ゲームプログラマーに役立つ資格“C言語プログラミング能力認定試験”について徹底解説!


ゲームプログラマーとは、読んで字のごとく“ゲームに携わるプログラマー”のことを指し、ゲームにかかわるプログラミングが仕事となります。
しかし、現代のゲームはさまざまな技術によって動いており、ゲームそのものだけでなくゲームエンジンや制作補助ツールの開発・保守・ドキュメント化など、さまざまな部分でプログラミングが行われます。
そのため、この肩書にはシステムプログラマー、クライアントプログラマー、UIプログラマー、エフェクトプログラマー、AIプログラマー……と数え切れないほどの職種が当てはまります。
本記事では、ゲームプログラミングにおいて相対的に使用場面が減っているものの、今でも高い人気を誇るC言語の資格“C言語プログラミング能力認定試験”について紹介します。

C言語プログラミング能力認定試験とは?

運営団体について

C言語プログラミング能力認定試験は、株式会社サーティファイが運営を行っています。
同社には“日本情報処理教育普及協会”、“日本ソフトウェア教育協会”、“マルチメディアクリエイター教育普及協会”、“WEB利用・技術検定協会”、“日本ホテル実務教育協会”、“コミュニケーション能力認定委員会”、“著作権検定委員会”、“コンプライアンス検定委員会”の7つの認定委員会が加わっています。
同社の代表的な活動は認定試験の開発、主催、実施をはじめ、試験対策問題集の開発、販売で、特に認定試験は非常に幅広く、7分野26種存在しています。

試験の概要及び目的

本試験の目的は、C言語を活用した言語処理系やユーティリティなどのプログラム作成能力の認定です。
3級ではC言語の概念と簡単なプログラムの作成能力、2級では各種基本アルゴリズムの理解と小規模プログラムを適切に作成する能力、1級ではOSに関する理解とC言語による応用プログラムの作成能力を測ります。
なお、1級はCUIベースの実技試験でGUIを使用しないため、IDE(統合開発環境)を使用せずに、Borland C++ CompilerとテキストエディタのTeraPadで対応可能となっています。
その他、各級とも日本工業規格(JIS)X3010で出題・解答する必要があります。

合格によるメリット

C言語プログラミング能力認定試験の合格によるメリットは、今まで紹介したサーティファイの認定試験と同じく“勉強過程で能力を習得できる”という点が大きいです。
C言語は習得の難しい言語でありながらもプログラマー人口は熟練度を問わず多いので、試験を通して学んでいく意義はとても大きいです。
また、1級では知識だけでなく実技的な要素も求められるため、実際にC言語を活用する能力も養うことができます。
その他、基本情報技術者試験におけるC言語の分野の腕試しとして機能する点も無視できないポイントです。

必要となる職種

C言語がプログラミング言語となることから、本試験が必要となる職種は基本的にはゲームプログラマーがメインとなります。
1級のレベルになるとプログラミング能力の証明としても十分に効力を発揮するので、ゲームプログラマー志望で本試験に挑戦するならば、1級を目指したいところです。

 

当然ではありますが、この試験が必須となる職業は基本的に存在せず、3級レベルでは初学者以上という程度の証明となるため、プログラミングにかかわらない職種であればよほどの自信がなければ挑戦を見送っても問題ないでしょう。

試験について

試験日程・時間

C言語プログラミング能力認定試験は、今までに紹介したサーティファイの認定試験とは異なり、試験日程が決まっています。
本記事の執筆時点(2021年5月)では第56回まで発表されているので忘れずに確認しておきましょう。

 

試験時間は難易度ごとに異なり、3級が60分、2級が90分、1級が150分です。
3級と比べて2級は1.5倍、1級は2.5倍の試験時間となっているので、集中を切らさないように訓練しておいたほうがよいかもしれません。

 

■C言語プログラミング能力認定試験 試験日程
●第54回
試験日:2021年6月20日
申込開始:2021年2月16日
申込締切:2021年5月30日
試験時間(3級):9:40~11:00
試験時間(2級):12:50~14:40
試験時間(1級):9:40~12:30
●第55回
試験日:2021年9月12日
申込開始:2021年6月21日
申込締切:2021年8月22日
試験時間(3級):9:40~11:00
●第56回
試験日:2022年1月30日
申込開始:2021年9月13日
申込締切:2022年1月9日
試験時間(3級):9:40~11:00
試験時間(2級):12:50~14:40
試験時間(1級):9:40~12:30

受験料

受験料は難易度ごとに異なり、3級が5,200円(税込)、2級が6,400円(税込)、1級が7,800円(税込)となっています。
試験申込締切前に受験をキャンセルした場合は受験料が全額返金されますが、申込締切後の場合は返金が行われないので注意しましょう。
なお、申込締切後であってもやむを得ない理由により受験ができない場合は返金されることがあります(手数料は自己負担)。

申込日程・受験資格

C言語プログラミング能力認定試験の申込日程は“試験日程・時間”の項に記載した表のとおりで、試験の3~4カ月から開始され1カ月前に締切となります。
を個人で受験する場合は、ユーザー情報を登録する必要があります(未登録の場合)。
ユーザー登録を行うとマイページが作成され、受験申込、受験票の印刷、否速報の確認、申込履歴の確認が可能になります。
登録後、受験申込入力と支払い方法選択を行い、選択した方法(クレジットカード、銀行振込、コンビニエンスストア)で料金を支払うことで申し込みが完了します。
受験票は“オンライン表示”と“郵送”の2つの方法で受け取ることができます。
後者の場合は試験日1週間前までに郵送されますが、前者は1週間前にメールが届いたのを確認してから自分で印字する必要があるので忘れないように注意が必要です。
なお、試験について受験資格は定められておらず、学歴や年齢に制限はありません。

合格発表日

結果は、試験終了後から1カ月を目処に直接本人宛に送付されます。
また、合格者には認定証が発行されます。
少し期間が空いているので、忘れないようにしましょう。

試験難易度について

3級

C言語プログラミング能力認定試験3級は、多肢選択解答とマークシートからなる筆記試験で、問題数はテーマ別大問6問となっています。
内容としてはC言語によるプログラミングに必要な知識および技能が出題範囲に従って出題される形となっており、プログラムの空欄を補完する問題を含まれます。
3級で求められるのは、C言語の概念と簡単なプログラムの作成能力と基礎的なものですが、C言語自体が習得難易度の高いプログラミング言語であるため、ある程度勉強していなければ問題文を理解することも難しい内容となっています。

■C言語プログラミング能力認定試験3級の出題内容
定数(整数定数、文字定数、文字列リテラル)
演算子
型指定子
変数
基本制御文
プリプロセッサ機能
ライブラリ関数
その他

2級

C言語プログラミング能力認定試験2級は、出題形式、内容ともに同じとなっています。
主な変化は出題内容で、非常にボリュームが増えており、それに伴って問題数もテーマ別大問8問となっています。
3級と同じ内容の部分も範囲が広くなっており、ライブラリ関数についてはほぼ倍近く増量しています。

 

■C言語プログラミング能力認定試験2級の出題内容
定数(浮動小数点定数、整数定数、文字定数、文字列リテラル、列挙定数)
演算子
宣言指定子
変数
外部定義
プリプロセッサ機能
ライブラリ関数
その他

1級

C言語プログラミング能力認定試験1級は、2級や3級と異なり、パソコンを使用する実技試験となっています。
事前に公開されているテーマプログラムの仕様変更や仕様追加に対応したプログラムおよび変更仕様書の作成を行います。
公式サイトではテーマプログラムの他、実技試験で使用可能な演算子や関数などを確認できる“受験者リファレンス”が公開されているので、必ずチェックしておきましょう。

 

なお、1級で使用する環境は下記のように定められており、操作にはコマンドプロンプトの知識も必要となってきます。
その他、解答用のソースプログラムはSHIFT-JISで保存する必要があり、指定した保存形式で保存されていない場合は採点対象にならないなど、注意点も増えています。
受験する場合はしっかりと要綱を確認しておきましょう。

 

■C言語プログラミング能力認定試験1級で使用する環境
コンパイラ:
Borland C++ Compiler 5.5
JIS X 3010-1993に対応
エディタ:
TeraPadまたはメモ帳
文字コード SHIFT-JIS、改行コード CR+LF

合格率

C言語プログラミング能力認定試験の合格基準は全難易度共通で、得点率60%以上となっています。
公式サイトでは受験実績も公開されており、累計受験者数(2020年3月31日時点)178,789名、合格率(2019年度平均)73.0%となっています。
詳細な受験者層や難易度ごとの合格率は不明ですが、こちらのデータのみを見た場合は、あくまで“C言語を取り扱った試験としては”という見方ではありますが、そこまで難易度は高くないことがうかがえます。

過去問

C言語プログラミング能力認定試験の公式サイトでは、級種別のサンプル問題と正答が公開されています。
また、サーティファイから級種別の問題集も発売されており、1級は4回分、2級と3級は6回分の過去問が収録されています。
その他にも、教材として初心者や学生を対象とした『わかりやすいC 入門編』、学習でつまずきやすい部分を解説する『スッキリわかるC言語入門』、リファレンスとしても長く活用できる『新訂 新C言語入門 シニア編』が発売されています。

まとめ

C言語の習得難易度が高いことから、“C言語プログラミング能力認定試験”は合格率こそ比較的高いものの、C言語の知識がない、あるいは使うことがない人に対してオススメできない試験となっています。
しかし、プログラミングの道に進む人に対しては能力を養ううえでよい立ち位置で、十分に挑戦する意義のある試験となっています。
まずは自分のキャリアプランを確認し、そのうえで本試験を受けるべきかを考えていくのがよいでしょう。

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