TBS、新規フォーマット開発でSONYとフォーマット全世界販売契約
TBSと英SONY PICTURES TELEVISION(以降:SPT)は、TBSが開発した新番組フォーマット『TIME IS MONEY – THE CELEBRITY LIFE HACK SHOW』(=時は金なり、以降:『TIM』)の全世界販売権について契約合意した。
これによりSPTは今後、全世界で同フォーマットの販売、及び各国版制作をはじめとする展開を進め、TBSはさらなる市場の開拓を目指す。
『TIM』の元となっている番組『時短生活ガイドSHOW』(英語名:26 Hours/Day)は、2009年から2010年にかけてTBSのゴールデンタイムで放送された生活情報バラエティ。
毎週、番組司会者の紹介の元、芸能人のゲストたちが、料理や家事など、主に日常生活における自慢の作業効率化、時間短縮の裏ワザ(番組では「時短テク」と表現)をユーモアと実践を交えて紹介する内容だ。
TBSは近年、フォーマットの海外展開に力を入れており、新規開発だけでなく、自社番組フォーマットの世界市場向け改編やリパッケージなど、多岐にわたって販売戦略を強化している。
特に昨年からは、世界的ヒット作を数多く手掛け、フォーマットの第一人者としても知られる英プロデュ―サーDave Winnan氏(英LITTLE DELICIOUS MEDIA社CEO、『Hell’s Kitchen』や『I’m A Celebrity…Get Me Out Of Here!』など)と提携するなど、フォーマットの共同開発を展開している。
Winnan氏との提携第1弾として、TBSのゴールデンタイムで放送実績のある『時短生活ガイドSHOW』のフォーマットに、ゲームやコンペの要素を加えるなどして、世界市場向けに『TIM』として再開発。
昨年秋のカンヌ国際テレビ見本市MIPCOM(ミップコム)で、TBSの新フォーマットとしてお披露目していた。
SPTのグローバル・フォーマット部門のプロデューサー、トレイシー・ヤーン氏は「時間に追われる現代生活で、一日2時間余分にあったら喜ばない人はいないでしょう! 私達が最初に『TIM』を見た時に、面白くて、活気があって、かつ役に立つこのフォーマットの魅力は、世界に伝えられるとすぐに思いました。
この魅力を世界の視聴者のみなさまにお伝え出来るのを待ちきれません」とのコメントを寄せた。
TBS海外ビジネスセンター海外販売事業部長の須永麻由も「SPTと当社のコラボで、『TIM』が“おもしろビデオコーナー”や『風雲!たけし城』『SASUKE』に続く、TBS発の世界的ヒット番組になることを期待しています」と語る。
SPTは、コロナ禍の影響でリアル開催が中止になったMIPCOMに代わり、今月1日から31日までオンラインで開催されている、フォーマットに特化した見本市Virtual October Formats Festを皮切りに、SPTの新作目玉フォーマットの一つとして『TIM』を売り出し中。
今後、欧米をはじめ、世界での制作が期待されている。
TBSのコンテンツ海外展開について
TBSは1960年代以降50年以上にわたり海外展開に積極的に取り組んでおり、特に「フォーマット番販」の分野では世界的にも草分け的な存在。
これまで米Bellon Entertainment社と共同で、世界160以上の国・地域で200種類近く、数千話におよぶ「フォーマット番販」によるTBS番組の各国版制作を実現しており、各国で国民的な人気を博した(博している)番組も多数。
またドラマやアニメなどすべてのジャンルの番組や映画も販売しており、累計の販売実績は、世界160を超える国・地域に数百タイトル数万話におよび、テレビ、映画ともに「コンテンツ・プロバイダー」としての世界におけるプレゼンスを確立している。
特に近年は配信やIP活用による商品化、出版、テーマパーク、タイアップなど「マルチ展開」にも活動を広げている。
昨年、海外展開強化の一環で、3部からなる「海外ビジネスセンター」を開設し、海外展開の一層の強化を図っている。
[TBSオンライン・カタログ]https://www.tbscontents.com
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[TBS海外番販公式ツイッター]https://twitter.com/TBS_prosales(@TBS_prosales)
SPTについて
ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン(SPT)は、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント社のグループ企業で、世界のあらゆる媒体にあらゆるジャンルの自社コンテンツを製作、配給、提供するテレビ業界の最大手企業のひとつ。
各国でさまざまな受賞歴がある映画、テレビ番組、フォーマットの世界最大規模の自社作品(ライブラリー)を持つ。
加えて、繁栄的コンテンツ・ビジネスや自社所有、及び合弁企業の強力なポートフォリオを、アメリカ、欧州、中南米、アジア太平洋地域で、さらに世界中でリニアとデジタル・チャンネルを手掛ける。
提供元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000065979.html