アドベンチャーゲームとは?概要や代表作を分かりやすく紹介!
主に冒険をテーマに展開されるゲームジャンル、アドベンチャーゲームについて、特徴や歴史について解説!ジャンルの定義のほか、代表的なアドベンチャーゲームについても解説します。
目次
「アドベンチャーゲーム」とは
アドベンチャーゲームとは、プレイヤーが操作する主人公が、ゲーム内で様々な体験をしていく事で経験を積んでいき、バトル、冒険、謎解き、育成などの要素を繰り返す事で進めていくゲームジャンルを指します。英語の頭文字を倣って、ADVと記載される事もあります。
RPGとの区別がしにくいという面もありますが、同じ冒険という目的でも、RPGはバトルやステータスの上昇等が重視される一方、アドベンチャーゲームは凝ったシナリオであったり、グラフィックで通常のRPGと比べて美麗である場合が多いです。
アドベンチャーゲームの特徴
アドベンチャーゲームは、物語性が強く熟考型のゲームであるという特徴があります。
恋愛アドベンチャー、異世界アドベンチャーなどテーマは多岐に渡りますが、セリフや情景描写のテキストが多く対話形式で展開されるテキストアドベンチャー、キャラクターのグラフィックをしっかり押し出したグラフィックアドベンチャーの2つ、またはそれらを統合したゲームです。
またプレイヤーのゲーム進捗状況がいつでも提示され、広い選択肢の中から選んで入力する事でその結果がすぐに反映されます。選択肢は主に、キャラ同士の対話において提示されるパターンが多く、スピーディーな操作よりは、情報を取捨選択し、熟考の上選択する事が求められます。
アドベンチャーゲームの歴史
アドベンチャーゲームの最初は、1975年頃に米国のネットワーク上で広まった、コロッサル・ケーブ・アドベンチャーが由来と言われています。洞窟探検をテーマにテキストのみで進行していくこのゲームでしたが、そのゲーム内の文字列をADVENTと呼び、現在のアドベンチャーゲームの由来にもなっており、テキストアドベンチャーゲームの発端になりました。
その後日本でも、表参道アドベンチャー、暗闇の視点 バニーガール殺人事件など、文字列のみのゲームが登場しましたが、当時はまだ多くのユーザーには受け入れて貰えていませんでした。
しかしその後、1980年代に米国でリリースされたグラフィックアドベンチャーゲーム『ミステリーハウス』が登場します。テキスト選択で進めていく形式は変わらないものの、ゲーム内に登場するグラフィックによりイメージが掻き立てられ、ユーザーのゲームへの没入感を高めることに成功しました。
その後90年代以降、日本においてライトノベルが流行り始め、『かまいたちの夜』を代表とするノベルアドベンチャーゲームがヒットしていきます。
数々のゲームがリリースされる中で、システムもテキスト入力からコマンド選択式に変化したり、RPGと融合された謎解きアクションゲームが登場するなどその幅を広げ、選択肢によって結果が変化する”分岐シナリオ”も一般的になっていきました。
アドベンチャーゲームの簡単な定義
アドベンチャーゲームの特徴部分でも説明しましたが、物語性×思考型ゲームがアドベンチャーゲームの定義と言えるでしょう。
時代背景やテーマは、恋愛や仕事、中世ヨーロッパ等多くのゲームがありますが、いずれも選択肢を正しく選んで物語を有利に進めていくという点から、上記の2つを備えたゲームがアドベンチャーゲームであると言えます。
アドベンチャーゲームに属する代表的な作品
逆転裁判シリーズ
『逆転裁判』シリーズは、株式会社カプコンから販売されている法廷バトルアドベンチャーゲームです。弁護士である主人公、成歩堂龍一を操作して複数エピソードをクリアしていきますが、各エピソードは主に「探偵パート」と「法廷パート」の2種類の章で構成されています。
探偵パートでは、事件の手掛かりとなる情報収集が目的になり、法廷パートでは情報を基に裁判で被告人を弁護するパートです。
2001年の発売以降、派生作品なども含めるとそのリリース本数は10本以上。一歩選択を間違えるとクリアできなくなってしまう緊張感や、”異議あり!”等印象的なセリフも多く、漫画や舞台などのメディアミックス展開もされています。
月姫 -A piece of blue glass moon-
『月姫』は、同人サークル『TYPE-MOON』によって製作されたビジュアルノベルゲームです。5000枚にも上るシナリオ原稿用紙、500枚以上のグラフィックにより表現された世界観とシナリオが話題となり、同人ゲームとしては異例のヒット作となりました。
シナリオを担当した奈須きのこ氏は「空の境界」などのシナリオライターとしても有名で、世界設定や言葉遣い、洗練された重厚な作品に定評のある人物としても有名です。
かまいたちの夜
『かまいたちの夜』は、1994年にチュンソフト(現スパイクチュンソフト)より発売されたホラーサウンドノベルゲームです。同社からリリースされた『弟切草』に続くシリーズ第2弾であり、分岐シナリオゲームのジャンルを確立した作品と言っても過言ではありません。
雪山のペンションを舞台に、不可思議な殺人事件の謎を解くためにシナリオが展開されていきますが、その選択によって本来のエンディングとは違う結末を迎える事があり、その種類は10通り以上の展開があります。
初見でプレイする際はあまりに情報が少なく、ほぼ確実にバッドエンドを迎えてしまいますが、バッドエンドの最中に重要な手掛かりがある作品であり、何度もやり直して複数のシナリオを楽しむことが出来るゲームです。
まとめ
「アドベンチャーゲーム」の定義や歴史などをまとめました。またアドベンチャーゲームの代表的な4作品を紹介しましたので、ジャンルについてもご理解いただけたと思います。
今回紹介した以外にも有名なアドベンチャーゲームは多数存在しますので、ぜひ好みのタイトルを探してプレイしてみてください。
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