寝られなくなるほど面白いゲームの仕掛けとは?『Civilization Revolution 2』の技術


ゲームは娯楽であるだけに、ついつい長々と遊んでしまうことはよくあるものですが、世の中には中毒とも言えるほど、それの事しか考えられなくなるようなゲームもあります。

 

『Civilization Revolution 2』は、そんな中毒ゲーとして不動の地位を獲得している「Civilization」シリーズのスマホ版ですが、どのようにして普及の面白さを獲得したのでしょうか。

 

中毒ゲーとして名高い『Civilization Revolution 2』とは

『Civilization Revolution 2』では、プレイヤーが一国の指導者となり、他の国の指導者と競い合いながら世界統治を目指すゲームです。

 

文明を築き、世界を統べる指導者を目指せ

登場する各国の指導者は、どれも世界的に有名な偉人ばかりです。

それぞれ固有の特殊能力を持っており、彼らの特性を生かしながらプレイヤーは国づくりを進めていきます。

 

プレイ開始時点では石器や矢を作るのが関の山だったのが、現代へ近づくにつれ、その技術は貨幣制度やミサイルまで、次々と進化していきます。

最終的に技術は未来のものへと進化を遂げ、現代に生きる私たちも見たことのない世界が広がることとなります。

 

ゲームはターン制で進められ、世界中に散った指導者たちが、領土の拡張や技術開発、そして戦争に明け暮れながら、世界の覇者となるべく奮闘するのがこのシリーズの醍醐味です。

 

勝利条件としては、各国の首都を制圧する軍事的勝利、シャトルを飛ばして宇宙進出を成功させる科学勝利などが用意されています。

指導者特性や地政学的な優位性を考慮しながら勝利を目指せるのが面白いところです。

 

必ずしも戦争の勝者となることだけが目標ということではなく、世界に名を残す上では多くのアプローチが存在しているというわけです。

 

「あと1ターンだけ」が止まらない名シリーズ

いわゆるシミュレーションゲームとしての名作に分類される「Civ」シリーズですが、なんと言ってもこのゲームの真髄はその「中毒性」にあると言えるでしょう。

 

序盤はどこの国も文明が発達しておらず、やれることは限られているために、ターン制で淡々と進められます。

しかし、次第に各国との交流や世界情勢が明らかになるにつれて、1ターンで発生するイベントのボリュームも増えていきます。

 

遠い国で勃発した戦争の行方や、輸出入の交渉、自然遺産の発見など、目まぐるしく世界が展開していく様子は、まるで本当にミニチュアの地球を眺めていくような感覚があります。

 

次の一手で世界はどのように変わるのか。そんなことを考えていると、ついついあと「1ターン」の手が止まらなくなってしまうのが面白いところです。

 

『Civilization Revolution 2』が持つソシャゲの中毒性との違い

中毒ゲーと呼ばれる作品にも、実はいくつかの種類があります。

 

特にソシャゲの中毒性は社会問題になる程ですが、「Civ」シリーズはソシャゲと全く異なる中毒性を持ち合わせています。

 

ソシャゲのギャンブル要素が持つ中毒性

多くのスマホゲームに搭載されている「ガチャ」システムは、いわゆるギャンブルが持つ射幸性に近い性質を持っています。

 

リアルマネーを投じて欲しいアイテムが出ることを祈るのは、宝くじを購入する感覚にも近いのですが、ビデオゲームの楽しみ方とは少し異なる性質を帯びているのです。

 

ガチャシステムへの没頭は、ゲームの面白さに中毒を起こしているというよりも、ギャンブル要素の持つ中毒性に夢中になっているだけなのです。

 

「Civ」シリーズの中毒性

一方、「Civ」シリーズの持つ中毒性というものは、少し都合が異なります。

こちらはシミュレーションゲーム特有の、自分の起こした行動がどんな結果をもたらすのかという、科学的好奇心に近い心理を引き起こしていると言えます。

 

指導者としての国づくりは、必ずしも常に順風満帆にいくとは限りません。

予期せぬタイミングで宣戦布告を仕掛けられたり、思わぬところに他国が領土を拡張していたり、不利な交渉を強いられたりなど、ハプニングはつきものです。

 

そんなアクシデントに見舞われながらも、うまくピンチを切り抜けられるかがこのゲームでは試されます。

盤上で起こるスペクタクルを乗りこなせるかどうかのスリルは、何にも変えがたいものがあります。

 

寝られなくなるほど面白いゲームに必要なもの

そんな寝られなくなるほど面白い仕組みは、どのゲームにも求められるものですが、どのようにして中毒性を獲得すれば良いのでしょうか。

 

程々に頭を使わせる仕掛けを作る

面白いゲーム作りの上で重要なのは、程よく理性的な遊び方をできる仕掛けを用意することです。

 

パズルが解けたときや、難しい試験問題を解けたときには、なんとも言えない満足感や高揚感に人間は満たされるものです。

ビデオゲームにおいても、あのような喜びが味わえる瞬間は重要です。

 

『Civilization Revolution 2』においては、なんの考えもなしに国を成長させていっては、遅かれ早かれ他国に遅れをとってしまいます。

また最悪の場合には、首都を攻略されてしま可能性もあります。

 

こう言った国難を乗り越えるためには、あらかじめ策を張り巡らせておかなければなりません。

国の警備が手薄なら兵力を増強し、科学力出遅れているなら研究を進め、世界を探検して様々な発見を得る必要があります。

 

多くのタスクが課されますが、全てのアクションが無駄にならないよう、指導者であるプレイヤーは頭を使ってシステムを構築しなければなりません。

「次のターンはああしよう」「今の研究が終わったら領土を広げよう」など、あれこれと考えながら駒を進めていくところが、このゲームの魅力です。

 

成功体験を少しずつ提供する

「Civ」シリーズがよくできていると言えるもう一つの理由は、成功体験を実感できるポイントが要所に盛り込まれている点です。

例えば科学の発展を見てみましょう。

現実であれば科学にチェックポイントはなく、未開の領域を手探りで進んでいく根性が求められますが、Civでは少し事情が異なります。

 

科学の発展においては随時チェックポイントが用意されており、「弓術」の技術が完成すれば弓兵が、「通貨」の技術が完成すれば銀行が、という仕組みで発展します。

 

あらかじめゴールと得られるものがわかっているため、プレイヤーは目標に向けて科学ポイントを成長させるだけで良いので、飽きることなく国の成長を眺められるのです。

 

定期的に達成感のあるイベントを味わえることで、永遠にこのゲームを遊んでいられるような感覚に陥るでしょう。

 

おわりに

中毒性のあるゲームと聞くと、人体や生活に悪影響を及ぼすイメージがありますが、

の中毒性に関してはそこまで心配するようなものでもありません。

 

むしろこのゲームの中毒性がどのように作用しているのかを調べることで、面白いゲーム作りに必要な要素を抽出できるようになるのではないでしょうか。

 

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ライター名:Satoru Yoshimura

 

プロフィール:ライター。20年以上の付き合いがあるビデオゲームとアメリカ音楽をテーマとした活動が中心。「日本のゲーム音楽がヒップホップに与えた影響」などブログで公開中。

 

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『Civilization Revolution 2』開発Twitter:https://twitter.com/2K

 

『Civilization Revolution 2』App Store:https://apps.apple.com/jp/app/civilization-revolution-2/id864880531

 

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