ゲームクリエイターの気になる年収は?ケース別に紹介


ゲームクリエイターを目指している人に向けて、どうしても気になる年収に関する情報をご紹介。

職種別それぞれの平均年収や求人に応募する際に注意したいこと、そして年収をアップさせるためのキャリアパスなどについて説明していきます。

ゲームクリエイターを目指している方は、一つの参考にしてみてください。

 

1. ゲームクリエイターの平均年収について

平均年収

1-1. 職種別平均年収

・エンジニア職(フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアなど)
エンジニア職の年収は400~800万円くらいと言われています。

スキルを追求していって技術のスペシャリストになったり、メンバーのリソース管理なども担当するマネージャークラスになると、年収がアップします。

 

・デザイン職(2D・3D・WEBデザイナーなど)
デザイナー職の年収は300~700万円くらいと言われています。

需要の多い3Dスペシャリストなどは年収も高い傾向にあり、また2Dデザイナーは業務の幅を広げる努力をすることで年収を上げることができます。

制作スキルに加えてマネジメントスキルも身に付けアートディレクターとして活躍できるようになると、年収はより高くなります。

 

・企画職(ゲームプランナー・ディレクター・プロデューサー)
ゲームプランナーやディレクターなどの企画職の年収は300万円~800万円くらいです。

プランナーからディレクターへ、ディレクターからプロデューサーにステップアップしていくのが一般的で、ほかの職種よりも年収の幅が広いのが特徴です。

 

1-2. 開発規模や責任の大きさが年収に影響する傾向にある

よほど特別なスキルや経験をもっていない限り、最初入社した段階では、そこまで年収に大きな差はないはずです。

どの職種でもリーダーやマネージャーなど、自分以外の他のメンバーを管理するポジションにまわると、年収もアップする傾向にあります。

 

なお開発の規模が大きい場合、関わるメンバーの数も増えて責任も大きくなります。

多くのケースで給与の多さに規模の大きさが考慮されるため、大規模プロジェクトの多い大手企業の方が平均年収も高くなる傾向にあります。

もちろん中小企業であっても、その会社の看板を背負うプロジェクトを任された場合は大手企業以上の給与が見込めるケースもあるでしょう。

 

2. ボーナスや福利厚生面について

福利厚生

2-1. 求人情報を事前に把握することが大切

先ほど紹介したような職種それぞれの平均年収を知ることも大切ですが、どの会社に入社するかによっても、収入や労働環境などは変わってきます。

会社によってボーナスがあるかないかは変わりますし、福利厚生の内容なども大きく違ってくるため、求人票の情報をしっかりと確認することが重要です。

 

ちなみに大企業ほど福利厚生面がしっかりしており、中小企業はそこまで手が回っていない場合が多いのが一般的です。

ただし一方で、中小企業には大手企業よりも様々なことに柔軟に対応できるという特徴もあります。

従業員数の関係で社員一人ひとりの存在感も相対的に大きくなるため、中小だからという理由でNGとして判断してしまうのはもったいないと言えます。

自分が企業を選ぶ際に何を優先したいか、事前にしっかりと整理しておくことが大切でしょう。

 

2-2. タイトルのヒットもボーナスの有無に影響

ゲームクリエイターの場合、自分が関わったタイトルがヒットするかどうかは、その後の収入に大きく影響する要素です。

会社としてもたくさんの予算と時間を投下して開発を行っているので、ゲームがヒットしたかどうかの判断はシビアに行われるはずです。

 

2-3. 納期前は残業が多くなりがちなことを認識しておく

給料や福利厚生だけでなく、平均残業時間はどれくらいなのか、そして残業代はしっかり支給されるのかなどについても、しっかりと確認しておきましょう。

 

残業代が出るか否かは会社によっても変わってきますが、納期が存在する業種である以上、期限前は残業が多くなりがちです。

スムーズにプロジェクトが進んでいても、この時期にはある程度残業が増えることを覚悟しておく必要があります。

 

3. ゲームクリエイターで年収をアップさせるためのキャリアパス

年収をアップ

3-1. エンジニア職

エンジニアの場合は、プログラマーとして経験を積んでいき、重要度の高い新規プロジェクトにアサインされるメンバーになったり、リードプログラマーになることを目指してキャリアを重ねていくのが一般的です。

 

スキルと並行してコミュニケーション能力もあれば、開発チームの管理を行うマネージャーの仕事を任されたり、ディレクターに選抜される可能性もあります。

また大手企業の場合は技術を追求したいエンジニアのために、スペシャリスト枠を設けているケースもあるようで、そういった道に進んでも年収をアップさせることができます。

 

3-2. デザイン職

デザイナーの場合は、経験を積んでいってタイトルのメインイメージなどを手がけるようになり、自分の名前を売るのが王道の成功パターンです。

ただしそのようなコースでキャリアアップしていける人はごく少数に限られていますので、自分の社内での評判をあげるのと並行して、マネジメントスキルやディレクションスキルを身につけ、アートディレクターに選抜されるのを狙うのも一つです。

 

他にも技術のニーズが高い3Dのスペシャリストを目指してスキルアップしていくことでも、年収をアップさせられる可能性があります。

 

3-3. 企画職

企画職の場合、まずはプランナーからスタートして、ディレクターやプロデューサーにステップアップしていくのが一般的です。

会社によっても職種ごとに任せる担当領域は変わりますが、ステップアップしていくにつれて、開発現場だけではなくビジネス的な面も含めたより大きな視点でプロジェクトをマネジメントしていくことが求められるため、給料も高くなります。

 

マネジメントスキルやディレクションスキルが高いと、エンジニア職やデザイン職からでもディレクターやプロデューサーにステップアップするケースがあるようです。

 

3-4. フリーランスへの道

フリーランスになるのも、年収をアップさせるための方法の一つです。

一般的に会社員として働くよりも高い報酬が期待できますが、会社員よりも不安定な働き方になります。

またフリーランスになったときに流行している技術をもっていても、5年や10年後にその技術が陳腐化した場合は仕事がなくなってしまうリスクも存在します。

また正社員、契約社員の方が充実した教育体制があるケースも多く、常に新しい技術を学びやすい環境となっている可能性もあります。

そのためフリーランスであれば、自主的に勉強し技術を最新にアップデートしていくこと心掛けるのが大切です。

もちろんヒューマンスキルといった技術以外の要素も仕事を進めていくために大切なスキルになります。

 

4. まとめ

年収をあげていく方法としてどの職種にも共通するポイントは、専門的なスキルを磨くだけではなく、マネジメントスキルやディレクションスキルを身につけると年収をアップさせやすい、ということです。

会社員として働くということは、自分以外のほかのメンバーと協力しながら仕事を進めていく必要があり、そういった環境を築くことが出来る人は会社にとっても大切な人材になるため、収入も高くなります。

 

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