ゲーム業界におけるインフラエンジニアの仕事内容とは?

ゲームインフラエンジニアについて

ゲームインフラエンジニアとは

インフラという言葉は、ガスや水道といった生活するうえで必要になる様々な施設や制度を意味しています。ゲーム業界においては、サーバーやデータベース等の動作に必要なネットワークが該当します。昨今オンラインゲームが盛り上がっていますが、このネットワーク通信やランキング表示などは、ユーザーのデータベースとサーバーを経由して表示される仕組みになっており、そのインフラ環境を構築・運用する事がゲームインフラエンジニアの役割です。
またゲームインフラエンジニアは担当する領域によって細分化されており、サーバーエンジニア/ネットワークエンジニア/データベースエンジニア/クラウドエンジニア等に分かれており、会社によってはこれらを統括して担当する事もあります。

ゲームインフラエンジニアの主な仕事内容

ゲームインフラエンジニアの仕事内容
ゲームインフラエンジニアの仕事内容は、おもに設計・構築・運用/保守の3つです。スキルや経験によって業務内容が若干変わることもあります。

 

■設計
設計とは、ソフトウェアの品質や速さ、容量などを、クライアントやゲームシステムに応じて要件定義を作成する作業です。数あるサーバーやクラウドの中からそれぞれの性能を知り、より適切な設計をする必要があります。要件定義書や設計書作成時には、予算やスケジュール、開発する機能等を明確に記載する理解する必要があります。

 

■構築
設計において要件定義を決めた後は、それに基づいてインフラを組み立てる構築作業に入ります。実際に決めたソフトウェアが実際に動作するかの負荷テストを行い動作確認する必要があります。

 

■運用/保守
運用/保守は、構築した後のインフラを管理する作業を指します。何かの障害が発生した時には、その原因を特定し適切な復旧作業を行います。ゲームシステムやゲームの停止は企業にとって大きな損失になるため、いかに問題を解決するかという能力が必要となり、他部署への伝達を含めたコミュニケーション能力が必要になります。

ゲームインフラエンジニアの年収について

ゲームインフラエンジニアの年収は約650万円と比較的高い平均年収になっています。ただ、ゲームインフラエンジニアには求められるスキルが高い事、専門的技術に特化した人材が多い事から高い年収になっていると考えられ、就職難易度も高い職種です。現時点で業務経験のない方は、データベースやクラウド等自分の得意な領域を作りつつ、上流工程であるインフラ設計の仕事まで幅を広げられる様にしましょう。
下記はゲームインフラエンジニアの求人例になります。

 

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■職種名
ウェブゲームインフラエンジニア
■業務内容
・サーバー環境の構築、改修
・サーバーの設計~試験
・DBの構築、改修
・トラブル対応
■必須経験
・システムのサーバ/ミドルウェアの設計、運用経験3年以上
・AWSなどパブリッククラウドの知識・利用経験2年以上
■想定年収
600万円~700万円※応相談
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ゲームインフラエンジニアに必要なスキル

ネットワーク・サーバーに関する知識とスキル

仕事内容でもあるネットワークの管理やサーバー管理をするにあたり、ゲームインフラエンジニアにとってこれらの知識は必ず必要になります。
サーバーのOSとしては主に、Unix、Linux等が上がられ、AWS、Microsoft Azureといったクラウドサービスの知識も求められます。

プログラミングスキル

ゲームインフラエンジニアがソフトウェアやシステムを実装する上で、プログラミング言語のスキルは必須ではありません。しかし、システム開発の工程において、サーバー環境構築からサービスリリースまでを一貫して手掛けることが出来る、フルスタックエンジニアの需要も高まっています。サーバーサイドでは、Python、Rubyといった言語を学ぶ事で、業務効率化にも繋がります。

ゲームインフラエンジニアとして就職するには?

資格の取得

・LinuC
LinuCとは、Linuxの認定試験を実施しているNPO法人、LPI-Japanが独自に作ったテストです。クラウド時代に求められるLinuxスキルの保持を証明することができる試験として注目されており、物理/仮想Linuxサーバーの構築と運用に関する知識からLinuxシステム、ネットワークの設定・構築についての知識を、レベル1~3で受験することができます。
受験料は16,500円(税込)となっており、自宅のパソコンで受験することが出来ます。

 

・基本情報技術者試験
「基本情報技術者試験」は、主にシステムエンジニアやインフラエンジニアなど、IT職種に従事する人や、これからエンジニアを目指す人を対象とした国家資格です。試験内容としては、プログラミングやネットワーク、経営戦略などを含む、IT業界で働くために必要とされる基本的な知識が問われます。
基本情報技術者試験では、ネットワークやデータベース、セキュリティなどインフラエンジニアの業務にも役立つ知識が多く問われるため、未経験者が初めて業務にあたる際に、業務内容を理解するために役立つ資格です。
受験料は5,700円(税込)となっており、試験は毎年2回実施。例年4月第3日曜日に実施される春期試験と10月第3日曜日に実施される秋期試験となっています。

志望動機をしっかりと伝える

他職種にも共通して言える事ですが、自分がなぜゲームインフラエンジニアになりたいのか?どこに貢献できるのか?といった内容をしっかりと伝える必要があります。
これまでの開発環境や開発言語、プロジェクトの人数とどの様に携わったか、扱ってきたツールの年数やスキルを整理し、会社が求める要項に合わせて自身のスキルをアピールしましょう。

まとめ

ここまでゲームインフラエンジニアの仕事内容から求められるスキル、おすすめの資格について解説して来ました。ゲームの裏側を支えるゲームインフラエンジニアには、サーバーやネットワーク、クラウドと多くの知識が求められます。しかしオンライン通信ゲームやクラウドゲームの需要が高まる事で、ゲームインフラエンジニアの需要も高くなっていきます。本記事を通して、ゲームインフラエンジニアに関する知識やスキル習得を目指してみてはいかがでしょう。

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