ゲーム業界での転職をスムーズに!転職理由で好印象を得るためのポイント・例文


 
転職を成功させるには、書類選考ののちに面接を受け、評価されなければなりません。そしてほとんどの場合、面接官は転職理由を尋ねます。そのため、転職理由の説明は転職成功のために避けて通れないルートです。さらに、転職理由が転職先にとって好ましくないと判断された場合、大きなマイナス印象を与えることもあるので、丁寧な準備が必要です。
 
そこでこのコラムでは、転職先に好印象を与える転職理由を解説します。
 

1. 面接官が転職理由を聞く理由

面接官が転職理由を聞くのは、「採用してもすぐやめてしまうのではないか?」「採用後にトラブルを起こすリスクはないか?」といった懸念があるためです。
 
就職先で何の問題もなければ転職する人はあまりいませんから、転職する人には就職した企業に何らかの不満や問題があったと考えられます。転職の原因にはパワハラやセクハラ、倒産や不当な解雇など、転職希望者に非がない場合もありますし、スキルや希望のミスマッチが理由であれば転職によって能力を発揮できる場合もあるので、面接官は転職希望者を必ずしもマイナス評価しているわけではありません。また、面接を受けている時点で書類選考を通過しているわけですから、企業側から一定の評価を受けていることは明確です。
 
とはいえ、転職希望者が過剰に不満を抱く傾向がある可能性や、極端にストレス耐性が低い可能性もありますし、トラブルを起こしやすい人であるリスクも考えられます。
 
そのため面接官は、採用にかけた時間や費用を無駄にしないため、自社がトラブルによるダメージを負うリスクを回避するために転職理由を確認するのです。
 

2. ゲーム業界の転職理由を考えるうえでのポイント

この項目では、転職理由を考えるうえで、知っておくと役立つポイントを記載します。
 

2-1. 印象が良い転職理由・悪い転職理由を把握する

転職理由を文章化する前に、まず自分の転職理由を客観視して、好印象を得やすいか得にくいかを考えましょう。
 
例えばキャリアアップやスキルアップを考えているものの、それが前職(または現職)では叶わないが、転職希望先であれば叶えられる、といった転職理由はポジティブで好印象を与えます。
 
一方、人間関係の問題、仕事の環境や待遇への不満などが理由の場合、ネガティブな印象をもたれがちです。ポジティブな転職理由ならそのまま伝えて構いませんが、ネガティブな理由であれば、伝え方を工夫することを考えましょう。例えば、長時間残業が常態化していることがイヤで転職する場合もそのまま伝えるのではなく、「メリハリを重視して働きたい」と言い換えることで前向きな印象を得やすくなります。
 
このようにネガティブな転職理由をポジティブ変換する方法を詳しく書いたコラムがありますので、ぜひ以下も参考にしてください。
「ゲーム業界内での転職理由がネガティブだった場合の言い換えのポイントとは」
 

2-2. 嘘をつかない

面接の際に「好印象を得たい」と思うのは当然ですが、自分をよく見せるために嘘をつくのは好ましくありません。面接官は人と対峙することに慣れていますから、嘘をついていることはばれると考えた方が賢明です。また完全に見破られないとしても、「嘘くさい」と思われれば結局マイナス印象が残ります。
 
これを踏まえて、嘘はつかないことを徹底しましょう。転職理由がマイナス印象を与えそうな場合は、当コラムの「印象が良い転職理由・悪い転職理由を把握する」の項目を参照して、ポジティブに変換して伝えることを考えてください。
 

2-3. 前向きな姿勢・努力意識を伝える

転職を考える場合、前職(または現職)に何らかの不満があるケースが多いですが、面接官に愚痴や恨み言を伝えるのはNGです。転職理由がネガティブな場合でも、「逃げの転職」と受け取られないように、前向きな姿勢や努力意識を中心に話すことを心がけましょう。
 
前の就職が失敗だったとしても、その理由を踏まえて次に生かす考えをもっていること、新たな環境で成功するために取り組んでいることなどを示せば、マイナス印象をプラス印象に変えることも可能です。
 
また、「愚痴が多い人」「失敗を人のせいにする人」と判断されることを避けるために、ネガティブな言葉や表現を避け、人を悪く言わないことにも注意してください。
 
さらに、面接ではその会社でなければならない理由を伝えることも重要です。そのためエントリーした会社の特徴や得意なことを事前にしっかり調査して、その会社だからこそできることを自分のスキルや経験と噛み合うように説明するよう心がけましょう。
 

2-4.数字などもふまえて具体性を付与する

転職理由に数字的要素がある場合、具体性が増して面接官に伝わりやすくなります。例えば「前職では残業が多かった」というだけでは、「少しの残業も嫌がる人なのでは?」と用心される可能性があります。
 
一方、「残業が月当たり100時間を超えることも多く、直近3ヶ月の平均は〇時間でした」と数値で伝えれば、前の会社の働かせ方に問題があることを明確にできます。
 

3. ゲーム業界における好印象を得られやすい転職理由例文

この項目では、ゲーム業界での転職で好印象を得やすい転職理由の例文を、ケースごとに記載します。
 

3-1. 転職理由が「キャリアアップ」の場合の例文

キャリアアップが転職理由である場合、どんな状態を目指しているのか、前職で叶わなかったことが転職先で叶えられるのかを明確にすることが重要です。それを踏まえて、以下の例文を参照してください。
 
===
私はもともとゲームプロデューサーになりたいと考えており、その旨を伝えて○○社に入社しました。そしてプランナーとして5年間働き、スキルアップしてきましたが、○○社では年功序列の傾向が強く、私がプロデューサーになるにはかなりの年月が必要と悩んでいました。
 
そんなおり、御社の企業理念や先輩社員のインタビュー記事を見て、若い社員にもチャンスが与えられることを知り、御社への転職を決意しました。
 
御社の△△シリーズは1作目からファンとして楽しませてもらっただけでなく、プランナーとして私なりのアイデアも多数持っています。ぜひ御社で私の企画をためさせてください。
===
 

3-2. 転職理由が「待遇」の場合の例文

待遇が転職理由である場合、アピールの仕方を誤ると「自己中心的な人」「お金への執着が強い人」という印象をもたれるリスクがあります。
 
そのため、良い仕事をするために待遇改善を考えていると伝えることが重要です。それを踏まえて、以下の例文を参照してください。
 
===
私は○○社で3DCGデザイナーとして〇年働いています。○○社は人気タイトルが複数ある優れた会社なのですが、私の年収は△△△万円で、業界の水準に遠くおよびません。
 
私の評価が低いのかと思い、実績豊富な先輩社員に収入を確認したところ、その額は私とあまり変わりませんでした。このため、私は○○社にいること自体に強い不安を感じました。
 
一方御社であれば、私が望む年収が得られますし、今まで関わってきた作風に近いタイトルが多いため、現在のスキルをそのまま生かすことができます。私はゲーム開発を天職と考えており、ゲーム開発に集中し続けるためにも、生活への不安を解消したく思っています。ぜひ私に活躍の機会をいただけますよう、ご検討をお願いいたします。
===
 

3-3. 転職理由が「社風・人間関係」の場合の例文

社風や人間関係が転職理由である場合、伝え方が悪いと協調性がない人、コミュニケーションが下手な人と考えられる可能性があります。ゲーム開発はプロジェクトで行うことが一般的なので、人との接触が苦手な人は評価されにくい傾向があります。それを踏まえて、以下の例文を参照してください。
 
===
私は○○社で●年間プランナーとして働いていますが、現職では若年社員の発言を否定する傾向が強く、会議の席では若手社員全員が委縮しています。それでも私はその傾向を変えたいと思い、自分なりの意見や、先輩社員との折衷案などを提示し続けましたが、否定されるばかりでした。
 
そんなとき、御社のRecruitページで誰もが自由に発言できる社風であることを知り、ぜひ御社で働きたいと考えました。
 
御社が提示されている必須スキルはすべて網羅していますし、歓迎スキルも~~や※※を満たしていますので、即戦力として活躍できると考えています。
===
 

3-4. 転職理由が「将来性」の場合の例文

将来性が転職理由である場合、その根拠に客観性や説得力があるかがポイントです。自分としては明確な不安があっても、他の人から見ると単なる不満に見えることもあるからです。それを踏まえて、以下の例文を参照してください。
 
===
私は○○社で●年間プランナーとして働いており、今後もユーザーに楽しまれるゲームを作り続けたいと考えています。しかし、○○社は数年前からゲーム以外のWebコンテンツ開発に軸足を移しつつあり、先月ついにゲーム関連事業から撤退する発表がありました。
 
○○社には大変お世話になりましたが、私はゲーム開発を続けたいと思い、ゲーム開発への情熱を前面に出している会社を調べあげたうえで、御社のコンセプトや理念に深く共感しました。
 
御社が提示されている必須スキルはすべて網羅していますし、歓迎スキルも~~や※※を満たしていますので、即戦力として活躍できると考えています。
===
 

3-5. 転職理由が「プライベート都合」の場合の例文

家族の介護やパートナーの転勤による転居などが転職理由である場合は、そのまま伝えてもマイナス要素にはなりませんから、小細工せず正直に話しましょう。ただし好印象を得られる理由でもないので、意欲や貢献できる要素などを明確にしてください。
 
===
私は大阪の○○社で●年間キャラクターデザインを行ってきましたが、今回夫の東京への転勤に伴って転職することとなりました。
 
実は私は中学生時代から御社の△△シリーズの大ファンで、御社に入りたい一心で専門学校に入りキャラクターデザインを学びました。しかし、専門学校を出る時期には祖父の介護があって地元を離れることが困難でした。昨年から介護の必要がなくなりましたので、この度憧れであった御社にエントリーする事ができました。
 
私は、御社の代表作である△△シリーズの作風に合うキャラクターデザインを習得しています。ぜひこのスキルを生かす機会を与えていただけるようお願いいたします。
===
 

4. 転職理由は転職エージェントと一緒に対策するのがおすすめ

転職理由をまとめる際のポイントや例文を紹介しました。とはいえ、実際には例文にそってかけない場合もあり、難しいと考えるケースもあるでしょう。
 
そんな時はひとりで悩むのではなく、転職エージェントに相談することをおすすめします。「G-JOBエージェント」はゲーム業界に特化した転職エージェントで、ゲーム業界への転職をサポートしてきた実績を豊富に持っています。複数のゲーム会社に太いパイプをもっているので、過去の経験などからゲーム会社の面接官に刺さる転職理由や志望動機のアドバイスも可能です。
 
ゲーム業界への転職をお考えであれば、ぜひG-JOBエージェントをご利用ください。
 

5. まとめ

転職する際にはやるべきことが多数あるため、自力で書類作成や転職理由作りをするのは非常に大変です。そのため、ゲーム業界への転職なら「G-JOBエージェント」の利用をおすすめします。
 
G-JOBエージェントは一般の求人サイトには記載されない非公開案件を多数扱っています。また、転職をサポートするスタッフの多くは、ゲーム業界経験者なので業界の内情にも詳しく、適切なアドバイスができます。スキルや希望とのミスマッチを防いで、スムーズにゲーム業界への転職を果たしたいのであれば、G-JOBエージェントへの登録が最適解です。
 

ゲーム業界経験者が転職するなら

GAME CREATORSを運営しているリンクトブレインでは、ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスを提供しています。

ゲーム業界に精通したコンサルタントが、非公開求人を含む3,400件以上以上の求人の中から、あなたの希望や適正にあった最適な求人をご紹介します。

あなたの転職活動を成功に導くためにサポートいたしますのでお気軽に登録してください!

 

    登録フォーム

    下記フォームにご入力の上、「エージェントサービスへ登録する(無料)」ボタンをクリックしてください。

    必須

    氏名必須

    必須

    生年月日必須

    必須

    都道府県必須

    必須

    電話番号必須

    必須

    メールアドレス必須

    必須

    ゲーム業界での業務経験必須

    経験あり経験なし

    必須

    経験職種1必須

    任意

    経験職種2任意

    任意

    経験職種3任意