタイトルが続々と登場しました。本記事ではそんなファミコンの歴史と魅力について、さまざまな要素から解説していきます!

ファミリーコンピューターとは

ファミリーコンピューターは、1983年に任天堂株式会社から発売された据え置き型ゲーム機の名称です。それまでにリリースされたゲーム機と違い、手ごろな価格(当時の発売価格は14,800円)でゲームセンターにあるようなゲームができるというコンセプトで開発されました。
ハードウェアには、当時画期的であった8ビットCPUをもち、ソフトの供給媒体には半導体チップを組み込んだカートリッジが使用されました。

 

当時はコンピューターゲームの歴史における”第三世代ゲーム機”の時代。
セガが発売した「SG-1000」、「セガ・マークIII/マスターシステム」や、アタリ社による「Atari 7800」など名だたる有名ゲーム機が並ぶ中、「ファミリーコンピューター」の累計出荷台数は、日本1,935万台、アメリカで3,400万台、その他の国で856万台で、全世界累計で6,191万台の売り上げを記録しています。

ファミリーコンピューターの数々の名作

ファミリーコンピューターの売り上げには、言わずもがな多くのヒットタイトルが影響しており、現在でも語り継がれています。

『スーパーマリオブラザーズ』

1985年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』。スーパーマリオ、スーマリの愛称で呼ばれた横スクロール型アクションゲームであり、『スーパーマリオ』シリーズの原点ともいえる作品です。

 

それまでのアクションゲームでは、敵に”触れると”ダメージを受けるというフォーマットが一般的でしたが、『スーパーマリオブラザーズ』において、敵を踏んで攻撃する、防御するという新たなアクションが採用されたことにより、シンプルながらファミコンソフトの中でも空前の大ヒットを記録。日本国内で681万本、全世界4,024万本を販売しましたが、日本国内の単体としてのゲームソフト売上では、2020年の『あつまれ どうぶつの森』登場まで破られる事が無かった記録でした。

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、1988年に、当時のエニックス社により発売されたRPG。『ドラゴンクエスト』シリーズの3作目として登場しました。
発売日が平日だったにもかかわらず、前日には販売店の前に徹夜の行列が出来るほどの社会現象にもなり、その影響の大きさから次作以降の発売日を休日にするなどの対応がされました。
キャラクターの名前や職業などを自由に選択できる「キャラクターメイキング」のシステムを初めて取り入れた作品として話題を呼び、出荷本数は約380万本を記録しました。

スーパーファミコンの登場

ファミリーコンピューターの発売から7年後の1990年。ファミリーコンピューターの後継機として、『スーパーファミコン』が登場しました。

 

ファミコン販売時と類似して、1990年当時はいわゆる第四世代ゲーム機の時代。ハドソンと日本電気ホームエレクトロニクスにより開発された「PCエンジン」、セガエンタープライゼスが発売した「メガドライブ」の隆盛もありましたが、後発であるにもかかわらず、スーパーファミコンはファミコンに続き、当時の据え置き型ゲーム機の中でも最多出荷台数を記録しています。(全世界累計出荷台数4,910万台)

 

機能面も大幅にアップデートを行っており、CPUはファミコンの倍で16ビットCPU、32,768色から選択可能な16色のカラーパレットを搭載するなど、同じ時代のゲーム機の中でも一線を画すスペックを持ち合わせており、表示速度や音楽の処理能力も格段に向上しました。

 

『スーパーマリオカート』、『スーパードンキーコング』、『ストリートファイターII』等、現在でもリメイクを重ねる名作が登場。
本体機としても、「スーパーファミコンジュニア」、「スーパーファミコンボックス」と、さまざまなバリエーションが発売されています。

復刻版:ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

ファミコン、スーパーファミコンだけでなく、これまでにNINTENDO64、Wiiと多種多様なゲーム機を発売した任天堂でしたが、2017年にはスーパーファミコン用ソフトを内蔵した「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」を発売しました。

 

本体はコンパクトな手のひらサイズで、十字キーと4色のボタンで構成されたコントローラーはそのまま。幻の名作『スターフォックス2』や、『スーパーマリオヨッシーアイランド』など、厳選された21タイトルが収録された、スーパーファミコンの復刻版です。

 

本作発売前には、同じ復刻版の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売されていますが、前作と比べてリプレイ機能が付いていたり、アナログテレビモードも90年代風に刷新されたりとアップデートされています。

まとめ

家庭用ゲームの礎を築いた「ファミリーコンピューター」について、歴史やシリーズ毎の魅力について解説していきました。現在も任天堂株式会社から、数々のヒット作がリリースされていますが、これほどまでに社会現象と話題を巻き起こしたゲーム機は今後も中々現れる事は無いでしょう。
本記事の様に、普段遊んでいるゲームやゲーム機の歴史、当時の状況等を調べていくと、また違うゲームの楽しみ方が出来るかもしれません。

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