ゲームイベント「Bitsummit」とは?イベント概要についてご紹介!
目次
BitSummitとは?
BitSummitは、毎年京都で開催している日本最大級のインディーゲームの祭典 です。「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という目的のもと、2012年後半に発足されました。初回の来場者は200名ほどでしたが、現在は来場者数1万1千人を超えるイベントとして成長しました。
イベントでは毎年、ゲーム業界で前線を走るトップクリエイターによる基調講演が行われます。過去にはSIEワールドワイド・スタジオ プレジデントでゲーム開発責任者を務める吉田修平氏、プラチナゲームズ株式会社ゲームクリエイターを務める稲葉敦志氏、『バイオハザード2』、『デビルメイクライ』等を担当したゲームデザイナーの神谷英樹氏など多数の著名人が登壇しています。また協賛企業には、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント、任天堂株式会社、日本マイクロソフト株式会社といった大手ゲーム会社が支援しており、インディーゲーム開発者が世界で注目される舞台としての地位を築いてきました。
またイベント内容において、国内外のゲーム音楽を手掛けるクリエイターによるセッションを届けるなど、通常のゲームイベントとは一線を画した企画内容になっています。これまでにパラッパラッパー シリーズ生みの親である松浦雅也氏、ルミネスの サウンドクリエイターの中村隆之氏などがこれまでにゲストとして登場しています。
またBitsummitのサテライトイベントとして、BitSummit Roadshowが併せて開催されています。
京都以外の国や地域に住む参加者が実際のインディーゲームを体験できる機械であり、初回の東京開催から上海、台北のイベントにも続けて出展していきました。Bitsummitと同じく、たくさんの素晴らしいインディーゲームと著名なゲストスピーカー、最高の音楽を通して、BitSummitの素晴らしさを垣間見る事が出来ます。
BitSummitの特徴
世界中のあらゆる大手ゲームWebサイトやイベントにおいて注目され、勢いを増しているているBitSummitですが、本イベントでは各セッションごとにそれぞれの楽しみ方を提供しています。以下ではその楽しみ方について説明します。
BitSummit THE 8th BIT
BitSummit THE 8th BITでは、毎年国内外から様々なインディーゲームタイトルが紹介されます。2021年に開催されたBitSummit THE 8th BITでは、98のインディーゲームタイトルが集まり、GAME CREATORSでも扱った、『和階堂真の事件簿』等も出展されています。
クリエイターによるステージ講演
ステージ講演では、各ゲーム会社及び個人クリエイターによるトークセッションが行われます。協賛企業であるプラチナゲームズや、ゲーム音楽の演奏、ゲームトーナメントの開催などが開かれており、毎年盛り上がるタイムテーブルになっています。BitSummit2021では、集英社による集英社ゲームクリエイターズCAMPの支援タイトル5作品が発表され、当該CAMPのイベント内容や最新情報が発表されました。
ゲームの試遊が可能
Bitsummitでは、出展されているインディーゲームの数々を実際にプレイする事が可能です。各ブースには、ディスプレイとコントローラーが準備されており、ソロプレイや対戦ゲ―ム等様々なゲームが用意されています。1人はもちろん、友達や家族と一緒に参加する事で、観覧のみだけでなく最新インディーゲームの面白さを実感することが出来ます。最近ではVRゲームの展示も増えており、ヘッドディスプレイを用いて各々が楽しむことが出来ます。
BitSummit2021の受賞作品
イベントの最終日である9月2日に、CLOSING CEREMONY授賞式が開催されます。出展されたインディーゲームの中からメディアパートナー3社、スポンサー3社から送られる賞に加えて、7つの賞が用意されています。出展された合計187タイトルの中から、大賞であるVERMILION GATEに選ばれたのは、Melting Parrot開発によるホラーアクションアドベンチャー『Dap』となり、EXCELLENCE IN SOUND DESIGN賞とのダブル受賞になりました。主な受賞作品は下記になります。
メディアハイライトアワード
・ファミ通賞
『Behind the Frame ~とっておきの景色を~』(Silver Lining Studio)
・電撃オンライン賞
『タンデム:影の物語』(Hatinh Interactive)
・ガジェット通信賞
『エコロコーション』(ハコニワハコビヤ)
スポンサー アワード
・コロコロコミック賞
『Super Sami Roll』(Sonzai Games)
・集英社ゲームクリエイターズCAMP賞
『浮世 | Ukiyo』(シーノットスタジオ)
・PlayStation賞
『No Longer Home』(Humble Grove)
BitSummit アワード・ゲームジャム アワード
・ゲームジャム最優秀作品賞
『Team 04』イミュニティ
・INTERNATIONAL:海外からの作品の中で優秀な作品に贈られる賞
『Jack Move』(So Romantic)
・EXCELLENCE IN SOUND DESIGN:優秀なサウンドの作品に贈られる賞
『Dap』(Melting Parrot)
・EXCELLENCE IN GAME DESIGN:優秀なゲームデザインの作品に贈られる賞
『Cursed to Golf』(Chuhai Labs)
・VISUAL EXCELLENCE:優秀なビジュアルの作品に贈られる賞
『浮世 | Ukiyo』(シーノットスタジオ)
・INNOVATIVE OUTLAW:技術、アイデアなど革新的な作品に贈られる賞
『ボス,ブラインド,ブランデー』(Wataru Nakano x MIYAZAWORKS)
まとめ
今年、8回目の開催を迎えたBitSummitですが、開発者とファンによるこのイベントは毎年注目を浴びています。インディーゲームに特化した展示会であるBitSummitへ参加する事で、ゲーム業界の未来を見つけることが出来るかもしれません。
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