ゲーム会社(業界)の繁忙期とは?忙しくなる理由も解説
ゲーム業界というと「すごく残業が多いのでは?」「しょっちゅう徹夜作業をしている」、といったネガティブなイメージもあるかもしれません。
ゲーム業界に憧れはあるけどあまりにも多く働くのは嫌だな、という人も多いでしょう。
そこでこのコラムでは、ゲーム会社への就職、転職を考えている人に向けて、具体的にいつ頃、どの程度忙しいのかを解説します。
目次
1. 一般的な会社の繁忙期
ここではまず、ゲーム業界以外の一般的な会社の繁忙期について簡単に解説します。
後から説明するゲーム業界の繁忙期との比較対象にしてください。
1-1. 商社
「商社」と言っても忙しさは職種によって差があります。
とは言え、商社というと営業マンのイメージが強いので、まず営業職の人から解説しましょう。
商社の営業職が忙しいのは、月末などの売り上げの締め日前や、四半期、決算前などの数値目標達成が問われる時期です。
ただし、扱っている物品の性質で変わるので一概に言えない面があります。
例えば短納期の商品を扱う営業であれば、商談から売上計上までのサイクルが早いので、月末付近など締め日の近くまで目標達成に向かって努力することもあるでしょう。
一方、巨大建築物や設備などの大きなものを扱う営業であれば、年単位の営業が必要な場合もあるので繁忙期が不明瞭な場合もあります。
また、商社でも経理で働いている人なら、月末などの社内の締め日付近や決算直前、または四半期ごとに忙しいことが予想できます。
1-2. 飲食店などのサービス業
飲食店などのサービス業も業態によって異なることが多いでしょう。
宴会ができてお酒を扱う居酒屋系の店であれば、忘新年会がある年末年始や歓送迎会がある3~4月が最も忙しいでしょう。
扱う料理によって繁忙期が変わることはありますが、多くの飲食店で連休や行事が少ない2月は売上が少ないとされています。
また、不動産や引越し業などは、入学、卒業、就職などが多い3~4月が一年の中で最も忙しい時期として知られています。
他には、宿泊や移動を扱う旅行関係であれば、長期の休みがある年末年始や夏休み、ゴールデンウイーク近辺に仕事が集中しますし、飲み物を扱う業界であれば夏が繁忙期に当たります。
2. 開発or運営で繁忙期は異なる
ゲーム業界では過去には売り切りタイプのタイトルが多かったことから、クリスマス商戦に間に合わせるために11~12月に繁忙期がありました。
しかし、ゲーム業界全体としてはソーシャルゲームの比重が大きくなっていることから、繁忙期は固定の時期ではなくリリースやイベントに左右されるようになっています。
2-1. 開発フェーズ
ゲーム業界で開発に関わっている職種では、リリース前の数ヶ月は追い込みに入って忙しくなります。
また、ソーシャルゲームの開発に関わる人はリリースしてからも気が抜けない時期が続きます。
多くのチェックが重ねられていても、ユーザーがプレイする中ではリリース前に予想できなかったバグが発生することがあります。
その他、サーバーへの負荷によるトラブルが起こることもありえるでしょう。
その時期を抜ければ一息つけることが多いですが、リリース後も定常的なイベントやキャンペーン、季節イベントや1周年記念などといった節目の施策に向けて忙しくなる傾向が強く見られます。
2-2. 運営フェーズ
運営に関わるポジションの人はガチャなどによる課金の売り上げを日常的に気にしていく必要があります。
リリース後も定常的なイベントやキャンペーン、季節イベントや1周年記念などといった節目の施策に向けて忙しくなる傾向が強く見られます。
3. 繁忙期に忙しくなる度合い
ここではゲーム業界での忙しい時期とそうでもない時期で、どの程度の違いがあるかを解説します。
ただし、会社の体制や業種、役職などで違いはありますから、参考例として受け取ってください。
3-1. 新規開発のゲームタイトルは数ヶ月前から忙しくなり始める
ゲーム会社は残業が多い、というイメージもあるかもしれませんが、近年はホワイトな企業も増えています。
しかし、日ごろはそれほど労働時間が長くない会社でも、新規開発のゲームをリリースする数ヶ月前には忙しくなる会社がほとんどです。
どの業種もスケジュール厳守で頑張っているでしょうが、関わる人が多いほど何らかの理由で遅れが出ることはあります。
それでもリリース日を簡単に伸ばすことはできませんから、後半で遅れを取り戻すために残業が増えやすい傾向があります。
繁忙期と閑散期の数字的な差を明確に表すことは難しいですが、例えば日常的には月に10時間程度残業している人が、繁忙期にはその数倍も残業している例も見られます。
3-2. 運営中のゲームタイトルは毎月の売り上げに左右される
ガチャなどの課金による売り上げで利益を上げていくゲームの場合は、毎月の目標売上が必ず設定されています。
定常的週に1回といったペースで小さなイベントを行いつつ、売り上げが思わしくなければイベント企画を変更しなければならないこともあるでしょう。
その一方で、既に固定的な人気を獲得しているタイトルを運営していれば、比較的安定的に仕事をしていくことができる現場もあります。
3-3. 土日の出勤も視野に入る
繁忙期になると、土曜や日曜に出勤を要求されたりすることもあります。
ただし、多くの場合は繁忙期を抜けたら代休を取る企業も増えています。
そのため、まずは頑張って良い仕事をして、後で安心して休もうと前向きに考えましょう。
4. 繁忙期に忙しくなる部署・役職
この項目では、繁忙期になると忙しくなる部署や役職を紹介していきましょう。
4-1. ゲームディレクター、プランナー
ゲームディレクターやプランナー職の人は、ゲームの企画やスケジューリング、進行の状態把握などが仕事です。
そのため日常的に忙しい職種ですが、マスターアップの直前ともなれば問題対応のために忙殺されることも多いです。
4-2. クライアントエンジニア
クライアントエンジニアは平時にも忙しくはしているものの、リリース直前ともなるとクリエイターの中では最も忙しい職種のひとつになります。
バグの解消作業などはどうしてもプロジェクトの後半になりますから、日程的に追い込まれやすい部署と言えるでしょう。
4-3. サーバーサイドエンジニア
サーバーサイドエンジニアはインフラエンジニアとも呼ばれており、サーバーの保守管理を担当することからマスターアップの直前や直後に仕事が多くなります。
インフラ上でトラブルが起こるとユーザーはゲームを楽しめなくなってしまいますから、責任も重大です。
4-4. 上記以外の部署・役職は繁忙期前でも安定している傾向にある
デザイン系やサウンド系の仕事をしている人は、同じゲーム会社の中でも忙しさが比較的繁忙期に集中しないと言われています。
もちろん、これらの仕事が忙しくないというわけではないですが、比較的ゲーム製作の中盤付近で忙しくなるので頑張る期間を均等配分しやすいようです。
5. 繁忙期以外でも常に忙しい場合は転職を視野に入れよう
繁忙期について記述してきましたが、世の中には繁忙期の見分けがつかないほど、一年を通して忙しい会社も存在します。
業績が厳しい会社もある中で、仕事が継続してあるのは良い面でもありますが、忙しすぎて心身の健康を損なうようでは意味がありません。
また、心身に問題がないとしても、何ヶ月も長時間残業を強いるような会社は管理体制が良いとは言えません。
上司に相談してみるなどしても改善が望めないような会社であれば、この機会に転職を検討してみてはいかがでしょうか?ゲーム業界は平均的に忙しい会社が多いとはいえ、年間を通じて長時間残業をしているような会社はそれほど多くありません。
生活の質を落とさないためにも、ぜひ人間らしい生活ができる会社を探してみてください。
6. まとめ
ゲーム業界の繁忙期や具体的に残業が多い時期、職種などをまとめました。
ゲーム業界全体としては以前に比べるとかなりホワイトになっているものの、繁忙期には深夜残業や土日出勤が求められるケースもあります。
とはいえ、一年中深夜残業しているような会社や部署はそれほど多いわけではありません。
繁忙期は大変ですが、しっかり仕事をかたづけてスッキリ休む、つまりメリハリが効いた仕事と理解してすれば問題ないでしょう。
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