人気ゲーム会社の就職倍率は?主要企業の就職情報や内定を勝ち取るためのポイントも説明


ゲーム業界は求人倍率が非常に高いことで知られています。

業界そのものが成長を続けていること、クリエイティビティを発揮できる環境があること、自由な気風、そして何より多くの人にとっての憧れの仕事であることなどが大きな理由です。

 

このコラムでは、ゲーム業界の現状の採用状況を紹介しつつ、高倍率のゲーム会社に内定を勝ち取る方法や、ゲーム業界に入っていくためのキャリアパスなどを紹介していきます。

 

1.ゲーム会社大手パブリッシャーの採用人数

パブリッシャーは、自社でゲームの開発から販売までを一貫して行う企業です。代表的な企業としては、任天堂、ソニー、スクウェア・エニックス、バンダイナムコエンターテインメント、カプコンなどが挙げられます。
 
以下で各社または各社が依頼したリクルートサイトが公表している最近の採用人数を紹介します。
 
・任天堂…2025年度採用人数:113名(技術(大学、大学院)82名、技術(高専、専門)7名、事務(大学、大学院)24名)
https://www.nintendo.co.jp/jobs/recruit/requirements/index.html
 
・ソニー・インタラクティブエンタテインメント…2024年度採用人数:40名以上
https://www.sie.com/jp/saiyo/newgrad/faq.html
 
・バンダイナムコエンターテインメント…2026年度採用予定人数:30名程度
https://www.bandainamcoent.co.jp/job/grad/recruit/information.html
 
・スクウェア・エニックス…2024年度採用人数:50名
https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp95073/outline.html
 
・コナミグループ…2026年度採用予定人数:101~200名程度
https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp79728/recruiting_course26023002/recruiting_course.html
 
・カプコン…2025年度採用予定人数:開発職101~200名、総合職46~50名
https://job.rikunabi.com/2026/company/r319100022/employ/
 
・セガグループ…2025年度採用人数:男性45名、女性38名
https://careerforum.net/ja/event/cfn/companylist/2417/company_detail/
 
・レベルファイブ…2024年度採用人数:26名
https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp100206/outline.html
 

2.ゲーム会社人気デベロッパーの採用人数

デベロッパーは、主にゲームの開発に特化し、パブリッシャーから開発を受託する企業を指します。代表的な企業には、サイバーコネクトツー、プラチナゲームズ、アークシステムワークスなどが挙げられます。これらのデベロッパー企業は、パブリッシャーと比較して採用人数が少数精鋭である傾向があります。
 
以下で各社または各社が依頼したリクルートサイトが公表している最近の採用人数を紹介します。
 
・フロム・ソフトウェア…2021年度採用人数:21名(ただし例年採用予定人数を限定しない方式)
https://careers.fromsoftware.jp/jp/faq.html
 
・ゲームフリーク…2025年度採用人数:10名
https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp100216/outline.html
 
・モノリスソフト…2025年度採用人数:6~10名
https://job.rikunabi.com/2026/company/r866471069/employ/
 
・サイバーコネクトツー…2025年度採用人数:56名(業務部5名、開発部51名、うち39名新卒採用)
https://note.com/piroshi3/n/n7ebe7e79963c
 
・インテリジェントシステムズ…2025年度採用人数:男性10名、女性10名
https://job.mynavi.jp/27/pc/search/corp80932/outline.html
 
・ヘキサドライブ…2024年度採用人数:男性6名、女性2名
https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp82073/outline.html
 

3.人気企業の倍率と、エントリー数から類推するゲーム会社の倍率について

ゲーム会社倍率

各人気ゲーム企業の求人倍率は公表情報ではないため明確ではありませんが、ある程度根拠のある数値を持って推定してみましょう。

完全に同じ業界とは言い切れませんが、比較的親和性が高い企業で、アニメや映画、書籍などを発信することから高いメディア性やエンターテインメント性を持つ「KADOKAWA」への事務系求人総数が4204人だったというデータにまず着目します。

 

KADOKAWAの数値を参考に、任天堂への求人数を5000人と仮定すれば、採用人数が113人であった2025年の求人倍率は5000/113=44.2倍となります。

 

同じ要領で、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの求人を4000人と仮定、バンダイナムコエンターテインメント、スクウェア・エニックス、コナミグループ、カプコンを3000人と仮定して推定倍率を列挙します。

 

・任天堂…約44.2倍(5000/113)
・ソニー・インタラクティブエンタテインメント…約133.3倍(4000/30)
・バンダイナムコエンターテインメント…約100倍(3000/30)
・スクウェア・エニックス…約60倍(3000/50)
・コナミグループ…約20倍(3000/150)
・カプコン…約15.2倍(3000/198)

(数値はあくまでも当記事による独自推定によるものです)

 

4.人気ゲーム会社で採用を勝ち取るために大切なポイント

この項目では、ゲーム業界の内定を勝ち取るための重要なポイントを、参考になる記事を紹介しながら解説していきます。

 

4-1. 履歴書(ポートフォリオ)や面接などの対策は完璧に

ここまで書いてきたように、ゲーム業界は非常に就職希望者が多いので、一社にこだわらず多くの会社にトライすることも考えましょう。

また、うまく面接にこぎつけた場合、志望動機を相手の心をつかむようなものに整理したり、ポートフォリオなどのアピール素材を作り込み、しっかり対策していくことが重要です。

以下にゲーム会社での採用に関するポートフォリオの作り方について詳しく記述した記事がありますので、ぜひ参照してください。

「採用に繋がるポートフォリオ制作のコツ」

 

以下の記事では新卒でゲーム業界に入りたい人に向けて、押さえておくべきポイント、面接に臨むコツなどを紹介しています。

「ゲーム業界に新卒で入るために気を付けておきたいポイントとは?」

 

4-2. 大企業での採用は学歴と何ができるかが非常に大切

ゲーム業界で働くにあたって「学歴はそれほど重要ではない」という見方をする人もいます。

それに対する答えは、「ゲーム業界」という大きな枠では表しにくいとしか言えません。

例えば大手パブリッシャー企業に入るには、一定程度以上のスキルを持っている上に、有名大学を出ていなければ足切りに合うケースもあります。

 

一方、デベロッパー企業であれば即戦力が重要視される傾向にあるため、学歴よりも「何ができるのか」という点に重点が置かれます。

専門学校卒業生が優遇されるケースがあるのもその理屈によるものです。

 

以下に企業が求める学歴、スキルの関係を詳しく書いているので参照してください。

「ぶっちゃけ、ゲーム業界への就職・転職に学歴は必要?」

 

4-3. インターンシップには積極的に参加しよう

インターンシップに参加することは、実際にゲームを作る現場を間近で見ることができるので就業経験がない学生にとって貴重な体験になります。

また、気になっている会社の実際の働きぶりを内部から見ることができますから、入社後に「自分が考えていたものと違う」というミスマッチを防ぐことができるチャンスでもあります。

さらに、インターンの経験をプラス評価してくれる会社もありますし、インターンに参加していることがエントリーの条件になっている企業もありますから、積極的に情報を入手して前向きに取り組みましょう。

 

インターンシップに参加するに際し、その企業ごとに時期が異なる場合が多いです。

気になっている企業の採用情報をこまめにチェックしたり、就活サイトをうまく活用したりするなどして、時期を逃さないように気を付けましょう。

 

以下にゲーム会社でのインターンシップについて詳しく記述した記事がありますので、ぜひ参照してください。

「ゲーム会社でインターンシップをするには?応募方法や重視されるポイントについて」

 

5.新卒で大企業に入れなかった場合のキャリアパス

ゲーム会社 倍率

 

ゲーム業界は成長を続けているうえに、多くの人が憧れ、自由な気風などから人気が高いので、目指せば入れる、というものでもありません。

この記事で説明したように、知名度が高いパブリッシャーは新卒で採用する人数は数十人と発表していますが、採用倍率については決して甘いものではありません

そのため、無理に大手パブリッシャーへの就職を望むよりも、いったん中小企業やデベロッパーに入って実績を積んでから、中途採用の枠に応募して大手パブリッシャーを目指すという手もあるので考えてみましょう。

 

ただし、ゲーム業界全体で競争率が高いこともあって、中小企業やデベロッパーだから楽に入ることができる、ということではありません。

むしろ小さな企業では採用人数が少ないですから、倍率的に見れば難易度はあまり変わらない可能性もあります。

しかし、中小やデベロッパーであれば、学歴という後からではどうにもならない条件は緩めであることが予想できますから、やはりハードルは下がると考えて良いでしょう。

 

また、クリエイターとしてのスキルや経験をアピールできる人なら、デベロッパーへのエントリーでは優位性があります。

その分多数の業種を募集していない可能性もありますから、募集要項などを見て自分のスキルと募集している人材が合っているかはしっかり見極めましょう。

さらに、クリエイターに限らず、企業のホームページの採用情報には求める人材像などについて語っている記事があることは珍しくありません。

しっかり採用情報を読み込んで、自分が求める職種で、相手からも歓迎される相思相愛の関係を探しましょう。

 

6. 主要企業の倍率と、採用ポイントについて

6-1. バンダイナムコホールディングス

■企業概要
バンダイナムコホールディングスは、1950年に設立された玩具メーカーで、本社は東京都港区に位置しています。設立当時は、「萬台屋」という名前のおもちゃ屋さんとして誕生しました。様々な企業との合併や再編を繰り返し、今では日本における老舗玩具メーカーにまで成長しています。
 
特に株式会社バンダイは、「たまごっち」シリーズや、「機動戦士ガンダム」のプラモデル等の開発会社として、多くの人に知られています。
 
また、バンダイナムコエンターテインメント、バンダイナムコスタジオ、株式会社バンダイナムコ研究所、バンダイナムコスタジオ等多くの子会社を持ち、玩具の開発だけでなくゲーム制作、映像音楽、アニメーション、ライブイベント等のエンタメ事業を手掛けています。
 
今回は主に家庭用ゲーム開発を手掛ける、バンダイナムコエンターテインメントについて採用情報をまとめていきます。
 
■福利厚生
バンダイナムコエンターテインメントは、新卒、中途問わず入社者には同様の福利厚生があります。健康保険や厚生年金保険といった各社会保険は完備されており、在宅勤務手当が月に7,000円支給されるなど、時勢に合わせて社員の健康管理や福利厚生を還元している会社と言えます。また会社全体で東京ドームを貸し切った運動会を行う等社内イベントも積極的に行っており、アニバーサリー休暇、リフレッシュ休暇といった休暇制度も充実しています。
 
■採用大学
新卒採用におけるバンダイナムコエンターテインメントの採用校は下記が主な学校になります。募集要項には、「高専・専門学校・短大・大学・大学院を卒業予定の方」が対象になっています。
 
学校名では、青山学院大学、関西大学 、関西外国語大学、應義塾大学大学院、甲南大学神戸市外国語大学等、その他50校以上から採用されています。
 
また中途採用においては学歴に関しての応募条件は特段記載が無く、その代わりに求めるスキルが各職種ごとに記載されているため、学歴よりもこれまでの経験が問われると思われます。
 
■平均年収
「エン カイシャの評判」によれば、バンダイナムコエンターテインメント従業員の回答者の平均年収は687万円とされています。
 
■求める人物像
新卒採用の情報によると、求める人物像としてはチャレンジ精神がある人、好奇心旺盛な人、グローバルな視野を持って動ける人が求める人物像として記載されています。
 
またキャリア採用の場合は上記の人間性だけでなくスキルが求められています。
 
〇実際の募集例
職種:プロジェクトマネージャー
勤務形態:正社員
必要な経験・能力:大規模ゲーム開発(50名以上のプロジェクト)におけるプロジェクトマネージャーとしての実務経験
※コンシューマ、モバイルは問いません
 
■採用倍率
採用倍率については企業側からの情報はありませんが、比較的類似性があって、求人総数が明瞭になっている2014年のKADOKAWAの4204人エントリーを参考に、バンダイナムコエンターテインメントの求人倍率を推定算出すると、採用30名に対して応募した人が3000名とすると、求人倍率=3000/30=約100倍となります。
 
人気企業という事で倍率も非常に高いので、入念に準備したうえで就職活動に臨みましょう。
 
関連記事
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6-2. コナミデジタルエンタテインメント

■企業概要
コナミデジタルエンタテインメントは、コナミホールディングスの子会社として主にゲーム開発やキャラクターグッズの開発・販売、書籍の出版事業を行う会社です。
 
東京都港区に本社をおいており、「ウイニングイレブン」シリーズ、「桃太郎電鉄」シリーズ、「パワフルプロ野球」シリーズ等の有名ゲームを開発している会社です。
 
その他にも「遊戯王カード」シリーズ等のカードゲームやアーケードゲームを手掛ける等、ゲーム分野のあらゆるジャンルを網羅している会社です。
 
■福利厚生
基本的な各種社会保険制度、社員持株会制度等、大手企業に多く導入されている基本的な福利厚生は完備されていますが、同社の特徴的な福利厚生は「研修制度」にあります。新入社員、若手、マネジメント層など階層別に各種研修制度を設けており、クリエイター・エンジニアなど制作系社員を対象とした技術系研修にも力を入れています。開発事例共有、制作スキルセミナーといった技術系研修や、海外特別研修を設ける事で、社員の成長を全力でバックアップする体制に強みを持っています。
 
「創造と革新」をテーマに事業展開しているコナミデジタルエンタテインメントだからこそ、社員の情熱やモチベーション管理のための福利厚生を充実させています。
 
■採用大学
コナミデジタルエンタテインメントは、短大・高専・2年制大学卒から大学院卒までの募集条件を設けています。これまで採用されている学校は東京大学、京都大学、専門学校HAL、新潟コンピュータ専門学校等、その他100校以上の学校から採用されています。
 
■平均年収
コナミグループの2024年3月期の平均年収は有価証券報告書によると、710万円でした。
 
■求める人物像
コナミデジタルエンタテインメントは公式HP内において、「世界中の人々を魅了するコンテンツの制作や、市場の常識を変えるようなビジネスに挑戦できる姿勢」を掲げていますが、具体的な人物像については明記していません。しかし会社の価値基準である「カスタマーイン/チャレンジ/チェンジ/コンプライアンス」の4つへの共感と理解は必須ですので、企業研究の際は注意する様にしてください。
 
また中途採用の場合は各職種ごとに求められるスキルがあります。自身が希望する職種に合ったスキルセットを目指しましょう。
 
〇実際の募集例
職種:デザイナー(家庭用・モバイル)
求めるスキル
・Maya、ZBrush等を使用したゲームキャラクターのモデリングスキル
・Photoshop等を使用したテクスチャー制作スキル

 
■採用倍率
公式から具体的な採用倍率は発表されていませんが、ゲームやアニメなどで多数のコンテンツを取り扱っている2014年における「KADOKAWA」の事務系求人のエントリー総数が約4200人だったという数値から、コナミグループへの応募者数を3000人と仮定します。
 
3000人の応募に対して150人の採用ということは、3000/150=約20倍となります。
 
年度により採用人数や募集職種も変わる為この限りではありませんが、いずれにせよ非常に倍率の高い企業であることが伺えます。十分に準備して、就職情報に臨みましょう。
 
関連記事
https://game-creators.jp/media/career/149
 

6-3. スクウェア・エニックス

■企業概要
スクウェア・エニックスは2008年設立の企業ですが、1975年設立のエニックス(設立時は株式会社営団社募集サービスセンター)と1986年設立のスクウェアが合併して誕生したゲーム会社です。『ドラゴンクエスト』シリーズ、『ファイナルファンタジー』シリーズというJRPGの2大金字塔のほか、『サガ』シリーズや『キングダムハーツ』シリーズなど、誰もがその名を知る有名タイトルを生み出し続けています。
 
事業内容としては、ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業のほか、タイトーステーションをはじめとするアミューズメント事業、雑誌やライトノベルなどを含む出版事業、IPや二次著作物などを扱うライツ・プロパティ等事業があります。
 
本社は東京都新宿区に位置していますが、国内に多数の拠点があるほか、中国、ドイツ、フランス、インド、イギリス、アメリカなど世界各地でも活動しています。
 
■福利厚生
基本的な各種社会保険制度があるほか、新入社員研修や入社後研修、最先端技術教育・社内開発ナレッジ勉強会、語学教育支援やキャリア開発など、教育やスキルアップの機会が豊富です。
 
健康促進のためのオンラインストレッチ・社内マッサージルームやウォーキングイベントなどがありますし、リロクラブと呼ばれるログイン式の専用サイトから、レジャーやスポーツ、宿泊などのサポートが受けられます。ほかにも保養施設や社員食堂、育児・介護支援や従業員持株会など福利厚生は非常に充実しています。
 
■採用大学
スクウェア・エニックスは、過去に多くの大学や大学院から人員の採用を行っていますが、短大や高専、専門学校からの採用実績も多数あります。
 
■平均年収
スクウェア・エニックスホールディングスの平均年収は1,313万円と報告されていますが、これはあくまで従業員26人のスクウェア・エニックスホールディングスの数値です。「エン カイシャの評判」によれば、スクウェア・エニックス従業員の回答者の平均年収は622万円とされています。
 
■求める人物像
スクウェア・エニックスの人事部ジェネラル・マネージャー髙田 雅起氏は、以下のような人物を求めていると公表しています。
 
・想像力を武器に、新しい価値を生み出せる方
・世の中の変化を敏感に察知し、先駆者として果敢に行動できる方
・個人の成長を追求しながら、仲間と建設的な協業のできる方
・挑戦を恐れず、変化を楽しみながら進化し続けられる方
・誠実さを持ち、信頼関係を大切にできる方
 
〇実際の募集例
職種:レベルデザイナー(レベルプランナー)
求めるスキル
・社会人経験2年以上で、商業ゲーム開発経験(仕様書作成、データ作成・実装、バランス調整などの実務経験)のある方
・日本語でスムーズなコミュニケーションを取れる方
・Excelの基本操作ができる方
 
■採用倍率
公式から具体的な採用倍率は発表されていませんが、ゲームやアニメなどで多数のコンテンツを取り扱っている2014年における「KADOKAWA」の事務系求人のエントリー総数が約4200人だったという数値から、スクウェア・エニックスへの応募者数を3000人と仮定します。
 
3000人の応募に対して50人の採用ということは、3000/50=約60倍となります。
 
年度により採用人数や募集職種も変わる為この限りではありませんが、いずれにせよ非常に倍率の高い企業であることが伺えます。十分に準備して、就職情報に臨みましょう。
 
関連記事
https://game-creators.jp/media/career/120/
 

6-4. カプコン

■企業概要
カプコンは1979年に設立された歴史あるゲーム会社です。家庭用テレビゲームソフト、モバイルコンテンツおよびアミューズメント機器等の企画、開発、製造、販売、配信ならびにアミューズメント施設の運営などの事業を行っています。
 
代表作として『ストリートファイター』シリーズ、『モンスターハンター』シリーズ、『ドラゴンドグマ』シリーズ、『バイオハザード』シリーズなどがあります。
 
本社は大阪市中央区にあり、日本国内に多数の拠点や子会社を有していますが、アメリカ、香港、イギリス、ドイツ、フランス、台湾など世界各地に拠点を置いています。
 
■福利厚生
基本的な各種社会保険制度があるのはもちろんですが、福利厚生施設や社員寮・借上げ社宅制度、お誕生日会、サッカー、バレーボール等のクラブ活動、特許報奨金制度、永年勤続表彰制度、 カウンセリングサービス、マッサージルーム、社員食堂、育児勤務時間短縮制度、持株会、財形貯蓄制度など、非常に多くの福利厚生が設けられています。
 
■採用大学
過去に多くの大学や大学院から人員の採用を行っていますが、短大や高専、専門学校からの採用実績も多数あります。
 
■平均年収
2025年3月期に発表された平均年収は919万円でした。
 
■求める人物像
・「面白いゲームをつくりたい」という情熱を持っている
・スキルに自信がなくても業務に必要な知識を自主的にキャッチアップできる
・ゲーム業界での経験がなくても、上記の情熱がある人に応募してほしい
 
〇実際の募集例
職種:デザイナー
応募資格
大学院・大学・短大・高専・専門学校の卒業者
大学院・大学・短大・高専・専門学校を2026年3月までに卒業見込みの方
※学科・学部不問
 
■採用倍率
公式から具体的な採用倍率は発表されていませんが、ゲームやアニメなどで多数のコンテンツを取り扱っている2014年における「KADOKAWA」の事務系求人のエントリー総数が約4200人だったという数値から、カプコンへの応募者数を3000人と仮定します。
 
3000人の応募に対して198人の採用ということは、3000/198=約15.2倍となります。
 
年度により採用人数や募集職種も変わる為この限りではありませんが、いずれにせよ非常に倍率の高い企業であることが伺えます。十分に準備して、就職情報に臨みましょう。
 
関連記事
https://game-creators.jp/media/career/139/
 

7.まとめ

ゲーム業界に就職することに向けて、求人数を紹介し、倍率の推定、内定を勝ち取るための方法などをまとめました。

 

ここまでも紹介してきた通り、ゲーム業界は非常に競争が激しい社会で、大手企業に新卒入社するというのは非常にハードルが高い目標です。

そこに入っていくためには正攻法だけでは難しい面もあります。

インターンやアルバイトで内部の人に接触してコネクションづくりに励む、大手にこだわらずとにかくゲーム業界に入ってから実力をつけてステップアップしていくなども方法のひとつです。

 

さらに、ゲームの製作に関わりたいということであれば、ハードルが高い大手企業を目指す必要はなく、デベロッパー企業を第一志望にする手もあります。

まずは自分自身が望む未来をしっかり整理し、目標に向かっていくことをおススメします。

 

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