有名・大手ゲーム会社は設立何年?歴史もチェック!

就職や転職の際に、対象としている会社の設立からの歴史を知りたい人は多いと思います。そこでこのコラムでは、大手ゲーム会社がいつ設立されたのか、どのような経緯があって現在に至っているのかなどをまとめます。ぜひ就職・転職活動の参考にしてください。

 

1. 有名ゲーム会社の設立一覧

ここでは大手ゲーム会社の設立年や現在に至る経緯などを解説していきます。

 

ソニーインタラクティブエンタテインメント:1993年11月16日設立
東京都港区に本社を置くソニーインタラクティブエンタテインメントは、ゲーム&ネットワークサービス事業や、音楽事業(ソニーミュージック)、映画事業(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)を手掛けています。1993年にソニー・コンピューターエンタテインメントとして、ソニー本体とソニー・ミュージックエンタテインメントの合弁で設立されました。
1994年に発売された家庭用ゲーム機「プレイステーション」は、形を変えつつ現在も世界中で愛されています。2020年11月のプレステ5発売も世界中で話題となっており、ソニーは現在も日本のゲーム業界をけん引する存在です。

 

2021年5月にゲームに特化したチャットコミュニケーションツール「Discord(ディスコード)」とのパートナーシップ締結。また2021年9月にはPS4の「プレイルーム」、「THE PLAYROOM VR」等のPSVR対応・専用ソフトを開発していたイギリスのゲームスタジオ「ファイアースプライト」の買収を発表し、今後もPlayStationシリーズの拡大を進めていく方針のようです。
(2020年度連結業績:売上高8兆9994億円)

 

任天堂株式会社:1889年9月23日設立
京都府京都市に本社を置き、主に家庭用レジャー機器の製造販売を手掛ける任天堂株式会社。1889年に創業した初期には花札(ゲーム用のカード)やトランプの製造をしていました。家庭用ゲーム機を始めて発売したのは1977年のことです。さらに1983年には「ファミリーコンピュータ」、いわゆるファミコンを発売して、それ以降日本のゲーム業界に大きな影響を与え続けています。また、ゲーム機だけでなく「スーパーマリオ」シリーズや「ポケモン」シリーズ(開発・管理は別会社)など、ソフトの面でもミリオンセラー作品を多数生み出しています。
2021年3月期の連結業績は、売上高1兆7589億円,営業利益6406億円(同81.8%増)で前期比増収増益となり、特に純利益についてはこれまでで最も高かった2009年3月期の2790億円を上回り,4803億円を記録しました。(前期比85.7%増)
(2021年3月期売上高:1兆7589億円)

 

バンダイナムコエンターテインメント:2006年3月設立
株式会社バンダイナムコエンターテインメントは、バンダイナムコホールディングスの完全子会社として、2006年に設立されたゲーム開発会社です。バンダイとナムコは以前は別の会社でしたが、バンダイのキャラクター事業とナムコのゲーム開発力を合わせて相乗効果を上げることを目的として、2005年に経営統合、後2006年に設立されています。バンダイと言えば「ガンダム」シリーズなどの人気IPを持っていますし、ナムコには「鉄拳」などのバトルゲームの技術がありましたから、統合前にコラボした「機動戦士ガンダム 一年戦争」という作品が、統合を検討するベースになったようです。
2021年09月の発表では、『テイルズ オブ』シリーズ最新作「テイルズ オブ アライズ」が発売初週で世界累計出荷本数100万本を突破。『テイルズ オブ』シリーズは世界累計出荷本数2,500万本を突破しました。今後はアプリゲーム版の『テイルズ オブ ルミナリア』の配信を予定しています。
(2021年3月期 売上高7200億円)

 

スクウェア・エニックス:2008年10月1日設立
(2021年3月期 売上高3325億円)
株式会社スクウェア・エニックスは東京都新宿区に本社を置くゲーム会社です。2008年に設立され、ゲーム事業・コンテンツ事業・出版事業等を手掛けています。
スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジー」を持つスクウェアと、「ドラゴンクエスト」を持つエニックスが合併して生まれました。いくつかの事業が難航して経営悪化したスクウェアと、ドラクエ以外の人気タイトルが少ないエニックスはそれぞれ補い合える部分があったようです。なお、合併は2003年に行われていますが、事業上の都合からか、設立は2008年となっています。
2021年5月には、1994年から同社の『ファイナルファンタジー』シリーズブランドマネージャーを務めた橋本真司氏が退任。後任は『ファイナルファンタジー』シリーズのディレクターやプロデューサーを歴任し、最近では『ファイナルファンタジーVII リメイク』のプロデューサーを担当した北瀬佳範氏が担当する事が発表されました。

 

セガサミー:2004年10月1日設立
セガサミーホールディングスは、2003年12月にサミーがセガを買収し、それに伴う経営統合で2004年10月1日に設立された会社です。エンタテインメントコンテンツ/遊技機/リゾート事業を主な事業内容としており、アニメ制作会社トムス・エンタテインメントや、家庭用ゲーム会社のアトラスを子会社に持っています。アミューズメント事業が強いセガと、パチンコ・パチスロ事業を行うサミーは競合する部分は無いので、統合によって補完しあえるメリットがあったようです。その後ゲーム関連では、女子向けのカードゲーム機「オシャレ魔女 ラブandベリー」や「龍が如く」などがヒットしました。
最近では子会社のセガサミークリエイションが、カジノ関連業界最大級の見本市「G2E 2021」に出展する事が決定。直近であまり動きの無かった遊技機事業において新たな発表がされるとして注目されています。
(2021年3月期売上高:2760億円)

 

コナミ:1969年3月21日設立
コナミは、ゲームソフトの製造・販売とスポーツクラブの運営等を行う会社です。
コナミは1969年創業、1973年に設立されています。設立当時からアミューズメント機器の製造を始め、その事業は現在も続いています。しかし、コナミはアミューズメント事業だけに固執せず、1980年代には家庭用ゲーム機向けのソフト開発に乗り出し、「ウイニングイレブン」シリーズや「ボンバーマン」シリーズなどを生み出しました。さらに、2010年代にはモバイル端末向けのゲーム開発にも進出して、時代の変化に対応しながら現在に至っています。
2021年9月には、集英社ゲームクリエイターズCAMPとのコラボコンテスト「アクション&シューティング」の開催が決定されており、同年10月に開催される東京ゲームショウ2021 オンラインにて詳細が発表されるようです。
(2021年3月期売上高:2,727億円)

 

ミクシィ:1997年11月設立
株式会社ミクシィは、東京都渋谷区に本社を置くIT企業です。ミクシィの前身は、1997年に求人情報サイトの運営でスタートしました。2004年からSNSサービス「mixi」を始め、2006年には社名をミクシィに変更しています。2013年にリリースしたモバイル端末向けアプリ「モンスターストライク」の大ヒットは会社としての転機になっています。2018年からサービス開始した「共闘ことばRPG コトダマン」もヒットしていますし、XFLAGというエンタメ事業ブランドを立ち上げて発展を続けています。
2021年9月2日には、仮想通貨取引所のビットバンクに約70億円を出資すると発表。両社は業務提携を結び、仮想通貨とコンテンツの組み合わせで新事業を創出していく方針です。
(2021年3月期売上高:1193億円)

 

カプコン:1979年5月30日設立
株式会社カプコンは、大阪府大阪市に本社を置くゲームメーカーで、主にアーケードゲームやコンシューマーゲームの開発・販売を行っています。
カプコンは1979年設立し、1983年にはメダルゲーム機を製造販売しています。1985年に家庭用ゲームソフトを発売、1987年にはアーケードゲームとして「ストリートファイター」、家庭用ゲームとして「ロックマン」を発売、二つのタイトルはシリーズ化してカプコンの代表作となります。その後も「バイオハザード」や「デビルメイクライ」、「モンスターハンター」など、絶えることなく評価が高い作品を生み出し続けています。
(2021年3月期売上高:953億800万円)

 

コーエーテクモHD:2009年4月1日設立
コーエーテクモホールディングスは、神奈川県横浜市に本社を置くゲーム会社です。PCゲーム・家庭用ビデオゲーム機用ソフトウェアの開発や、書籍及びCDの企画・制作、アミューズメント施設の運営等を主な事業としています。
2008年にテクモ社とコーエー社が統合を締結し、2009年にコーエーテクモHDが設立されました。テクモは1964年からビル建築物管理などを行っていましたが、1969年にアミューズメント機器の販売を開始、1981年に自社開発したアーケードゲームソフトを発表しました。コーエーは薬品や染料を扱う会社でしたが1980年にゲーム開発に参入。合併後には「北斗無双」や「信長の野望」シリーズなどをリリースし、多くのユーザーを獲得しながら発展していきました。
2021年9月には、ダーク戦国アクション RPG「仁王」シリーズの販売本数が、全世界で累計600 万本を突破し、過去タイトル、最新タイトルの大型セールが実施されました。
2021年3月期 コーエーテクモHD売上高:603億円。コーエーテクモゲームス売上高:568億円)

 

コロプラ:2008年10月1日設立
株式会社コロプラは、東京都渋谷区に本社を置くゲーム会社です。
コロプラは2008年に設立され、初期にはバスツアーや旅行業との連携など、リアル空間での体験を提供していました。設立前の2003年から「コロニーな生活」という街育成ゲームはありましたが、2010年に位置ゲープラットフォームとしてモバイルアプリの事業を本格化していきます。2013年リリースの「魔法使いと黒猫のウィズ」、2014年リリースの「白猫プロジェクト」のヒットによって大手ゲーム会社として認識されるようになっています。
2021年7月には、「LIVE×GAME」をテーマにコロプラ「STAR STUDIOS」がプロデュースするスマートフォン向けゲーム『ユージェネ』を正式にリリースしました。
(2020年9月期売上高:451億円)

 

2. まとめ

ソニーインタラクティブエンタテインメントや任天堂をはじめとする大手ゲーム会社について、設立年や発展の歴史などをまとめました。変化が激しいゲーム業界で生き残っていくには、大手にとっても多数の困難があります。今回紹介した会社も、紹介した以上の多くの転機があり、その都度さまざまな対策を打って乗り越えてきたはずです。ぜひエントリーを検討する会社の沿革をしっかり確認して、就職や転職が有利になるよう学習してください。

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