「インディーゲーム」とは?概要や代表作をわかりやすく紹介

「インディーゲーム(インディーズゲーム)」という言葉は以前から存在していましたが、近年はSteamなどのゲームプラットフォームが増えたことで身近な存在になっています。しかし、「インディーゲームとはなにか?」と聞かれると、うまく答えられる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、インディーゲームがどんなものなのかを解説し、代表的なタイトルを紹介していきます。

1. 「インディーゲーム」とは

「インディーゲーム」とは、「Independent game」の略称で、独立系ゲームと呼ばれることもあります。「インディーズゲーム」と呼ぶこともありますが、ここでは「インディーゲーム」で統一します。

実はインディーゲームとは何か、という問いに明確な回答はできません。大手ゲーム会社が関与していないことや、小規模のチームやフリーのクリエイターが開発したことを条件とする見方もあります。またパブリッシャーから独立したクリエイターが作るゲームという見方もあり、大手から資本投入されていてもインディーゲームと呼ばれるタイトルもあります。

そもそもインディーゲームという呼び方に統一的な取り決めはないので、解釈にも幅があると考えるしかないでしょう。

ここからはインディーゲームの特徴やリリース先などを記載します。

1-1. インディーゲームの特徴

インディーゲームは小規模チームや個人のクリエイターが作ることが多いので、AAAタイトルのように開発時に巨額の費用が投入されていません。(中には開発時点で大手企業や投資家から資金を調達する例もあります)

少ない資金やリソースでも「面白い」と評判になるインディーゲームは、これまでにない着眼点や、クリエイターの熱意が具現化しているなどの共通点があります。

1-2. インディーゲームのリリース先

インディーゲームをリリースする場合、SteamやGOG.comなどのゲームプラットフォームを利用する方法があります。また、任天堂やソニーなどの有名日本企業も、独自のプラットフォームでインディーゲームを扱っています。

それぞれにリリ-スまでにかかる期間や、ゲームの審査、売上時の手数料などが異なるので個別に確認することをおすすめします。

また、STORESやBASEなどのゲームに限定しないネットショップのフォーマットを使って販売する方法もあります。

2. インディーゲームに属する代表的な作品

同人ゲームも含めて、有名なインディーゲームを紹介します。ただし、近年インディーゲームは増え続けているので、ここにあげるのはほんの一例です。そのため、「紹介していないタイトル=マイナーな作品」というわけではないことはご理解ください。

2-1.Minecraft(マインクラフト)

スウェーデンのゲーム会社が2009年に生み出したゲームで、初期には「Cave Game」という名称でした。最初の販売時は週に数10本程度しか売れませんでしたが、取説やチュートリアルがなかったこと、自由度が高いことなどからユーザー同士が情報交換するようになり、少しずつ話題に上るようになりました。

2011年には製品版がリリースされ、2019年には売上額が世界第1位だった「テトリス」を抜いています。

2-2. 東方Project

東方projectとは、上海アリス幻樂団というZUN氏が運営するサークルが製作している複数のゲームの総称です。ゲーム自体はシューティングを中心としていますが、楽曲やキャラクターの人気が高く、二次創作の許容度が広い特徴を持っています。

最初の作品発表は1996年なので、すでに四半世紀の歴史を持つシリーズです。

2-3. UNDERTALE(アンダーテイル)

2015年に発表されたRPGで、開発者はアメリカのトビー・フォックス氏です。モンスターとのバトルも楽しめますが、戦わない選択もできるという平和的な着想が人気を呼び、多くのファンを抱えるタイトルです。

発表した年のうちにかなりの人気を得ていますが、日本版が出たのは2017年です。

2-4. Terraria(テラリア)

「サンドボックスゲーム=タスクや目標が存在しないゲーム」です。Re-Logicという会社が2011年に開発し、日本版は2013年に発売されています。

戦闘要素もありますが、建築やアイテム探しを楽しむなど自由度が高いので、プレイヤーがそれぞれの楽しみを見いだせる点が大きな特徴です。マルチプレイモードもあるので、複数のユーザーで楽しむこともできます。

2-5. Cuphead(カップヘッド)

カナダのStudio MDHRが1930年代のアニメを意識して作ったアクションゲームです。手書きセルアニメのレベルの高さを見出されてマイクロソフトに開発資金の援助を受けています。

ゲームカンファレンスですでに知名度を得ていたため、2017年にリリースから2週間で100万本も売り上げるなど、インディーゲームながらも発売初期から順調に利益確保したことでも知られています。

2-6. 天穂のサクナヒメ

えーでるわいすという日本の同人サークルが企画・開発を行い、マーベラスから2020年11月にリリースされたタイトルです。アクションと稲作という異例の組み合わせと、ヴィジュアルの美しさで高い人気を得ているインディーゲームです。

3. まとめ

インディーゲームとはどんなものなのかを解説し、多くのインディーゲームの中から特に有名な6タイトルを紹介しました。

とはいえ、「インディーゲーム」という意味合いは非常に広く、ゲームプラットフォームやインディーゲームイベントなどで発表の機会が増えていることもあって、魅力的なタイトルは今後も増えていくでしょう。

そのため、ゲームファンにとってもゲーム業界への就職を目指すクリエイターにとっても、インディーゲーム市場は目が離せない状態になっています。

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