ボードゲーム好きなら遊んでおきたい『Terraforming Mars』のゲーム設計

 

専用のカフェやプレイスペースなど、今や日本でもちょっとしたボードゲームブームがやってこようとしている様子が窺えますが、ビデオゲームならではのボドゲというのもあるものです。

ドイツ初の『Terraforming Mars』(テラフォーミングマーズ)は、そんなボードゲームやカードゲームなどといったテーブルゲームの要素を凝縮した、ハイクオリティなスマホゲームとなっています。

 

『Terraforming Mars』の遊び方

テラフォーミングという名前の通り、プレイヤーは火星への惑星移住を目指すのがこのゲームのテーマです。

https://www.asmodee-digital.com/en/terraforming-mars/

 

火星移住を目指す開拓ゲーム

ゲームの舞台は、まるで手がつけられていない不毛な火星です。

プレイヤーは火星を開拓する企業となり、競合企業となる対戦相手と酸素濃度、海、気温をどれだけ地球環境に近づけていけるかを競うことになります。

 

初期状態ではあらゆる数値がゼロ、そして海は0マスと地球とはかけ離れた環境ですが、これらを一定値にまで到達させ、その時点でスコアが最も高い企業が優勝というマスゲームです。

 

プレイヤーが操作する企業はあらかじめいくつかの種類が用意されており、それぞれ特徴を有しています。

各企業の特徴を生かしつつ、いかに素早く開拓を進められていくかが肝となるゲームになっています。

 

ゲームはターン性で進行し、資源の採掘や植林、発電などを繰り返しながら開拓を行い、ゲーム開始前に配られたカードもうまく活用しつつ、スコア上位を目指すのが基本的な進め方です。

 

対人・CPUのどちらにも対応

多人数向けのボードゲームとなっているため、最も盛り上がる遊び方は対人戦です。

人間のプレイヤー同士が展開する駆け引きは、ビデオゲームに限らず最も白熱する部分でもありますが、プレイヤーがいなければ成立しないということもあり、こういったマイナーなゲームでは満足のいくプレイングができないこともあるものです。

 

ただ、『Terraforming Mars』には難易度別に選べるCPUプレイヤーも存在するため、いつでも気軽に遊ぶことができます。

難易度は3段階から選ぶことができ、最も難しい難易度を選べば、セオリーに準じた人間並みのプレイングで対峙することもできるようになります*1。

 

『Terraforming Mars』はApp Storeで1,100円と、比較的スマホゲームの中では高額なゲームに分類されるため、どうしてもユーザーの数は少なくなってしまいがちです。

 

そして日本語対応もなされておらず、日本人プレイヤーの数はより少なくなってしまうのですが、一人でも十二分に楽しめるのがこのゲームの特徴と言えるでしょう。

 

とにかくハイクオリティな『Terraforming Mars』

スマホゲーとは言え、『Terraforming Mars』の中身は非常に奥深く、練り込まれた設計になっているのは見逃せません。

 

重厚なシステム設計

ドイツのゲーム賞を受賞しているだけあり*2、『Terraforming Mars』は単なるボードゲームにとどまらない綿密な設計が目を引きます。

 

プレイヤーはゲーム開始前に一長一短が異なる企業を選択することになるため、各プレイヤーはそれぞれ異なるプレイングで進めていくことが前提となります。

 

将棋やチェスといった一般的なボードゲームの場合、同じ条件の中でプレイを進めていくことになるため、セオリーはプレイヤーのスキル次第ということになるのですが、『Terraforming Mars』は長所と短所が選択する企業によって違いが出てくるため、初心者でも個性豊かなプレイを楽しむことが可能になります。

 

カードゲーム的要素も

そして、ゲーム開始前に選択できるプロジェクトカードの存在もカギになります。

プロジェクトカードは資源を消費して使用することのできるカードで、通常のカードと青いカードの二種類が存在します。

 

特に青いカードは特殊な効果を発揮するユニークなカードで、それぞれのカードをどのタイミングで切っていくかが、勝利のポイントにも繋がっていきます。

 

どのプレイヤーがいつ勝負を仕掛けてくるのかは、このカードを使用するタイミングによって変わってきます。

 

練り込まれた勝負所

ただ、目の前のマスを埋めるだけでは勝敗の行方を見ることはできず、相手がいつどんなカードを切ってくるか、そして何を得意とする企業であるかまでを理解し、予測しなければならないため、とてもスマホゲームとは思えないほどの白熱した戦いが期待できます。

 

このような遊び方も、企業やカードの選び方によってプレイを大きく盛り上げてくれるからこそ実現するプレイングです。

 

純粋なプレイスキルだけでなく、いつ何が起こるかわからないカードの要素が加わることで、初心者でも気軽に楽しむことできるようになっているのがこのゲームの面白いところなのです。

 

ビデオゲームならではのボードゲームらしさへの注目

『Terraforming Mars』はテーブルゲーム色の強い作品ですが、ビデオゲームならではの演出やシステムが良いアクセントになっているゲームでもあります。

 

3次元的な対戦が可能

まず、舞台が火星ということもあり、フィールドが綺麗な球を描いているのは面白いところです。

通常のボードゲームは「盤」の上で二次元的に展開されるものですが、ビデオゲームということもあり、しっかりと球の上陣取り合戦を繰り広げられるのは、独特の遊び心地があるものです。

 

まるで本当に火星を開拓しているような、SFチックな楽しみ方ができるのも、『Terraforming Mars』の面白いところです。

 

何度でも遊べる中毒性

あるいは、何度プレイしても飽きない深みがあるところも見逃せません。

『Terraforming Mars』はプレイ前に選択する企業やカード、そしてスタート地点によってそのプレイスタイルは大きく異なるため、何度遊んでも毎回違うプレイスタイルを楽しむことができるのは興味深いポイントです。

 

自分の得意なプレイスタイルを極めるのも良いし、色々な遊び方を飽きるまで堪能することも十分に可能です。

 

そもそもスマホ向けに販売されているこのゲームは、気が向いたときにいつでも遊べるのが特徴です。

じっくりと腰を据えて遊ぶのはもちろんですが、電車の中や昼休みについつい遊んでしまうこともできるため、無限の楽しみ方を心ゆくまで堪能することもできるでしょう。

 

おわりに

通常、ボードゲームは人が複数人いなければ遊べないものですが、『Terraforming Mars』は一人でも遊べるだけでなく、いつでもどこでも好きな時に遊べるところもポイントです。

 

ビデオゲームの強みは、一人遊びの選択肢をより豊かにしてくれるところにあるとも言えるでしょう。

 

出典:

*1 ゲームキャスト「ドイツゲーム賞2017大賞の重量級ゲームを気軽に遊べる喜び。『テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)』レビュー」

http://www.gamecast-blog.com/archives/65954259.html

*2  上に同じ

 

ライター名:Satoru Yoshimura

プロフィール:ライター。20年以上の付き合いがあるビデオゲームとアメリカ音楽をテーマとした活動が中心。「日本のゲーム音楽がヒップホップに与えた影響」などブログで公開中。

 

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