デザインツール「After Effects」について、主な機能と特徴を解説!


 
「After Effects」は、2D・3Dのアニメーションやエフェクトの作成に特化した映像編集用ソフトウェアです。Adobe社が開発・販売しており、IllustratorやPhotoshopといった定番ソフトウェアとの連携機能があります。
 
ゲーム制作の現場においては、アニメーション・グラフィック分野を専門とする職種の方が用いることが多いです。
 
今回は、After Effectsがどんなソフトウェアなのか、どんな作業に用いられているのかを解説します。利用料金についての情報もまとめているので、ゲーム業界への転職を目指す方はぜひ本記事を参考にソフトウェアに触れてみてください。
 

After Effectsとは?

まずは、After Effectsのソフトウェア概要や利用料金、ソフトウェアを用いてどんなことができるのかについてご紹介していきます。
 

After Effectsの概要

Aftereffectの正式名称は「Adobe After Effects(アドビ アフターエフェクツ)」。ゲーム制作にも多く用いられているグラフィックソフトウェアである「Illustrator」や「Photoshop」を手がけるAdobe(アドビ)によって開発・販売されています。
 
主に2D映像の加工を得意としますが、3D空間に3DCGモデルやカメラ・ライトを配置しての作業も行えるため、モーショングラフィックスやビジュアルエフェクトの作成などに幅広く使われているソフトウェアです。
 
現在Adobeのクリエイティブアプリはすべて月額制で販売されており、利用料金は以下のとおりです。
 

個人向け料金コンプリートプラン(Illustratorのほか20以上のアプリが利用可能):6,248円

After Effects単体プラン:2,728円

学生・教職員向け料金コンプリートプラン:2,178円

(各ソフト単体プランの提供はなし)

(価格はすべて税込)
※コンプリートプラン・単体プランともに7日間の無料体験版あり
 
これまでAfter Effectsに触れたことがない方は、ぜひ無料体験版を活用してみてください。コンプリートプランの体験版では、IllustratorやPhotoshopなどのゲーム制作に欠かせない他ソフトウェアも同時に使用できますよ。
 

使い方(使用用途)

ゲーム制作の現場におけるAfter Effectsは、2Dおよび3Dアニメーション映像の作成や映像に用いるエフェクトの作成など、映像に関するさまざまな作業に使われています。
 
キャラクターが技を繰り出すアニメーションを作成し、そこに光や爆発を表現するエフェクトを追加する、というような使い方です。
 
その名称どおり映像編集ソフトウェアの中でもエフェクトを用いた作業に特化しているため、作成した映像同士をつなぎ合わせるような編集作業には他のソフトウェアが使われることが多いです。
 

主なAfter Effectsの機能

After Effectsが持つ主な機能や、ソフトウェア独自の魅力について解説します。
 

アニメーション制作が可能

先述のとおり、After Effecrsはエフェクトに関する映像編集作業に特化したソフトウェアですが、同じソフトウェア上で土台となるアニメーションの制作も可能です。
 
”コンポジションの作成→素材の選択・作成→映像の動作の設定→レンダリング”という流れでアニメーションを作り、そのままゲーム内に組み込んだり、書き出した動画ファイルを他のソフトウェアで開いてさらに加工を加えたりできます。
 

独自レンダラーを搭載している

After Effectsには、「SINEMA 4D コンポジションレンダラー」という独自のレンダリングツールが搭載されており、以下のような機能を持っています。
 
・インタラクティブな3Dテキストやロゴ、カーブした2D平面などをAfter Effectsだけで作成できる
・スライダーを操作するだけで、アニメーションの画質やレンダラー設定を制御できる
・CPU上で高速なレンダリングができる
 
個別にレンダラーを用意する必要がなく、After Effectsひとつでアニメーション制作をスムーズに進められますよ。
 

さまざまなプラグインが使用可能

After Effectsには豊富なプラグインがあり、ソフトウェアに新たな機能を追加したり、作業の効率がアップするようなカスタマイズをしたりできます。
 
Adobe自らが提供しているものから他のユーザーによって開発されたものまでさまざまで、例えば以下のようなものがあります。
 
・「AE Juice」
→アニメーション素材やトランジションが豊富に入っており、プロジェクトへ簡単に追加できるようになる素材集
 
・「Saber」
→電気、オーラ、ビームなどの光に関するエフェクトを簡単に制作できる
 
・「Neat Video」
→映像のノイズをきれいに除去してくれる
 
上記のプラグインはほんの一例にすぎず、無料でダウンロードが可能なものも多くあるので、まずは無料配布されているプラグインの中から好きなものを探して導入してみてください。
 

まとめ

2D・3Dアニメーションの制作やエフェクトを用いる作業に多く用いられる定番ソフトウェア「After Effects」をご紹介しました。
 
After Effectsは映像に関する幅広い作業に対応しており、土台となるアニメーションの制作・エフェクトの制作・レンダリングまでをこれ1本で済ませられますよ。
 
Adobe製のクリエイティブソフトウェアは月額2,728円(税込)からと個人でも比較的手頃な料金で利用でき、7日間の無料体験版も用意されています。まだAfter Effectsに触れたことがない方は、ぜひ無料体験版を活用してアニメーションやエフェクトの制作に挑戦してみてください。
 

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