デザインツール「Illustrator」について、主な機能と特徴を解説!


 
ゲーム制作の現場において、イラストレーター・グラフィックデザイナー・アニメーターなどが使用する定番ソフトウェアのひとつが「Illustrator」です。
 
今回は、Illustratorとはどんなソフトウェアなのか、どんな機能を持っているのかを解説します。同じく定番とされるデザインツール「Photoshop」との違いについてもご紹介するので、Illustratorの基本的な知識を身につけられますよ。
 

Illustratorとは?

まずは、Illustratorというソフトがどんなものなのかをご紹介していきます。
 

Illustratorの概要

Illustratorの正式名称は、「Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)」。コンピュータソフトウェアを数多く手がけるAdobe(アドビ)が開発・販売しているベクターイメージ編集ソフトウェアです。
 
現在、Adobeが提供するIllustratorやPhotoshopなどのクリエイティブアプリはすべて月額制で販売されており、利用料金は以下のとおりです。
 

個人向け料金コンプリートプラン(Illustratorのほか20以上のアプリが利用可能):6,248円

Illustrator単体プラン:2,728円

学生・教職員向け料金コンプリートプラン:2,728円

(各ソフト単体プランの提供はなし)

(価格はすべて税込)
 
※コンプリートプラン・単体プランともに7日間の無料体験版 あり
 

Illustratorの特徴

Illustratorでは、ロゴや図面、アイコン、バナーなどさまざまなアートワークの制作が可能です。PCはもちろんiPadにも対応しており、オフラインでも作業が可能なので、場所を問わずにいつでも頭に浮かんだデザインを起こすことができます。
 

Photoshopとの違い

Illustratorと並んでグラフィックソフトの定番とされているものには「Photoshop」がありますが、この2つのソフトは得意な作業分野が異なります。
 
IllustratorとPhotoshopがそれぞれ得意とする作業をまとめました。
 

 得意な作業分野
Illustrator・図形や文字を組み合わせたロゴのデザイン

・写真や文字を用いたレイアウトの制作

Photoshop・写真の加工、合成(コラージュ)

・手描きのイラスト、描画の制作

 
シンプルな図形や線、文字を組み合わせてロゴをデザインしたり、写真や文字を用いてバナーや図表・グラフを制作するときにはIllustratorが適しています。
 
写真素材に加工を施すときや、本物のペンや絵の具を用いたような精細なイラストを制作するときにはPhotoshopが適しているので、制作したい作品の種類に合わせてソフトを選択したり、作業工程ごとに両方を用いて制作を進めるのが一般的です。
 

主なIllustratorの機能

ロゴのデザインやバナー、アイコンなどのレイアウト作成に多く用いられるIllustratorに搭載されている主な機能をご紹介します。
 

塗りつぶし

作成したオブジェクト(図形)に白以外の色をつけます。
 
ペンタブなどを用いて手描きのようなタッチで色を塗る作業はPhotoshopのほうが適していますが、ある程度機械的に塗りつぶしたり、規則的なグラデーションを作ったりする場合はIllustratorを使いましょう。
 
Illustratorの塗りつぶし機能では、以下のような作業ができます。
 
・色をつけたいオブジェクトを選択し、任意の1色を指定してベタ塗りをする
・塗りつぶしたオブジェクトの不透明度を調整し、重なっている図形
・トレースした画像に塗りつぶしを行う
・指定した1色で塗りつぶされている箇所を一括で他の色に置き換える
・閉じられていないオブジェクトを閉じる線を引き、塗りつぶしができる状態にする
 

画像の配置

バナーやアイコンなどのレイアウト作成において、ファイル内に画像データを配置します。画像配置には「リンク配置」と「埋め込み配置」の2種類があります。
 
・「リンク配置」
別のアプリケーションで作成した画像データのリンクを挿入する形式で画像を配置します。
画像データそのものはファイル内に保存されず、リンク元の画像を修正・消去すれば自動的にファイル内の画像も置き換え・消去されます。
 
・「埋め込み配置」
画像データを直接ファイル内に埋め込む形式で画像を配置します。ファイル自体のサイズは大きくなりますが、リンク元の画像を消去したとしても埋め込んだ画像はファイル内にそのまま残ります。
 

グラデーション

塗りつぶしをしたオブジェクトの中で1つの色から別の色へと徐々に変化させたり、濃淡を徐々に変化させたりといった加工を行います。Illustratorのグラデーション機能には以下のようなタイプがあります。
 
・「線形グラデーション」
オブジェクトの左から右にかけて、上から下にかけてなど、直線的なグラデーションを作成します。
 
・「円形グラデーション」
オブジェクトを円に見立て、中央から外側にかけてのグラデーションを作成します。
 
・「フリーグラデーション」
オブジェクトの範囲内でカラー分岐点を指定した順序、もしくはランダムな順序のグラデーションを作成します。
 

まとめ

ゲーム制作の現場でも多く用いられている定番ソフト「Illstrator」について、ソフトの概要や基本的な機能をご紹介しました。
 
ゲーム業界の中でもグラフィックに関わる職種への転職を目指す場合は、Illustratorをはじめとした定番グラフィックソフトの知識や基本的な技術が欠かせません。
 
Illustratorは月額2,728円(税込)で誰でも利用できるので、ぜひ実際にソフトを使用してアートワーク作成の練習をしてみてください。
 

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