社員1人1人の仕事と健康を支える、ココネ株式会社の取り組みをご紹介!!
ココネ株式会社は、『ポケコロ』『猫のニャッホ』『センシル』など、「飾って楽しむソーシャルサービス」や「飾る要素を持つゲーム」を展開しており、1,500万人以上の多くの女性たちから支持されています。
ココネでは社員が働きやすい環境を整備するため、様々な取り組みやイベントを行っており、2018年から2020年まで3年連続で日本における”働きがいのある会社”ランキングのベストカンパニーにも選出されています。
今回はカルチャー改善チームの中澤亜弥氏(写真右)、櫻井あすか氏(写真左)にココネ社内の取り組みについて伺いました!
※役職や記事の内容は、インタビュー当日、2020年2月7日現在のものとなります。
●より良いココネにするために!カルチャーのことだけを考える「カルチャー改善」チーム
――まずはカルチャー改善チームの設立経緯を教えてください。
中澤
ココネは2020年に12年目を迎える会社です。
これまで10年以上、「いい会社からいいサービスは生まれる」という思想を持って、社内の文化を大事に育ててきました。
11年目以降は、社会に貢献するため「優しさ」だけではなく「強さ」も備えようといった方針を立てました。
また、500人規模の企業となり、規模に合わせて文化も変えていかなければならない時期を迎えました。
ココネらしさの根幹となる企業文化をいまの体制に合わせ、もう一度根付かせようという活動をしているのが、カルチャー改善チームです。
櫻井
カルチャー改善チームは中澤と私の2名で構成されていて、このチームに入る前はどちらもデザイナーとして業務をしていました。
いまはデザインの仕事はせずに、会社のカルチャーのことだけを考えています。
我々のような人事経験もない社員が、人事部署とは別のアプローチで会社のことや働く人のこと、働き方のことを専任で考えるチームがあるというのは、とても珍しいと思います。
労働側でも経営側でもないあえて中立の立場から、ココネをより良い会社にする役割を担っています。
――おふたりの自己紹介をお願いします。
中澤
私はゲーム業界のデザイナーとしてずっと働いていたのですが、ある時、ゲームを作るのに疲れてしまった時期がありました。
当時ココネは語学サービスを中心とした事業をしていたので、そこでデザインの力を活かせると思い入社しました。
入社後、デザイナーとして語学サービスの制作に携わっていましたが、いつの間にかアプリのデザインに関わっていました(笑)。
昨年までは『ハロースイートデイズ』のデザイン担当でした。
カルチャー改善チームは、会社のカルチャーを維持し、発展させる部署が必要ということで、昨年末に作られたばかりのチームです。
櫻井
私は元々営業職をしていました。
結婚と出産を機に仕事を辞めていたのですが、子供が保育園に上がるくらいにアルバイトを始めました。
それまでは営業経験しかなかったんですが、実は以前からデザイン系の仕事がしたかったんです。
だからアルバイトでいくつかデザインの仕事を経験して、その後ココネに出会うことになりました。
デザインの会社でママが仕事をしている、というのはそれまで聞いたことがなかったのですが、面接の時に「ココネではママが活躍してますよ」と面接官が教えてくれて。
ここでぜひ仕事をしたいと考え、入社しました。
入社後は『ポケコロ』のアイテムデザインや、『ハロースイートデイズ』のデザインを中澤と一緒にやって、いまにいたります。
――カルチャー改善チームでは、どのような仕事をしているのでしょうか?
中澤
ざっくり説明すると、メンバー個人が困っていることや考えていることをヒアリングして、会社にもう少し良い働き方ができないか、良い制度に変えられないかを提案するのが仕事です。
――ヒアリング件数はどのくらいなのでしょう。
中澤
まだチームができてから2ヶ月なのですが、東京本社にいる社員300人中100人以上からヒアリングをしました。
ポジションとしては中立、会社と社員の間に立つ、第三者機関みたいなものですね。
櫻井
どちらかの味方になる訳ではないです。
社員の問題や意見を吸い上げて経営陣に持って行くし、会社側から社員に発信したいけど伝わっていないことがあれば、それを伝えていくという橋渡しをしています。
●人生の一部としての会社に健康と幸せを
――ココネではジムやデリという健康に関する取り組みがあるとお聞きしています。
中澤
ジムは就業時間中でも自由に利用ができて、専属の健康士が常駐してくれています。
会社が用意したプログラムもあるのですが、最近はそれ以外にファスティングダイエット、プチ断食みたいなのが社員発でムーブメントになっていたりもします。
最初はUIデザインチームが健康士と相談してやっていたのですが、それが飛び火して流行りました。
私もファスティングダイエットで4kg痩せました!
櫻井
会社側で用意したジムが、本当にみんなに活用されていくフェイズに入ったのだと思います。
私は毎朝の10分をストレッチに使っているのですが、そこで業務ではまったく関わりのない人と会って話ができるのがいいですね。
中澤
業務時間中にジムに行くというのが、最初は当たり前ではなかったんですよ。
でも導入から3年ぐらい経ったとき、ふと気づけば当たり前になっていました。
メンバーの誰かが「あれ、○○さんいないな」と思ってスケジュールを確認したら「あ、ジムか」って自然と馴染んでいたんですね。
なぜココネがジムを用意しているかというと、社員への福利厚生や、リフレッシュして効率よく働くという目的だけではないんです。
人生のうち平日の8時間という長い時間を過ごす会社で、「会社に行くから健康になる」という状態を作れば人生が豊かになるという考えを会社が持っているのです。
――デリについてはいかがでしょうか。
中澤
デリは専属のシェフが毎日手作りの朝食、昼食、夕食を提供するスペースです。
シェフが社員のアレルギーや好みを把握し、宗教的な制約がある方の食事にも対応しています。
もちろん、シェフやデリのメンバーもココネの社員ですよ。
櫻井
こんなに人がいるのに、好き嫌いを把握してくれているんですよ。
私は辛い物が苦手なんですが、辛い料理の日にも「ソース変えておいたよ」って別のものを出してくれるんです。
本当にありがたいですよ。
中澤
外国籍の社員とシェフが一緒になって、その人の故郷の料理でメニューを作って、フランスフェアとか、台湾フェアとかをやってくれることもあります。
――デリはとても広くて開放的ですね。
中澤
デリができたのは2015年で、今よりもっと会社が小規模でしたし、普通は福利厚生費でこんなに使っちゃだめなんですよ(笑)。
でも代表が「これは福利厚生じゃない。健康で幸せな時間を過ごせるというのは、会社に人間を集める以上、必要最低限のこと。福利厚生はプラスアルファでやるものだ」と言って、反対を押し切ったんです。
――健康にここまで気を使っている企業は他に見たことがありません!
次は、学びへの取り組みの部分について話を聞きたいと思います。
櫻井
少し前に”学び舎ココネ”という名前で、デザイナーにはデッサン、企画運営には統計学を教える会などを開催していました。
これはいまではスクールと名を変えて、もう少し実践的な内容に変わっています。
例えばスクールに入ったら一週間でUIを作成、何人かで比べ合って指摘し合い、現場に戻す、といったことをしています。
これは現場からも「新人がスクールに入って出て来たらすごい成長していた!」とかなり評判です。
他にも、若手社員を様々な開発現場で経験を積めるよう、メンバーをトレードし別チームの実力者のそばで仕事をしてスキルを身に着けるといった取り組みもしています。
「留学してくる」、みたいに言われていますね(笑)。
――自然とチーム間の交流も活発になりますね。
中澤
そうですね。
コミュニケーションの施策だと、少し前まで、このふたりでいろいろな職種の人と社内にあるバーで飲むという活動をしていました。
いまはコーヒーブレイクタイムに変わっています。
新しく入って来た人が隣の人としか喋れない問題って、どの会社にもあると思うんですよ。
このコーヒーブレイクタイムはその新人とメンターの人が、それぞれ喋りたい人とか仲良くなりたい人を選んで、みんなでコーヒーを飲みに行くという活動です。
これも業務中に行くのですが、業務中だと団結力が違いますね。
いい雰囲気になります。
櫻井
あとは私もママなので、同じように育児をしながら働いている方の相談は多いですね。
育児フリータイム制度の改善については、いま取り組み中です。
育児フリータイム制度というのはその月の平日勤務日数×1時間のフリータイムを取得して、それを育児のため早く退勤したりするのに使う制度です。
いまも制度自体はあるのですが、何歳の子供にまで適用するのか、みたいな話を会社と調整しています。
育児者向けの施策は他にもあって、育児休暇中に会社が遠くなるといけないので、育児休暇中のママをいっぱい呼んで、会社に赤ちゃんがいっぱい集まる日もあるんですよ。
ちなみに、ココネでは育休をとっているパパもいます!
中澤
育児休暇中に会社に来て知り合いに声をかけられると、自分が戻れる場所があるって安心できるんです。
――何人くらい育休の方がいらっしゃるんですか?
中澤
ここ数年多いですね。
大体いつも6人ぐらいいます。
櫻井
同僚のほうも「育児休暇中だ」って聞いているだけじゃなくて、赤ちゃんと一緒の姿を見るとリアルに「いま子育てしてるんだ」って理解してくれるんです。
だからなるべく会社に子供を連れて来る機会があるといいなと思っています。
●フランクにコミュニケーションできる会社
――社内でのイベントについてはいかがでしょうか。
中澤
ココネのイベントだと、ハロウィンが一番盛り上がります。
櫻井
ハロウィンは家族を呼んで、子供もみんな仮装してて可愛いんですよ。
その日は仮装したまま仕事しているのですごい光景になります(笑)。
中澤
あと昨年は総務がファミリーデーといって、家族を呼ぶ日を開催していました。
結構お爺ちゃんお婆ちゃんを連れて来る若手が多いんですが、あとから泣いちゃうようなお手紙が届くんですよ。
孫のことを心配してお爺ちゃんがクレジットカードを渡していたんですけど、「こんないい会社に勤めているんだから、これはいらないよ」って孫が返してくれたんです。訪問できて嬉しかったってお礼を書いてくださって。
――とってもいいお話です。イベントはおふたりが考えているんでしょうか。
櫻井
細かいイベントはカルチャー改善チームが考えている訳ではなくて、各部署でやっていますね。
卓球大会やってたり(笑)。
中澤
10年目の創立記念日は、大々的にイベントを企画して、社員旅行に行ったり、全員が参加する記念の本を作成したり、いろいろやりましたね。
ちょうど人数が多くなって、コミュニケーションがちょっと遠くなって、寂しさを感じてた時期だったんですよね。
櫻井
そこをなんとかしたくて、10周年は実行委員を推薦してもらい、入社してから日の浅い人長い人、職種別年齢別でごちゃごちゃにして、企画を考えてもらいました。
社員全員の顔写真パネルも、そのなかから出て来たアイデアで、新卒1年目のメンバーが発案して主導したんですよ。
――カルチャー改善チームとしてひとりひとりと向き合う時、何が一番大変ですか?
中澤
ヒアリングの時間ですね。
最初はみんな「30分も喋ることないよ」と言うんですけど、大体1時間くらい喋ってくれます。
櫻井
役員面談で話すことでもないし、事業部のリーダーとはサービスの話になっちゃう。
このふたりだから話せること、盛り上がる話題があって、すごく重要なポジションだと感じています。
――最後に、おふたりがココネのカルチャーのなかで好きなところを教えて下さい。
中澤
いままでいろんなゲーム会社に勤めていたのですが、ココネに来てびっくりしたのは、開発の人が話を聞いてくれることでした。
ほかの会社だと「無理」とか「優先度いくつ?」とか「どこからの命令ですか?」って言われちゃうことが多かったのですが、ココネだとお互いに話を聞くような文化になっているんですよ。
みんながコミュニケーションをとってくれるところが好きですね。
櫻井
ほかの会社だと開発者の方って、「こういうのできます?」って聞いたら「できるんだけどね……」って、すごく消極的らしいんですよ。
でもココネだと「うん、なんでもできるよ」って平気な顔で言うんです。
中澤
そう、「なんでもできる」って言うんですよね(笑)。
櫻井
ココネのいいところ……。
私の場合は、フラットなところでしょうか。
ある日、会長が私を見つけて、遠くから手を振ってくれたんですよ。
いろいろな業界にいたことがあるんですが、こんな会社ないぞと思って、嬉しくて全力で手を振り返しました。
その時に上下関係なく距離が近くて、フラットな会社なんだなと感じましたね。
同じ目線で考えてくれるし、困っている時に手を差し伸べてくれる人がたくさんいます。
中澤
そういったココネの良さが人数が増えて薄まってしまったな、という問題をずっと感じていました。
どれだけ良い文化があっても、これだけ大きな規模になると薄くなってしまうんですね。
だから、カルチャー推進メンバーへの異動についてお話をもらったときは、嬉しかったですね。
ココネをより良くするため、会社のことだけを一生懸命考えるチームに、人事経験のない我々デザイナー出身のふたりが抜擢されたことは、ココネの文化を表していると思います。
ここが正念場だと思うので、今後もカルチャー改善チームとしてココネらしい文化を維持・発展させていきたいと思います。
――ありがとうございました。
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