50対50の大規模リアル対戦!オンラインシューティングゲーム『HELL LET LOOSE』の魅力について、Game Source Entertainmentの皆様にお伺いしました!

香港を拠点に、日本のみならずアジア全域へのゲームパブリッシング事業を行っているGame Source Entertainment(以下GSE)。SIE、任天堂、マイクロソフト等の大手企業との独占販売を結ぶなど、これまでに様々なゲームをアジア全土に展開しています。今回は2022年にGSEよりリリースされるオンラインシューティングゲーム、『HELL LET LOOSE』について、Mandy様、Sherry様に詳しく聞いてみました!

 

初めにお二方の自己紹介をお願いします。
Sherry
GSEの広報PR担当のSherryと申します。結婚を機に2019年に香港へ移住し、現在はゲームタイトルの営業資料や各種プレスリリースの作成、SNSプロモーションのほか、LQA(翻訳品質管理)、メディアリレーション業務に従事しています。
前職は日本で少しお堅い仕事をしていたのですが、移住を機に別の仕事をしてみたいと思い、これまで全く知見のなかったゲーム系の会社を探しGSEに入社しました。

 

Mandy
GSEのプロジェクトリーダーを務めておりますMandyです。
元々は日本の大手人材会社の香港支店でキャリアコンサルタントをしていましたが、当時のお客さんだったGSEの社長に声を掛けられ転職しました。
GSEはプロジェクトベースで案件が進んでいきますが、私はプロジェクト全体に関わっており、タイトル選定、市場調査、生産企画など事業部全体を統括しています。
業界について分からない事は多かったですが、ゲームビジネスや開発工程については自分で勉強して経験を積んでいき、今でもデベロッパーさんとやり取りする時は教えてもらいながら仕事をしています。

香港を拠点に世界に向けたゲームパブリッシング事業を行う、「Game Source Entertainment」

・まず初めに、GSEのご紹介をお願い致します。
Sherry
GSEは、2006年に香港に設立されたゲームパブリッシング会社です。設立当初は小売店の運営を行っていましたが、2007年からテレビゲーム事業に参入し現在はアジア市場でのテレビゲームパブリッシング事業に注力しています。
現在独占タイトルは450以上、総パッケージ販売本数は1400万枚を超えており、ヨーロッパ、アメリカ、中国、台湾の高品質なゲームをアジアや日本へパブリッシングしています。

 

また、高品質な翻訳を行える独自の翻訳センターを設けており、専門スタッフによりローカライズされたゲームを、アジア全土に流通させています。
弊社が日本のゲーム市場に参入したのは2018年末でまだ歴史は浅いですが、『Overcooked!(オーバークック)』や『SNIPER ELITE』など数々のヒットゲームを取り扱っています。

 

・日本市場に参入した経緯と理由について教えて頂けますか?
Mandy
弊社は現在、任天堂株式会社、ソニー・インタラクティブエンタテインメントといった日本の大手ゲーム会社とライセンス契約を結んでいるのですが、そのタイミングで本格的に日本市場へ参入しました。
パッケージ版のゲームを中心に取り扱っていますが、アジアの中でも日本のパッケージ版ゲームの売り上げは比較的安定しています。また日本のゲーム市場には誰もが知っている有名なIPも多いので、ライセンスを締結したタイミングでもっと日本のゲームを世界に届けようと思い市場参入を決めました。

 

・GSEならではの強みについて教えて下さい
Mandy
アジアでも多数のパートナー提携を結んでいる事、香港で唯一マーケティングチーム、デザインチーム、ローカライズチームの3つを設けてゲーム会社様をサポートしている点が強みですね。
先に述べた任天堂株式会社様、ソニー・インタラクティブエンタテインメント様といったライセンス契約はもちろんですが、アジア6,000以上の小売店とパートナー提携を結んでいます。
また事業部体制をマーケティング/デザイン/ローカライズで分けており、それぞれの専門部署で業務を行っています。各専門メンバーが連動し、ユーザー様からのフィードバックについても対応していく事でPDCAを回していき、よりヒットするタイトル作りに注力しています。

 

・日本のゲームをアジアへ流通させる際はどのようなゲームを選んでいますか?
Mandy
著名なゲームサイトのタイトルレビューを見たり、日本国内での売り上げ、話題性、ユーザー層といった市場調査をしたうえで、アジアユーザーに向いているかを判断しており、過去には日本の乙女ゲームを年間6作品パブリッシングしました。日本の乙女ゲームは文字数が多いシナリオゲームのため、文字数が最低でも100万文字以上あります。先述した翻訳センターや他部署との対応を通し、日本ゲームのシナリオ性が伝わる様に注力しています。

 

・海外作品を日本へパブリッシングする際に意識している事はありますか?
Sherry
日本のゲーム市場は世界で見ても歴史が長く、特徴的な部分が多いです。海外ではゲームの画質が良いと受けるときもありますが、日本ではゲーム本来の面白さが重要視される傾向にありますね。例えば画質が微妙でもコンテンツが面白ければ売れますし、ゲームの長さが20時間以上あるといったストーリー性などのクオリティ面をかなり気にして選んでいます。

オンラインシューティングゲーム『HELL LET LOOSE』2022年1月13日に発売決定!本作の魅力に迫る

・まずは本作『HELL LET LOOSE』をパブリッシングするに至った経緯について教えて下さい
Sherry
『HELL LET LOOSE』は、Black Matter Pty LtdとTeam17の共同開発になっています。これまでTeam17さんのタイトルはパブリッシングの経験があり、かつ共同開発タイトルという事で話題性もありましたのでGSEで販売させて頂く事が決まりました。
これまでTeam17は、『Overcooked!』や『Moving Out』という可愛いイラストゲームが多かったのですが、今回は全く違うジャンルのタイトルだったので興味を持ちました。

 

・ゲーム概要について教えて下さい
Sherry
HELL LET LOOSEは、第二次世界大戦を舞台にしたオンラインシューティングゲームであり、リアルな戦争シミュレーション体験が出来るハードコアFPSゲームになっています。

 

巨大な戦車が戦場を支配し、生死の分かれ目となる供給網が前線に供給される中、プレイヤーは大規模な複合兵器戦争の一員となります。『HELL LET LOOSE』では、プレイヤーが操作する車両、ダイナミックに変容してゆく戦線、そして戦況を左右する重要な役割を果たす部隊に焦点を当てたゲームプレイなど、戦争の混沌とした状況に身を置くことができます。
プレイヤーは最大50人の部隊に所属し、歩兵、斥候部隊、戦車部隊に属する全14種類の役割から任務の選択ができるため、様々な視点から戦争体験ができます。

〇HELL LET LOOSE

 

本作は実際の史実と衛星データに基づいた数種類の広大なマップの中で、50VS50のマルチプレイ体験が可能になっており、森や大地といったフィールドで緊張感のあふれるゲームプレイが可能です。

 

Mandy
通常のシューティングゲームだと敵を倒す事で爽快感を味わえるゲームが多いですが、本作は普通のシューティングゲームと比べるとシミュレーションの要素に特化して作られています。セクター占領が中心となるユニークなメタゲームで、どこを攻撃してどこを守るか、チームで常に大規模な戦略的決断を行う必要があり、チームワークが重要なポイントになっています。
実際の戦争の時には、資源物資管理、応援要請、車両導入、爆撃、防衛拠点の強化といった様々な役割がある様に、本作でも自分自身が司令官としてそれぞれの役割を分担するため、1つ1つの判断が重要になってきます。

 

・元々本作は欧米で話題になっていたんですよね?
Mandy
そうですね、本作が欧米で発売されたときは日本でも話題になっていました。ただオンラインという特性上、日本向けに作られていなかった本作は日本人同士のコミュニケーションが取れないという意見が多かったです。言葉が通じるかどうかはオンラインゲームの楽しさに直結するところなので、日本向けにパブリッシングした本作はすごく期待しています。

 

・グラフィックについてもかなり凝っている印象を受けました。
Mandy
開発側が実際の戦争時の写真や記録といった史実をすごく研究したうえでグラフィックに落とし込んでいます。

 

Sherry
グラフィックについてはUnreal Engine4を使っています。またPS5の新しい機能である「ハプティックフィードバック」、「アダプティブトリガー」等を最大限に使う事で、実際に戦場にいるかの様な臨場感を実現させています。
戦車両やユニフォームはもちろん、戦闘プレイにおいてもリアルさを追求しているので、手に汗握る展開を是非楽しんでもらいたいです。

 

 

・明確にゲームターゲットは決まっていますか?
Mandy
20~40代の男性をイメージしています。ただゲームに登場する役割が色々あるので、楽しみ方も人それぞれです。FPS特有の爽快感を味わいたい方はスナイパーとして戦場に赴く役割を担い、FPSに限らずシミュレーションゲームが好きな人であれば司令官、タワーディフェンス系のゲームが好きな方は防衛拠点の強化など自分で選択することが出来ます。全ての要素で細かくリアルに楽しめるので、あまりターゲットは関係なく全てのゲームファンに遊んでほしいですね。

GSEの今後の展望

・『HELL LET LOOSE』は間もなく発売ですが、GSEとしての意気込みと今後の展望について教えて下さい!
Sherry
パブリッシャーであるGSEとしては、ローカライズ、デバッグ、マーケティング、流通とワンストップで開発者をサポートしています。ゲーム開発には労力や時間が掛かるので、開発者のゲームの魅力を最大限に引き出せるようにこれからも尽力していきたいです。
今回は『HELL LET LOOSE』を取り上げてもらいましたが、ジャンル問わず幅広いタイトルを手がけ、世界中のプレイヤーとゲーム開発者を繋ぐ架け橋として、今後もプレイヤーの皆さんに最高のゲームをお届けしていきたいです!

 

Mandy
日本のゲーム市場は非常にバリエーションに富んでおり、ニーズも様々です。まだまだ海外の面白いゲームはありますし、期待されながらも日本で発売されていないタイトルも沢山あります。パブリッシャーとしてはまだ歴史が浅いですが、アジアファン向けにも日本ファン向けにも、今後も良いゲームを伝えていきたいと思います。

 

・ありがとうございました!

GSE が「Famous Brands Hong Kong 2021」の一社に選ばれました。

2013年に設立された「Famous Brands Hong Kong」は、優れたマーケティングやプロモーションを行っている香港のローカルブランドを表彰し、これらのブランドに対する社会的認知度を高めることを目的としています。

2021年に開催された「Famous Brands Hong Kong 2021」では、Game Source Entertainmentがその1社に選ばれました!

 

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