キングダム ハーツ シリーズを手掛けたクリエイター野村哲也とはどんな人?これまでの経歴についてもご紹介!
スクウェア・エニックスの大ヒット作品『ファイナルファンタジーVII』、『キングダム ハーツ』の制作を手掛けたクリエイター野村哲也。本記事では野村氏の経歴とこれまでに手掛けた作品について解説していきます!
目次
野村哲也とは?
野村哲也は、高知県出身のゲームクリエイターです。株式会社スクウェア・エニックスの第1制作部所属。に所属し、『ファイナルファンタジーVII』、『キングダムハーツ』等の作品をこれまでに手掛けています。
これまでの経歴
1970年に高知県で生まれた野村氏は、小さいころからスケッチブックに絵を描いて遊んだり、絵画的な絵よりもキャラクターや空想寄りのイラストを好んで描いていたそうです。高校時代に、日本の漫画家である天野喜孝によるスクウェア社の求人広告を見て衝撃を受け、いつか自分もスクウェア社に入社する事を志します。
高知県立岡豊高等学校を卒業後、18歳で上京してデザイン系専門学校に入学し広告デザインを学んだ後の1991年に当時のスクウェア社に入社。入社後初めての仕事は、『ファイナルファンタジーIV』のデバッグ業務でした。
その後、『ファイナルファンタジーVI』の企画会議において、野村氏が考案したキャラクターの設定とイラストが目に留まり、同作のキャラクターのデフォルメデザインの原画を担当することになります。
『ファイナルファンタジーVII』では天野喜孝の後を継いでキャラクターデザインやストーリー、バトルシステムについても担当する事で業界にその名が広がり、自身が初めてディレクターを務めた『キングダム ハーツ』でもキャラクターデザインを担当しています。
イラストレーター・デザイナーとして
野村哲也氏の作風として、モノトーンの作品や当時流行っていたクロムハーツの様にシルバーアクセサリーを模したキャラクターが多い事が挙げられます。
また基本的にキャラクターデザインは一筆書きを信条としていますが、本人のお気に入りキャラクターである『ファイナルファンタジーVII』のクラウド、『キングダム ハーツ』のソラ、『ファイナルファンタジーXV』のノクティスについては一筆書きでは無く熟考の上イラストを担当していました。
一般的なRPGのキャラクターにある、既存の歴史背景やバックボーンを引用する事はせず、全てオリジナルで作成しているという特徴も上げられます。
ディレクターとして
2002年に野村氏が初めてディレクターを務めた『キングダムハーツ』シリーズは、全世界で600万本以上の大ヒットを記録します。
また、2002年度の「ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード」、2006年の「ファミ通アワード」等数々の受賞歴を持っており、『キングダムハーツⅡ』では最優秀クリエイターにも選ばれました。
キングダムハーツについてはゲーム制作だけでなく、グッズのデザインや監修にも関わるなど作品全体の統括を担当。現在『キングダムハーツ』シリーズは累計売上本数が3300万を越えており、スクウェア・エニックスの看板ゲームとして世界にもその名をとどろかせました。
野村哲也がこれまで手掛けたタイトル
『ファイナルファンタジーVII』
野村氏がキャラクターデザイン、ストーリー原案を担当した『ファイナルファンタジーVII』は、ファイナルファンタジーシリーズの7作目にあたる作品です。
PlayStation用ソフトとして発売され、発売3日間で200万本以上の売り上げを記録。当時の総出荷数は300万本を超えています。
野村氏は本作に登場する主人公、クラウド・ストライフのキャラクターデザインを担当しており、クラウドはファイナルファンタジーシリーズの人気キャラランキングでも常に上位に位置しています。
これまでのリメイク作品などを含めると、1280万本以上のメガヒットを記録した本作。野村氏が一躍業界でも注目されるきっかけにもなった作品です。
『キングダム ハーツ』
野村氏の初ディレクター作品である『キングダム ハーツ』。ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーション作品である本作は、2002年の発売後の現在でもシリーズ作品が登場しています。最近では、任天堂株式会社の『大乱闘スマッシュブラザーズ』のラストファイターとして、主人公のソラが選ばれたこともあり話題になりました。
アクションRPGゲームでありながら、ディズニー作品の様々なキャラクターが登場する事から、ファイナルファンタジーシリーズファンのみならず、ゲームを普段しない女性ユーザーにも愛されている本作。シリーズ累計3300万本を突破しており、野村氏はディレクターだけでなく、企画立案、シナリオ原案、コンセプトデザイン、キャラクターデザインなど幅広い工程を手掛けています。
まとめ
キングダムハーツシリーズを手掛けた野村哲也氏について解説していきました。
本記事で紹介した『ファイナルファンタジーVII』、『キングダム ハーツ』だけでなく、現在でも多くの作品のディレクションやデザインに携わっているので、是非野村氏が手掛けた作品をプレイしてみて下さい。
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