ゲーム開発でも使われるC言語とは?言語の特徴について解説
プログラミング言語において絶大な人気とシェアを誇るC言語。ゲーム業界だけでなく様々な開発現場で使われており、その汎用性には定評があります。
本記事ではそんなC言語について、特徴から他言語との違い、おすすめの学習方法について解説します!
C言語とは?
C言語とは、アメリカ合衆国の計算機科学者であるデニスリッチー氏により、1972年に開発されました。デニスリッチー氏が所属していたAT&Tベル研究所では、光ルーター、UNIXといった新技術が開発された研究所として有名です。
現在ゲーム業界だけでなく、システム開発やソフトウェア開発といった現場で幅広く使用されており、C言語だけでなく、C++等は常にプログラミング言語人気ランキングにランクインしています。PHP、Ruby等の主要言語もC言語から作られており、今後もその需要は衰える事は無いでしょう。
C言語の特徴
C言語の特徴は主に、①汎用性の高さと②実行速度の速さが挙げられます。
①汎用性の高さについてですが、元々C言語はコンピューターOSの移植用に作られた言語であり、ハードウェアの開発及び保守といった作業で使われてきました。
そのためメモリ管理や、ポインター演算、論理演算といった様々な処理を行えうことが出来ます。更にその自由度も高く、コンシューマーゲーム、アーケードゲームといった開発にも使われるなど、その自由度の高さから人気を集めています。
また②実行速度の速さについてですが、C言語はソースコードを機械語に訳してから実行する”コンパイラ型”と言う型を取っている為、プログラミングの処理速度が速いという特徴があります。
C言語によるゲーム開発
先述の通り、アーケードゲーム、コンシューマーゲーム、更にはソーシャルゲームやブラウザゲーム等、ゲーム開発のほぼすべてを行う事が出来るのがC言語の特徴です。
またサーバーサイドのプログラムやゲーム開発に必要なツールもC言語で作成されているケースが多く、ゲーム業界でC言語が扱えることは大きな強みになります。
C++、C#との違い
この項目では、C言語から派生しているC++、C#について、C言語との違いをご説明します。
C++
C++は、1983年に作られたプログラミング言語であり、C言語の登場から約10年後に生まれました。日本ではシープラと呼ばれる事が多いです。
C言語と同じく、OS等のハードウェアを制御できる汎用性の高さと併せて、オブジェクト指向型のプログラミング言語であるという特徴があります。
C#
C#とは、アメリカの大手IT企業のMicrosoft社が開発した言語です。起源はJAVAとC++を合わせた概念として登場しており、C言語やC++とは全く別の言語になっています。
開発元がWindowsを提供しているMicrosoftのため、Windowsアプリ開発や、WEBアプリの開発に適性を持っています。
C言語の学習方法
動画プラットフォーム
C言語開発の際は、Udemy、ドットインストールといった動画プラットフォームを活用して学習する方法があります。
現場で活躍するエンジニア講師による解説や、プログラミングの演習等も行う事が出来るため、独学で学ぶ方にとって人気の方法です。
また動画だけでなくスライド形式で言語を学ぶことが出来るProgateというサイトもあります。言語の概要から特徴、基本的な構文についてスライド形式で学ぶことが出来、各章の終わりには演習問題を設けている為基礎知識の定着に役に立つサイトです。
書籍
C言語に限らず、数々のプログラミング言語には専門書籍があります。
入門者から現場で既にC言語を使っているエンジニア向けの書籍まで様々な用途で出版されているため、自分のレベルにあった書籍を購入する様にしましょう。
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まとめ
C言語について、言語の特徴から学習方法について解説しました。
現在多くの開発現場で使用されており、クライアントサイド/サーバーサイド双方で役に立つことから、C言語のスキルはゲーム業界でも必ず武器になります。
学習難易度は少し高めの言語ですが、本記事をきっかけにC言語の習得を目指してみてはいかがでしょうか。
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