「クイズゲーム」とは?ユーザーを引き付ける魅力や歴史、開発する上での注意点


 
このコラムでは、「クイズゲーム」について、その概要や魅力、歴史やタイプなどを解説します。
 
クイズゲームは1970年代から存在しており、常に普遍的な面白さを持っています。また近年は通信環境とスマートフォンの普及で、いつでもどこでも楽しめるようになったので、空いた時間の息抜きにも使えますし、パーティーゲームとしても利用しやすくなっています。
 
クイズゲームをあまりプレイしたことがない人、あまりなじみがないという人は、ぜひこのコラムを最後まで読んで、プレイの参考にしてください。
 

1. 「クイズゲーム」とは

「クイズゲーム」とは、コンピューターゲームのジャンルのひとつで、出題される問いを解くことを目的としています。この項目では、クイズゲームの魅力や代表的形式、歴史やタイプなど、クイズゲームの概要を解説します。
 

1-1. クイズゲームの魅力

クイズゲームには、実は非常に多くの魅力があります。
 
まず最大の魅力は、出された問いに正解できたときに得られる喜びや興奮でしょう。また、こたえられるかどうかに関わりなく、問題の興味深さや面白さもクイズゲームの楽しみとなります。
 
さらに、クイズとバトルなどの他の要素が融合しているゲームであれば、クイズを解くことと勝利が連動するので、新たな快感が生まれます。
 
ほかにも、消極的な要素ではありますが、シューター系などのように動作テクニックを必要としないことも人気の理由のひとつでしょう。それ以外にも、クイズゲームは年齢性別に関係なく誰もが気軽に楽しめるので、ファミリーや友人同士で楽しむパーティーゲームとして利用できることも大きな魅力です。
 

1-2. クイズゲームで出題される代表的なクイズ形式

クイズゲームの問題には、地理や歴史、時事問題や芸能、漢字やグルメなどの一般常識問題や、とんちや与えられた情報を踏まえて謎解きをするなど、豊富なパターンがあります。謎解きについてはロジカルに考えることで解ける種類もありますが、情報の規則性や共通性からひらめきを働かせるものなどに分けることができるでしょう。
 
また、特定のジャンルに特化したオタク的知識を競うものや、じゃんけんなどの運を必要とするものも存在します。
 

1-3. クイズゲームの歴史

コンピュータークイズゲームは、アメリカではすでに1974年には存在していました。そのため、コンピューターゲームの歴史とクイズゲームの歴史はそれほど差がないと言うことができます。
 
日本で一般化しはじめたのは、1980年代にアーケードゲームとして登場した『コンピュータークイズ 頭の体操』以降だと考えられています。また、同じ時期に『ウルトラクイズ』というアーケードゲームがあり、当時テレビで放送されていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」にならった内容で楽しまれました。
 
その後もアーケードでクイズゲームはプレイされますが、選択問題が多いことや問題数が限られていることなどから長期的にプレイされないという欠点も露呈します。
 
しかし2000年代以降になるとタッチパネルの技術が進んで選択問題以外も出せるようになりますし、通信環境の向上で問題がネット経由で更新されるシステムも取り入れられていきます。また、プレイヤー同士がオンラインで対戦することも可能となり、近年は数十人が対戦するタイプも登場するなど、クイズゲームのバリエーションは確実に広がりを見せています。
 

1-4. クイズゲームのタイプ

ひとくちに「クイズゲーム」と言っても複数の種類があります。
 

1-4-1. クイズに特化したタイプ

従来から存在するクイズに特化したゲームです。とはいえ、2000年以前はコンピューターとプレイヤーが対戦するタイプが主流でしたが、近年はオンラインによるプレイヤー同士の対戦が一般化しています。
 

1-4-2. クイズと他のジャンルを融合させたタイプ

クイズは単体でも十分に楽しめるジャンルですが、他の要素との融合でさらに楽しめるゲームもあります。例えばRPGと融合して世界を救ったり、シューティングと融合してスコアを競ったりすることも可能です。
 
また、サバイバル要素やバトロワ要素を加えて生き残りをかけたり、育成シミュレーション要素を持たせたりしたものもあります。
 

1-4-3. クイズと最新技術を融合させたタイプ

近年はクイズを出題したり、人が出題したクイズに正解したりすることでNFTや暗号資産が獲得できるゲームもあります。
 
このようなゲームは、暗号資産やブロックチェーン、NFTやWeb3などの新しい技術があるからこそ存在しています。その一方で、利用者はそれらの最新技術に精通していなくても利用できるという点でも優れています。
 

2. クイズゲームを開発する際の注意点

この項目では、クイズゲームを開発する上で注意すべき点を記載していきます。
 

2-1. どういったユーザー層に向けて開発するのかを決める

クイズゲームはどんなユーザーを対象にするかで、そもそも用意する問題が変わります。例えば、子どもや中高年者も楽しめるファミリーゲームを狙うのなら、一般知識が中心となりますし操作性もシンプルにする必要があるでしょう。
 
一方、特定の知識を持つマニア層や、ハイレベルの難問を求めるクイズガチ勢をターゲットとするなら、出題にも凝る必要が出てきます。
 

2-2. 問題数はできるだけ多く用意する

クイズゲームは用意した問題数が少ないと、数回プレイしただけで同じ問題にあたってしまい、面白さが急激に低下します。そのため問題数を多く確保することが重要です。
 
近年はオンラインでのプレイが容易にできますから、その点を利用して随時問題を追加・入れ替えするなどの工夫を取り入れましょう。
 

2-3. 既存のタイトルとどう違いを出していくかを考える

あらゆるゲームに言えることですが、既存のジャンルで勝負する以上、何らかの差別化ができないと競合に勝つことができません。とはいえ、クイズそのものはそれほど差異を作ることはできません。
 
そのため、他のジャンルとの融合を進めたり、演出に工夫を凝らしたりして何らかのストロングポイントを作ることをおすすめします。
 

3. クイズゲームの代表的なタイトル

この項目では、代表的なクイズゲームを、プレイ環境ごとに紹介していきます。
 

3-1. アプリで遊べるクイズゲーム

ここではスマートフォンなどを使って、アプリで楽しむクイズゲームを紹介します。
 
・魔法使いと黒猫のウィズ
コロプラが2013年3月にリリースしたクイズRPGで、すでに10年以上も楽しまれています。クイズに正解することで敵を攻撃してRPGを進めていくスタイルや、属性を考慮したカードバトル要素もあるので飽きずに長くプレイできます。
 
・みんなで早押しクイズ
Takatoshi Kobayashi氏が開発し、2018年にリリースしたクイズゲームです。クイズ自体は一般的なものですが、それだけに誰でも楽しめる良さがあります。オンラインで1対1または4人対戦を楽しむことができます。
 
ゲーム名の通り早押しで対戦者よりも早く正解することを競うシンプルな楽しみがあるので、ひとりで空いた時間にプレイすることにも向いていますし、知り合いと一緒に盛り上がることも可能です。
 
・GeoGuessr
グーグルマップのランダムな場所で、見える情報から地名をあてるゲームです。ピタリと正解できるケースはほとんどありませんが、答えた場所と正解の場所の距離が近いほどポイントが多く加算されます。開発者はスウェーデンのAnton Wallén氏で、2013年に開発されています。
 

3-2. 家庭用ゲーム機・PCで遊べるクイズゲーム

ここからは、家庭用ゲーム機やPCを使って楽しめるクイズゲームを紹介します。
 
・子育てクイズ マイエンジェル
育成要素を持つクイズゲームです。最初はアーケードゲームとしてナムコが1996年にリリースしていますが、その後家庭用ゲーム機版も出ています。親としてクイズに答えながら娘を育てることが目的で、正解するジャンルによって娘の成長も影響を受けます。
 
・雑学クイズ大臣
クイズに答えながらポイントをため、大臣や大統領などの称号を獲得していくゲームです。株式会社グランゼーラが2022年にリリースしています。1人でプレイすることもできますが2人での対戦も可能です。
 

3-3. ゲームセンター(アーケード)で遊べるクイズゲーム

ここではゲームセンターなどにあるアーケード機で楽しむクイズゲームを紹介します。
 
・クイズマジックアカデミー
コナミが2003年にリリースして以来多くのユーザーにプレイされたことでシリーズ化され、2023年現在も新作が生まれています。早い段階からオンライン上での対戦形式を取り入れたことやキャラクターの馴染みやすさなど、さまざまな特徴でユーザーを獲得し続けているクイズゲームの代表的なタイトルです。
 
・QuizKnock STADIUM
コナミが2022年3月にリリースしたアーケード向けゲーム機です。「QuizKnock」という人気クイズ集団が協力している点で注目を集めていますし、出題内容の多様さでクイズゲームとしての本来の面白さを前面に出しています。オンラインで早押し対戦ができるのはもちろんのこと、最大99人でサバイバル対戦ができるなどの差別化も行われています。
 

4. まとめ

「クイズゲーム」について、概要や魅力、ゲームとしての歴史やさまざまな種類があることなどをまとめました。
 
クイズゲームはコンピューターゲームが登場したのとあまり変わりない時期から存在しており、多くのユーザーを楽しませてきました。また、近年は通信環境が一般化したことで、問題の補充が可能となりましたから、飽きがこずに何度もプレイできるようになっています。
 
さらに、オンライン対戦なども楽しめるようになり、ジャンルとして盛り上がりを見せています。環境的にも、スマートフォンや家庭用ゲーム機、PCやアーケード機などさまざまな形で楽しめるのも近年ならではの魅力です。
 
もしクイズゲームを楽しんだことがないという人は、今こそまさに試してみるべきおすすめのタイミングです。
 

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