面白いゲームとは美しいゲーム?『MeltLand』が与えてくれる心地よいプレイング


面白いゲーム、いつまでも遊べるゲームというと、ついついゲームシステムやリアリティのあるキャラクターやグラフィックの追求に意識を奪われてしまいがちです。

 

しかしゲームの面白さの要素は、一般的に考えられているほどシンプルなものではありません。

『MeltLand』のように、時にはユニークなアプローチから面白いゲーム作りを試みることも重要です。

 

液体金属ゲームの『MeltLand』

『MeltLand』は、隆起する液体金属をうまく操りながらゴールを目指すパズルゲームです。

公式サイト:http://hacoapp.com/meltland/

 

液体を操るパズルゲーム

正確に言えばその液体の物質が何なのかはわからないのですが、その透明度の低さはまるで液状化させた金属やアクリルを彷彿とさせます。

 

プレイヤーはこのステージを構成する液体を操作して、ボールをステージ外へ落としてしまわないよう、ゴールへと導いていくことが目的です。

 

リキッドでツルツルとした表現が目立ちますが、実際の操作感もまさに見た目通りといって過言ではないでしょう。

手のひらですくった水をこぼさずに持ち歩くような非常にデリケートな扱いが必要になるため、最初はその独特の操作感に苦労する人も多いかもしれません。

 

また、基本プレイは無料ですが、無料版はライフ制限があり、あまり何度もミスをしてしまうとすぐゲームオーバーとなってしまいます。

とは言えライフ無限の有料版も、500円程度で購入することができるので、ライフ制が大きなストレスとなることはないでしょう。

 

シンプルでクラシックな遊びごこち

MeltLandは見た目こそユニークなビジュアルをしていますが、遊びごこちそのものは、昔懐かしのボール転がしゲームそのものと言えます。

 

ボール転がしゲームといえば、多くの人が子供の頃に遊んだり、あるいは自分で作ったことがあるかもしれません。

スタート地点とゴール地点が用意されている箱を作り、その中に壁や仕掛けを設けて、箱を傾けながらボールをゴール地点まで運ぶという遊びです。

 

MeltLandが特徴的なのは、液体を隆起させてボールを移動させるというプレイスタイルです。

従来のボール転がしは、ステージ全体を傾けることでボールを運んでいました。

一方、MeltLandの場合はステージを傾けるのではなく、ステージそのものの形状を変化させることでボールを運びます。

 

まさに3Dゲームという仮想世界ならではのアイデアともいえますが、ただ元をたどればMeltLandもまた昔懐かしいボール転がしの一種と言えます。

ビジュアルにとても未来的な印象を受けるかもしれませんが、一度遊んで見れば、どこかで味わったことのある懐かしい感覚を取り戻すことができます。

 

『MeltLand』がもたらす現代的なゲームプレイング

ゲームそのものは古典的ですが、一昔前のゲームと一線を画しているのが、やはりそのビジュアルの美しさにあるでしょう。

 

静止画では伝わらない映像美

ステージの液体を隆起させてボールを転がすと言葉で言っても、イマイチ伝わりにくい部分もあるかと思います。

まずは実際のプレイ映像を見てみましょう。

https://youtu.be/6mU6RKH80Mg

 

上のプロモーションビデオからもわかるように、MeltLandはとにかく液体のグラフィック表現に優れていることがわかります。

慣性や衝撃の伝わり方、持ち上げた時の隆起の仕方など、とてもリアルでスムーズな仕上がりになっています。

 

加えて、液体といえども少し固形としての感触が残っている様子も窺うことができます。

MeltLand(溶けゆく土地)という名称の通り、最初から液体だったというよりも、もともと固形だったものが液状化していったと見ることができそうです。

 

この微妙な液体表現をしっかりと3Dで表現できなければ、そもそもゲームプレイが成り立ちません。

スムーズなプレイに支障がないレベルで複雑なグラフィックを実現している点も、このゲームの面白さを支えている重要な要素です。

 

いつまでも遊んでいられる中毒性

MeltLandはボール転がしゲーム特有の中毒性もしっかりと押さえています。

そもそもこのゲームの難易度は、普通のゲームに比べてかなり高めに設定されているため、何度もミスを繰り返しながらクリアを目指すことが前提になっています。

 

その独特の世界観や操作性も相まって、初めは多くのミスを経験することになると思いますが、ご存知の通りボール転がしゲームは、その「あと少しでクリアできるのに」という射幸心をうまく刺激してくれるゲームです。

 

その感覚はMeltLandでも健在で、角ばった要素がない不安定なステージをうまく操る集中力が、このゲームの快感を何倍にも大きくしています。

 

心地よいグラフィックが人の心を捉える理由

『MeltLand』の立体的な液体の挙動は、多くの人にある種の快感をもたらしてくれる仕上がりとなっています。

そしてこれこそが、高難易度なゲームにありがちなストレスの緩和につながっているとも考えられるでしょう。

 

いつまでも眺めていられる=ストレスフリーの中毒性

MeltLandの特徴は、自らの手で液体を操るというゲーム性にあります。

液体というよりも半固形といったほうが正しいかもしれませんが、自分の操作やボールとの接触で、溶けたり跳ねたり膨らんだりしている様子をただ眺めているだけでも楽しいものです。

 

そもそも現実ではこのような現象に自分が触れることはおろか、目にすることも中々ないものです。

CG技術だからこそ目撃することのできる映像ですが、タッチスクリーンを通して自分がそれに触れ、自在に操ることができる快感は代え難いものがあります。

 

もちろんステージクリアがこのゲームの目的ではありますが、その独特の世界観はただ眺めているだけでも癒されるものがあると言えるでしょう。

 

単に楽しいだけでなく、リラクゼーションにも繋がる

MeltLandにはステージクリアという楽しみ方ももちろんですが、普段は触れることのないような柔らかいものに触れることができます。

 

私たちが普段生活している中で、柔らかいものに触れる機会というものはそう多くはありません。

大抵の場合はスマホやコンピューター、デスクのように、カチカチとした固形物が主流となっています。

 

そしてそれは、少しづつですがストレスとなっていくことも実感があるはずです。

人の温もりや動物、植物を身近に求めたちというのは、そういった日々の固形物から離れ、時にはソフトで柔らかなものに触れていたという願望も詰まっていると考えることができるのではないでしょうか。

 

MeltLandもまたスマホゲームである以上、本当に柔らかな触感を提供できるわけではありません。

それでも、現実離れした柔らかな表現をプレイヤーに提供することで、現代の人々に少しばかりのリラクゼーション効果を与える役割も果たしていると見ることができます。

 

おわりに

MeltLandはゲームシステムこそシンプルですが、そのグラフィックの美しさが何よりの特徴です。

逆を言えば、単純明快なゲームだからこそ、その液体のようなグラフィックの美しさに感動する余裕を、心に与えてくれているとも考えられるのではないでしょうか。

 

ライター名:Satoru Yoshimura

プロフィール:ライター。20年以上の付き合いがあるビデオゲームとアメリカ音楽をテーマとした活動が中心。「日本のゲーム音楽がヒップホップに与えた影響」などブログで公開中。

 

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