【SIP Global Partners】164億円の1号ファンド一次募集完了

 

SIP Global Partners(読み: エス・アイ・ピー・グローバルパートナーズ)(所在地:東京・ニューヨーク)は、約164億円*(1億5,000万ドル)の1号ファンドの一次募集約82億円*(7,500万ドル)の調達を完了しました。

 

ポートフォリオは、日本を中心としたアジア展開を希望するネクスト・ユニコーン候補の米国スタートアップ で、“PCの父”アラン・ケイのインキュベーションプロジェクトである、次世代インターネットのネットワークOSをソフトウェア化している「Croquet(読み:クロケー)(ロサンゼルス)」、5Gインフラ技術「Parallel Wireless(読み:パラレル・ワイヤレス)(ボストン)」、ホログラム技術活用ARプラットフォーム「Tilt Five(読み:ティルト・ファイブ)(シリコンバレー)」を含む米国スタートアップ5社です。

 

共同投資家には「Shopify」「Twitch」「LinkedIn」出資の Bessemer Venture Partners、「Epic Games」はじめゲーム/eスポーツ分野への出資で著名なBITKRAFT、「Lyft」「Reddit」「Beyond Meat」出資のCollaborative Fund、YouTube創業者のチャド・ハーリー氏、ハーバードビジネススクールのマイケル・ポーター氏などが名を連ねる。米国トップレベルの優良投資家エコシステムを活用し、グローバルコネクテッドエコノミーを加速させる米国スタートアップの日本市場展開を経験豊富なクロスボーダーの投資家、オペレーター、テクノロジストから成る精鋭チームで強力に推進します。

 

 

ファンドの特徴

当ファンドは、独立系クロスボーダーベンチャーキャピタルのSIP Global Partnersがゼネラルパートナー(GP)として運用する164億円*規模のファンドです。日本の事業会社および金融機関を対象としております。
一次募集では東証一部上場のグローバルIT企業がリミテッドパートナー(LP)として参画し、既に50%の調達を完了しています。

 

ポートフォリオは、今後加速するグローバルコネクテッドエコノミーを牽引する米国スタートアップで、グローバル展開の重要拠点として日本市場を優先しています。
これらのスタートアップの日本展開を確実なものとするために、SIP Global Partners精鋭チームがテクノロジー業界における30年超のクロスボーダーな経営、投資、エグジット経験を活かしてスタートアップ企業の価値を日本市場で最大化させます。

 

ポートフォリオ5社企業紹介

AR/VR/XR、5Gインフラ技術、オンラインコラボレーションなど日本のグローバル企業のクリエイティビティ・プロダクティビティ・セーフティを加速させるスタートアップがSIP Global Partnersの投資重点領域です。
また、全てのポートフォリオの共通点として、日本市場をグローバル展開の重要拠点として優先している点も特徴です。

 

1:AR/ウェブインフラ「Croquet」(読み:クロケー)(ロサンゼルス)

“PCの父”アラン・ケイがアドバイザーを務めるCroquetは5G普及後のARやMMO(Massively Multiplayer Online大規模多人数型オンライン)コンテンツ作成の鍵となるオープンソースの次世代ブラウザベースOSを開発しております。
第一弾商業化プロダクトとしてオンラインコラボレーションツール「Croquet Greenlight」が実用化間近です。
ダウンロード不要、セキュリティ堅牢性が高くバーチャルデスクトップのシェアが可能なので圧倒的にインタラクティブなオンラインコラボレーション体験が実現できます。
既に日本でも研究会ユーザーグループが立ち上がり今後の普及が期待されます。

 

 

 

創業者は仏ユビソフトに買収されたRed Storm Entertainmentの元CEOであり、米国ロッキードマーチンの元CIOでもあるデイビッド・スミス氏。
GAFAに取って代わることが期待されるオープンソーステクノロジーを有し、5G運用開始におけるコアプラットフォームとして通信機器業界から注目されています。

 

Croquet Greenlight
Croquet研究会_5G/AR Live Collaboration

 

2:5Gインフラ技術「Parallel Wireless」(読み:パラレル・ワイヤレス)(ボストン)

Parallel Wirelessを率いるスティーブ・パパ(CEO兼共同創業者)氏はEndecaを始め複数のユニコーン企業創業者であり米国の5G業界のリーダーの一人です。
5Gインフラ業界初の統合型ALL G(2G/3G/4G/5G)・WiFi6 対応ソフトウェア&ハードウェアを有し、OPEN RAN(基地局のオープン化を目指した規格)を牽引しており、世界最大規模の携帯通信関連展示会Mobile World Congress 2020のGLOMO(Global Mobile)Awardで2つの賞を受賞しました。
2035年までに5Gによってもたらされる経済効果は13.2兆ドル**に拡大すると見込まれております。
Parallel Wirelessはその普及の鍵を握るコアテクノロジーとなる事が期待され、既に世界各国の大手通信事業者 Vodafone(ヨーロッパ、アフリカ)、Telefonica(中南米)、Orange(フランス)、BT(イギリス)、Etisalat(中東)などとプロジェクト進行中です。

 

 

3:AR/ゲーム「Tilt Five」(読み:ティルト・ファイブ)(シリコンバレー)

世界初のホログラム技術を用いたARプラットフォームを開発したTilt Fiveの創業者は、Apple CEOティム・クック氏とZoom CEOエリック・ユアン氏と共に「Next Reality’s 30 People to Watch in Augmented Reality for 2020」に選ばれ、世界をリードするコンピューターチップ&トイ開発者のジェリー・エルズワース氏です。
HTC VIVE VRヘッドセット開発のコアメンバーとしても活躍した彼女が率いるTilt FiveはクラウドファンディングKickstarter登場17時間後に目標調達額45万ドルに達し、最終的に170万ドルを突破したことで話題になり、シリーズAラウンドでは目標調達額以上の需要がありました。
共同投資家は「Fortnite」が人気のEpic Gamesなどゲーム/eスポーツへの出資で有名なBITKRAFT、Valve社の人気タイトル「Half-Life」制作のケン・バードウェル氏、ロジテック、StockXへ出資したGalaxy Interactiveです。
通常のARグラスはレンズに映像を表示させますが、Tilt FiveではARグラスに内蔵した小型型プロジェクターがゲーム盤に映像を投射することがユニークで、これからの5G時代のARゲームプラットフォームとして既にゲーム業界、通信機器メーカー始め世界中から注目を浴びています。

 

 

 

 

4:ブラウザベースのクリエイティブ・ソフトウェア「Fable」(読み:フェーブル)(ニューヨーク&東京)

パンデミック以降オンライン上でのコミュニケーション&コラボレーションが加速しています。
クリエイティブ市場ではFigma、Canvaなどが急速に勢いをつけており、既存のダウンロード型クリエイティブソフトウェアを凌ぎ始めています。
Fableも既存のクリエイティブソフトウェアに取って代わるプラットフォームとなる可能性があります。
ブラウザベース、ノーコードでアニメーション、動画作成が行えるFableはプロのコンテンツクリエイターはもちろん、いままで価格面で参入障壁があった興味関心層、初心者もユーザーとして参画できる大きな市場が期待されます。
2020年7月に正式ローンチし、既にトップクリエイター、デザインエージェンシー、大手企業のデザイナーなどがプラットフォームを利用中です。
利用したいユーザーに対してはウェイティングリストへの登録も受け付けております。

 

 

 

5:働く現場のためのIoTプラットフォーム「Kinetic」(読み:キネティック)(ニューヨーク)

最先端技術を搭載したウェアラブル端末が工場などで働く人と物、その距離や接触頻度などをモニタリングし、安全性と生産性に寄与する現場環境データを収集し、怪我の原因となる体勢を察知・警告します。
導入企業はPepsiCo、Iron Mountain、AIG損保などで、Kinetic使用前と比較して、勤務中の怪我による就業不能日数が年間で88%減少(調査対象者:13の現場で働く従業員500名)するなど既に効果を実感する企業が増えています。
2020年には年間の売上高が前年度比4倍強となり、見込顧客にはFortune 500企業が多数含まれ、人体エルゴノミクス情報のAI分析で保険会社との連携も進めてます。

 

 

 

 

SIP Global Partners精鋭チーム

SIP Global Partnersでは投資リスクを徹底的に排除する独自の全方位デューデリジェンスと、投資後のスタートアップの価値最大化を得意とします。
東京・ニューヨーク・ボストンを拠点とする投資チームはテクノロジー業界における30年超の経営、投資、エグジット経験を持ち、ポートフォリオの価値を最大化させます。

 

齋藤茂樹:創業マネージングパートナー

米国ネットスケープ・コミュニケーションズの日本市場ポータル・ビジネスを統括した経験をはじめ、デジタルガレージ(TYO: 4819)では、大企業とともに新規事業を立ち上げる手法「スポンサード・インキュベーション」を開発。
公開期の中心メンバーで公開後は代表取締役としてカカクコム(TYO: 2371)ほかグループ事業全般を担当。
Japan Venture Capital Association(JVCA)元理事。

 

Justin Turkat(読み:ジャスティン・ターカット):創業マネージングパートナー

日系ベンチャー投資会社CIO、マルチ決済端末を提供するロイヤルゲート(大和ハウス工業によって買収)ボードメンバー、 GlassView Japan 元CEO、米大手音楽レーベルEMI Music顧問などを歴任し、グローバル展開にフォーカスしたテック系スタートアップの投資、ジョイントベンチャーの立ち上げ、オペレーションまで多数実行。

Matthew Salloway(読み:マシュー・サロウェー):創業マネージングパートナー

グローバルトップティアのファミリーオフィスCEO、VC投資を統括した経験と、法律顧問、アドバイザーを務めた数十億ドル規模のM&A案件多数。
グローバルVCとの共同投資実績多数の経験豊富なVC投資家。
ハリウッド映画プロデューサーでもあり、『スーパー・チューズデー正義を売った日』『大統領の執事の涙』などが代表作。

 

Jeffrey Smith(読み:ジェフリー・スミス):ゼネラルパートナー

米国、ヨーロッパ、アジアにおいて上場・非上場テクノロジー企業10社以上のCEOを歴任し、15か国、計30件以上のクロスボーダーM&Aの実績を持つ。
数々の企業の成長とエグジットを手掛けてきた、35年以上の経験を持つオペレーターであり投資家として、当ファンドの足下を固める。

 

また、アドバイザリーチームにはシリアルテックユニコーンファウンダー、Intelのソフトウェア部門トップやDeutsche Telecom CIOを歴任したテクノロジストが在籍し、当ファンドの技術面でのデューデリジェンスの精度を確かなものとしております。
国内では、元最高裁判所判事で濱田松本法律事務所創業者(後に合併し、森・濱田松本法律事務所となる)の濱田邦夫氏もアドバイザーとして名を連ね、SIP Global Partnersのリーガル面での信頼性を高めております。

 

(注釈)
*2021年3月15日時点の為替レートに基づく
**IHS Markit The 5G economy(2019)

 

■お問合せ
SIP Global Partners
東京都港区南青山1-2-6 ラティス青山スクエア2F
445 Park Avenue, 21st Floor, New York, NY 10022
info@sipgp.com

 

提供元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000077746.html