ゲームデザインにおけるキービジュアルとは？主な役割や作り方についても解説！

ゲームタイトルにはそれぞれ、その作品を象徴する画像であるキービジュアル(メインビジュアル)が存在します。本記事では、キービジュアルの重要性と構成要素、実際にキービジュアルを作る際のポイントについて解説していきます！

キービジュアルとは？

キービジュアルとは、ゲームを始めとしたコンテンツにおいて中心となる画像を意味します。
そのゲームがどういうゲームなのかをユーザーに印象付けるためのデザインで、作品の世界観や魅力が伝わりやすい様に、各要素を配置する事で作られます。
ゲームパッケージだけでなく、広告用のメインビジュアル等にも使われる事が多く、ゲームの売り上げを左右すると言っても過言ではありません。

キービジュアルの構成要素

下記ではキービジュアルを構成する要素を紹介します。

ゲームロゴor企業ロゴ

ゲーム固有のロゴがある場合は、キービジュアルにもそのゲームロゴが掲載される事が多いです。特にシリーズ形式のゲームであれば共通のロゴマークがあるため、シリーズに関するロゴマークが記載されていることがあります。

ゲームタイトル

一口にゲームタイトルと言っても、ただ文字を載せるだけではありません。
ゲームタイトルのフォントやデザインはゲームによって様々であり、ふんわりした字体、スタイリッシュな字体、立体的な字体等、ゲームの世界観によって調整がされています。

主要キャラクターや主要シーン

キービジュアル内には、ゲームに登場するキャラクターを入れる事で、よりゲームのイメージが湧きやすくなります。
RPGであれば主人公を、バトルゲームであれば主要キャラの戦闘シーンを..のように、ゲームジャンルやシステム別に適切なキャラクターやシーンがキービジュアル内に配置されています。

キャッチコピー

キービジュアルにおけるキャッチコピーは、短めの文章で作品の魅力や世界観をユーザーに伝える役割を担います。キービジュアル内にキャッチコピーは必須ではありませんが、ゲーム発売前にそのコピーが話題になり、長年経ってもユーザーの記憶に色濃く残るゲームは多く存在します。
以下では実際にキービジュアルに使われたゲームキャッチコピー例を紹介します。

 

・エンディングまで泣くんじゃない
ー『MOTHER』

 

・そこを歩く、という恐怖
ー『バイオハザード』シリーズ

 

・彼女の中の100のケダモノ
ー『リンダキューブ』

ゲームキービジュアルの作り方

ここではゲームキービジュアルの作り方について、基本的な流れをまとめてみました！ゲームデザインを目指す方は是非参考にしてみて下さい

画像を選定

まずはゲームに登場するキャラクターやステージ、背景などのビジュアルを整理し、何を打ち出すかをアイデア出しをして最適な画像を選定します。
一般的には、主人公や主要キャラクターをメインにして背景を選択しますが、ゲーム内容によってはキービジュアル内にキャラクターを所狭しと詰め込むパターンや、ゲーム内の世界観を象徴する背景画像をキービジュアルにするパターンなどがあります。

前者は主にキャラクターの個性が際立つ様な作品、後者はダークな世界観で展開されるゲームで頻繁に用いられる方法です。

色味と余白を調整

画像選定時点で大体の色味は決まってきますが、要素を組み込んだ際の全体の色味を調整します。また、情報を入れすぎてゲーム内容が伝わらない…という自体を避けるため、ビジュアル内は適度に余白を持たせるようにしておきましょう。

キャッチコピーを考案

デザインが決まり、キービジュアルにキャッチコピーを入れたい場合は内容を考案します。
考案時には①ゲームの強み(魅力)②リズム感③インパクトを意識しつつ、あまりに誇張しすぎたキャッチコピーにしないよう気を付けましょう。

まとめ

キービジュアルの概念と重要性について解説してきました。
スマホゲーム、コンシューマーゲーム問わず、一目のインパクトでいかにゲームの魅力を伝えるかを左右するのがきービジュアルです。デザインに関わる職種の人も、そうでない方も、本記事を参考にキービジュアルの重要性を理解する事で、作品への向き合い方も変わってくるのではないでしょうか。

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