ゲーム会社は体育会系が多い?確認しておきたい会社の雰囲気(社風)について
今回は「ゲーム会社に就職したいと考えているものの、体育会系のノリはニガテなので、入ってみて合わなかったらどうしよう…」と心配している人に向けて記述します。
まず、一般的な体育会系の企業がどんなものかを解説し、続いてゲーム業界での傾向や、体育会系の企業を見分けるための方法についても説明していきます。体育会系の企業はできる限り避けたい、と思っている人に役立つ内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. そもそも、「体育会系」の社風とは?
ここではまず、ゲーム会社に限らず、一般的に「体育会系」の企業がどんなものかを確認しましょう。
企業で体育会系のノリが強い場合、上下関係が厳格であることやチームを重視する風潮が強いこと、気合や根性で問題を乗り切ろうとすることなどが特徴的です。これらの特徴は全てが悪いとは言い切れませんし、多少であればどこにでもあると思います。
しかし、上司からの指示が倫理を超えて絶対視されていたり、協調性が度を超えて強く同調圧力になっていたり、無謀な根性論だけが横行したりすると、多くの人にとって居心地が悪い会社になります。
また、体育会系とブラック企業は同一ではありませんが、体育会系のノリが強すぎるとブラック企業的な傾向が出てくるのは間違いありません。
1-1. 体育会系の精神を持った社員は重宝されるのか
日本では長い間年功序列が普通でしたし、組織に対する忠誠心が強いことが良いとされてきました。昭和の時代に比べると無意味な精神論は減っているとは思いますが、近年も「忖度(そんたく)」や「わきまえる」などの言葉が世間に横行しています。また、効率よく仕事をこなして残業をしないスタイルが推奨される一方で、いまだに長時間残業や徹夜仕事を「頑張っている象徴」のように思っている人もいます。
そんな日本ですから、意見や慎重論を口に出す前に、何も考えずに「はい!」と叫んで指示を実行する若手が重宝される傾向はまだまだ健在です。
1-2. 「体育会系のノリ」に順応できなければ社会で活躍できないのか
同調圧力が激しい日本ですが、人に流されずに個性のある意見を主張することも良いとされる風潮は広まってきています。とはいえ、上位者が幅を効かせる悪い意味での体育会系はいまだに日本社会にはびこっていますから、ある程度合わせることができる人は就職や転職には有利で、無難な人生を歩みやすい傾向はあります。
2. ゲーム会社と体育会系の関係性
前の項目では日本全体の傾向を解説しました。
一方ゲーム業界ではどうかというと、論理的思考を求める人が多いことや、経営者や社員の平均年齢が比較的低いことなどから、他の業種より圧倒的に体育会系のノリが薄いことは確実です。
とはいえ、納期に追われているときなどは精神論を持ち出して、「何とかしろ」と指示する人も存在はしています。
2-1. 体育会系の社風であることを見極めるには
体育会系の風潮の強さを見極めるのは難しいですが、方法がないわけではありません。例えばホームページや採用情報欄、企業の口コミサイトなどを見ることで、ある程度の傾向を知ることはできます。
まず、社長や社員のインタビュー、企業理念などに、「熱意」、「情熱」、「本気」など精神論重視の言葉が多い場合は注意が必要です。また、飲み会やアウトドア系の社内イベントがやたらと多い場合も、同調圧力が強い会社である可能性があります。
良い面を見ると、福利厚生が手厚く産休や育休が取りやすい会社は、個人の権利を尊重している可能性が高いので、体育会系のノリが薄い傾向があるでしょう。また、残業の少なさを明示している会社も同様に良い方向に捉えることができます。
2-2. 体育会系のノリを回避するために会社に所属しないという選択肢
体育会系をどの程度避けたいかは個人差があります。「好んではいないけど慣れているから平気」、という人もいるでしょうし、「気にはなるけど、それ以上にその会社の技術力などに魅力を感じているので、自分が中堅以上になって変えていこうと思っている」という人もいるでしょう。
ただし、どうしても合わないのに、「せっかく入った会社だから」と我慢を続けていると、精神的にストレスがたまってうつ病などを引き起こす可能性もあります。そのため、ストレスが強く続けることが難しいと感じた場合は、転職することや、フリーランスになることを考えてみましょう。
ただし、新たな職場がまた体育会系である可能性もありますから、転職する際はしっかり調査することをおすすめします。一方、フリーランスであれば安定性に不安を持つ人もいるでしょうが、人間関係についての心配はかなり低減できるでしょう。
3. まとめ
体育会系の企業がどんなものなのかという点や、ゲーム会社の傾向などをまとめました。
ゲーム業界は他業種に比べると、ロジカルシンキングができることや、平均年齢が低いことなどから、それほど体育会系のノリが強いわけではありません。とはいえ全く存在しないとも言えませんし、ニガテに感じる境界も人それぞれです。
自分に無理をすることなく、能力を活かせる会社や就業形態は必ずあります。ぜひ今回の内容を参考にして、気持ちよく働くことに役立ててください。
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