アナログイラスト

アナログイラストとは、紙やキャンバスに直接手を加えてデザインされたイラストの事を指す。鉛筆、絵の具、クレヨン、インクなどの画材を用いて絵を描く事でデザインされる。対となる言葉としてはデジタルイラストとなり、これはペンタブや液タブ、その他デジタルイラストツールを用いて、PC上で描くイラストを指す。 昨今デジタルイラストツールは非常に多岐にわたり、Photoshop、illustrator、Live 2D、Spineなど様々である。ゆえにアナログイラストの過程を経ずにデジタルイラストから入るデザイナーも多いが、「デザイン」という概念や基本を知るうえでこのアナログイラストは非常に練習になる。通常、ツールで加工すればよく見えるイラストも、一度手描きで描いてみることで、「どんな見せ方が良いか」「画角はどこから写経すればいいか」という芸術的観点が養われる。その結果、デジタルツールへ移行したとしても、作品の見せ方に対して根拠を持った描き方をする事が出来る。 ゲームデザインを教える専門学校のカリキュラムとして、デジタルツールの習得ももちろんだが、美術/芸術的観点を養うために、「デッサン」「クロッキー」などのアナログイラスト領域の授業を必修科目としている学校も少なくない。

 

関連用語
クロッキー
視覚芸術
デッサン

 

関連記事