ゲーム業界への転職は難しい?業界未経験者が転職するためのポイント


 
「ゲーム業界に転職したい」と相談すると、「ゲーム業界は難しいんじゃない?」と言われた…という経験をした声をよく聞きます。多くの人が、漠然と「ゲーム業界への転職は難しいもの」と思っているようですが、なぜそういった考えが広まっているのでしょうか。
 
このコラムは、ゲーム業界での就業経験が無い人がゲーム会社に転職できるか、できる場合どのようなことに気を付けるべきかを解説します。異業種で働いているものの、どうしてもゲーム業界に転職したいと思う人はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
 

1.【前提】ゲーム業界への転職は業界経験の有無によって難易度が大きく変わる

最初に結論を言うと、異業種からゲーム業界に転職することは決して不可能ではありません。とは言え、業界経験が無いことはやはり不利に働きます。
 
次の項目では、異業種からゲーム業界に転職することが難しいと言われる理由を解説します。
 

2. なぜゲーム業界への転職は難しいと言われているのか

この項目では、ゲーム業界への転職が難しいと言われる理由を記載していきます。
 

2-1. 誰もが聞いたことがある大手は倍率が非常に高いため

日本のゲーム会社の中には、国内だけでなく世界にも広く名が知られるような企業があります。そのような企業に入りたい人は多数存在しますから、日本全国どころか海外からの応募もあるでしょう。そのため、大手有名会社の競争率が非常に高いのは無理のないことです。
 
基本的に、各ゲーム会社は求人倍率を明らかにしないので明確にはわかりませんが、大手ゲーム会社では倍率が100倍を超えることも少なくない、という予想もあります。このような状況のため、有名ゲーム会社は業界経験者であっても狭き門なのです。
 

2-2. 中小企業が中途採用で求めている人材は即戦力のため

前の項目では大手有名ゲーム会社に言及しましたが、中小だからといって簡単ということではありません。大手であれば獲得した人材を教育しながら育成したり、特定の分野だけに特化することで効率良く育成したりもできますが、中小企業の場合は少ない人員で多くの業務をこなすことが必須です。
 
そのため、業界経験者であれば間口は広めですが、即戦力となれるスキルがあることや、複数の業務に関与できるマルチな経験がある人が求められる傾向があります。
 

3. ゲーム業界未経験者が転職するためのポイント

この項目では、ゲーム業界での就業経験が無い人がゲーム会社に転職するためのポイントについて解説していきます。
 

3-1. 前職の経験が活かせる部署に応募する

ゲーム業界自体は未経験であっても、デザインやプログラミング、営業や経理など、今までの経験が生かせる職種の募集であれば、それだけ内定を勝ち取れる可能性は上がります。
 
そのため、自分自身が持つ経験とスキルをしっかり見極め、応募する会社にとって役立つ人材だとアピールできる部署に応募することを心がけましょう。
 

3-2. 未経験歓迎の会社を選ぶ

誰もが知っているようなゲーム会社への転職は、経験者であっても簡単ではありません。そのため業界未経験者であれば、まずは大手企業への挑戦は避けた方が良いでしょう。
 
また、ゲーム業界の中にも「未経験歓迎」で募集を行う会社はあるので、できるだけ入りやすい会社に入って実績を積むことも重要です。
 
「未経験歓迎」の求人について詳しく書いたコラムがあるのでぜひ以下もご参照ください。
「ゲーム会社が出している未経験歓迎の求人に応募する上でのポイント・注意点」
 

3-3. アピールできる実績を作る

ゲーム開発に興味がある人なら、まず実際にゲームを作ってみる、デザイン志望なら作品を作ってポートフォリオにしてみるなど、アピールできる実績を作りましょう。
 
近年はさまざまなツールが発達していますし、テクニックを伝える動画なども豊富にありますから、「好き」という素質さえあれば、ある程度の技術を身につけることは決して不可能ではありません。
 

3-4. 未経験でも即戦力に繋がるスキルを身につける

「未経験」を補うためには、即戦力と言えるスキルを身につける手もあります。例えばプログラミングやデザインなどは専門学校に通うことでスキルアップできるでしょう。
 
また、面接で、単に「ゲームが好きです」と語ることはほとんどプラスになりませんが、「ゲーム会社で働きたいので仕事をしながら専門学校に通いました」とアピールすることは印象アップにつながります。
 
未経験からゲームプログラマーになるためのコラムがあるので、ぜひ参考にしてください。
「未経験からゲームプログラマーになるには?必要な能力や資格も説明」
 

4. ゲーム業界に転職する上で求められる資格・スキル

この項目では、ゲーム業界に転職するために有効な資格やスキルについて解説します。
 

4-1. 【注意】ゲーム業界に転職にする上で「これさえあれば大丈夫」という資格はない

最初に明確にしておきたいのは、ゲーム業界で生きていくうえで「これさえあれば大丈夫」という資格は存在しません。
 
例えば、プログラミングの職種自体には資格は存在しますし、資格を持っていることは一定の知識や努力の証にはなるでしょう。また、資格を持っていることで自分に自信を持てるのは良いことです。
 
その一方で、ゲーム業界では資格が無ければできない仕事はほとんど存在しないのが実情です。例えば公共工事などでは特定の資格を持つ人が在籍しない会社は入札に参加できない、といったルールがありますが、ゲーム業界にはそのようなルールはありません。そのため、資格だけが優遇されることはないことは知っておきましょう。
 

4-2. プログラミングの技術

プランナーやデザイナーになるとしても、プログラミングの基礎知識を持っておくことはゲーム業界では強みになります。ゲームはプログラミングによって動くので、基礎を知っていることでプランニングなどの業務も進めやすくなるからです。
 

4-3. 社会人経験・忍耐力

ゲーム業界に在籍したことが無い人は、クリエイターが単独で仕事をしているようなイメージを持っているかもしれませんが、実はゲーム業界はチームやプロジェクトで行う仕事ばかりです。そのためコミュニケーションスキルや管理能力は非常に重要です。
 
また、ゲーム業界は常に新しいものを求められる性質上、日程が押したり計算外のことが起こったりしやすい世界でもあります。そのため、過去に厳しい仕事をクリアした経験はアピールポイントになる可能性があります。
 
近年、根性論は忌避されがちな面はありますが、困難をあきらめずに具体的な工夫を使って乗り越えた体験などはぜひアピールしてみましょう。
 
また、業界未経験者に向けたゲーム業界転職のコラムがありますので以下に記載します。ぜひ参考にしてください。
「「まったくの未経験」からゲーム業界へ転職したい!覚えておきたいコツやポイント」
 

5. ゲーム業界への転職が不安な人はチェック!属性別転職のポイント

この項目では、ゲーム業界に転職したいけど、明確に不安な点があるという人に向けて転職時に気を付けるべきポイントを解説します。
 

5-1. 学歴が文系の人

「ゲーム業界=理系」というイメージは文系の学校を出た人ほど強いかもしれません。しかし実際には、ゲーム業界でも文系の経験を積んだ人の需要は多数あります。
 
例えばゲームプランナーやシナリオライターなどは理系のスキルは特に要求されません。また、ローカライザーは他国の言語や文化に精通していることを要求されるので文系のスキルを要求される仕事です。
 
ほかにも営業や法務など文系出身者の需要は非常に多いので、ぜひあきらめることなくチャレンジしてください。
 
文系の人がゲーム業界に転職するための注意点を細かく書いたコラムがあるので、ぜひご参照ください。
「文系だけどゲーム会社に就職したい!望まれるスキルとアピール方法も説明」
 

5-2. 学歴に不安がある人

最終学歴が高校卒業であることなど、学歴上の不安があってもゲーム業界に転職したい人は少なくないでしょう。実際のところ、求人情報に「学歴不問」と記載するゲーム会社もありますが多数派とはいえず、高卒の人が大学卒より不利なことは間違いありません。
 
不利を克服する手段としては、まずアルバイトでもいいのでゲーム会社での就業経験を積むか、専門学校やプログラミングスクールに行くなどして即戦力としてのスキルを身につけるなどがあります。また、通信教育などで大卒の資格を取るという方法もあります。
 
高卒でゲーム会社に入るための方法や注意点を詳しく書いたコラムがあるので、ぜひ参考にしてください。
「ゲーム会社に高卒で入りたい!難易度やオススメのキャリアパスについて」
 

5-3. 前職がゲーム業界と全く関係ない人

異業種から転職する場合、新しい職場に利益をもたらせる人材だとアピールすることが大切です。例えば事務や経理、営業や人事などの経験があれば同様の職種はどの会社でも需要がありますから、決して悲観することはありません。
 
ただし、事務経験しかない人がクリエイターの仕事をしたいと思う場合は、何らかのスキルを身につけることや、ポートフォリオとして提示できる作品を作ることなどが必須です。
 
近年、多くの会社は募集時のミスマッチを避けるために、応募要項に必要なスキルや歓迎するスキルを記載していますから、そこに書かれたスキルを具体的に身につけることから始めましょう。
 

6. まとめ

ゲーム業界での就労経験が無い人がゲーム会社に入るためのポイントを解説しました。業界未経験であることは不利な条件ではありますが、ポイントを押さえれば決して不可能ではありません。
 
正直なところ誰もが知っているような大手ゲーム会社は難しいでしょうが、中小企業をターゲットにすることや、自分のアピールポイントを強めること、相手が欲しがっているスキルを身につけることなどに目を向ければ、勝率は上がっていくはずです。
 
必要なスキルを身につける、教育を受け直すなど、一見手間がかかるようなアドバイスもありますが、やりたい仕事に就いてその後の人生のやりがいを獲得できるなら、準備に1年、2年をかけるのは決して無駄ではないでしょう。
 
それぞれ状況が異なると思うので有効な方法もそれぞれでしょうが、ぜひこのコラムを参考にしてゲーム会社の内定を勝ち取ってください。
 

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