ゲーム業界での転職でよくある失敗とは?後悔しないためのポイント
「憧れのゲーム業界への転職に成功した!」と思ったのも束の間、出社してみたら「こんな会社だと思わなかった…」と後悔することもあるかもしれません。
転職の失敗は誰もが避けたいと考えるものですが、仕事内容や配属先などは就業開始しないとわからないことが多いので、失敗を完全に防ぐのは難しいところです。
そこでこのコラムでは、ゲーム業界でよくある転職の失敗例を紹介し、その防止方法も解説します。
目次
1. ゲーム業界で転職したら「失敗した…」と感じたこととそれを防ぐ方法
この項目では、ゲーム業界で転職した際に「失敗した…」と感じやすいケースを紹介し、そうならないためにできる事前の対策も解説します。転職で失敗しないために、ぜひしっかりと読んで参考にしてください。
1-1. 事前に聞かされていた仕事内容・条件と全く違う
「仕事の内容や待遇が、事前に聞いていたのと違う」というのは、ゲーム会社に限らず就職や転職でよく聞く問題です。
そんな中でも、ゲーム業界はトレンドの移り変わりが激しいですし、予算の都合などで「作る予定だったゲームのプロジェクトが頓挫した」という事態は珍しくありません。そのため、雇用を決めた時点では存在した仕事が、数日のうちに無くなっているというのも仕方ない面もあります。
また、特定の職種に就く前提だったのに、ある部署で欠員が出たことなどで異なる職種に回された、というのも業界を問わずありそうな話です。
1-1-1. この転職失敗を防ぐ方法
まず上記のような失敗を未然に防ぐためには、転職先の組織図などをしっかり調べておくことが重要です。
また、入ってしまってからこの問題に直面した場合、予定とは異なる職種でも前向きに頑張ってみる手もあります。あるいは、どうしても希望した職種で働きたいと交渉するのも選択肢のひとつです。
ただし、給料が約束より明らかに少なく、指摘しても改善が見られない場合などは、我慢する種類の問題ではありません。ぜひ労働基準監督署などに相談することをおすすめします。
1-2. 転職後の部署が数ヶ月で解体される・異動を命じられる
転職直後に部署が解体されたり、他部署や他支店への移動を命じられたりすることも、まれにあり得る事態です。
転職する側としては、「そんな直近の計画も踏まえずに採用したのか?」と怒りたくなるでしょう。とはいえ、会社の上層部で部署の解体や統合、新事務所の設立などが検討されていても、作業現場レベルは知らないまま採用活動をしていた、というケースはあり得ます。そのため、一概に責めにくい問題でもあります。
1-2-1. この転職失敗を防ぐ方法
転職先の現行プロジェクトや資本情報を得ていれば、上記の問題はある程度防げるかもしれません。とはいえ、内部の社員が知らないようなことをこれから転職する人が把握できる例はほとんどないでしょう。
これを踏まえると、事態に直面したときに問題をどう捉えるかがこの種の問題のカギです。配属先や職種が違っても、希望の会社に転職できたことを前向きに捉えるか、職種にこだわって再転職するか、じっくり考えて決めましょう。
1-3. 会社・部署のレベルが低すぎる(高すぎる)
想像していたより業務のレベルが低すぎる場合、大きなショックを受けると思います。キャリアアップの一環で転職した場合は、転職先のレベルが低いと転職目的が達成できません。
ただし前向きに考えるのであれば、いっそ自分が新たなキーマンとなる手もあります。最初は煙たがられるかもしれませんが、職場のレベルを引き上げ、業績も向上すれば功績は認められるでしょう。そしてそのままリーダー的な役割を勝ち取れば、収入アップにもつながります。
一方、予想よりもレベルが高すぎることもあるでしょう。この場合、「できるフリ」をすると苦しくなるばかりですから、実力を現実より大きく見せることは避けましょう。
1-3-1. この転職失敗を防ぐ方法
この問題に対しては、業界経験者であれば事前に転職先の会社の実績を調べておくことでかなり回避できます。また可能であれば、先輩社員に業務の内容や進め方、技術力などを聞いておくことをおすすめします。
仮に予想したよりレベルが高い場合も、業界経験者なら事前の調査である程度把握できると思います。一方業界経験が無い人なら、雇う側も初心者として育てることを前提としています。そのため、頑張って学習して自分自身のレベルを上げることをおすすめします。
1-4. 働き方の違い(ギャップ)を実力で埋められない
「同じエンジニア」という考えで、IT系などのエンジニアがゲーム業界に転職したときに起こり得る問題です。
例えば金融機関や行政機関のシステムを扱う場合は、正確性が命です。一方、ゲーム業界ではユーザーの体感などが優先されるので、業務への取り組み方にギャップを感じる人が少なくありません。それは実力の高低に関係なく、求めるものの概念が違うからです。
1-4-1. この転職失敗を防ぐ方法
異業種からの転職であれば、事前にその不安を転職先に話し、転職先の開発フローを知る機会を設けてもらうことなどで、ギャップは埋めやすくなります。また、ゲーム開発の講習に出るなどして感覚の違いを理解しておく方法もあります。
いずれにしても課題が理解できていれば対応しやすいので、まず今までの業種と転職先で何が違うのかを把握するよう努めましょう。
1-5. 会社が中途採用の人材を活かす土壌が出来ていない
就職や転職で新たに入った人を、特に指示を与えないまま放置する会社があります。また、意味がなさそうな資料を渡されて、「とりあえず読んでください」といった時間つぶしとしか思えない扱いをされると、転職時のやる気を削がれてしまうでしょう。
これらは、新人の受け入れ態勢ができていないことの表れであり、計画的な準備ができないこと、新人研修プログラムやマニュアルづくりなどの前向きな時間投資ができないことを示しています。
1-5-1. この転職失敗を防ぐ方法
上記のような問題は、会社創業からある程度時間が経っていればあまり起こらないので、営業年数などを調べておくと良いでしょう。
設立から間もない会社や、急激な成長過程にあり業務や部署の拡張途中の会社であればやむを得ないことかもしれません。
前向きに考えれば、自分が困ったことをメモしておいて、後に新人研修資料作りを提案すればマイナスの経験をプラスにできますし、それ以降に入ってくる人が嫌な思いをしなくて済みます。
1-6. 条件が良いのは最初だけで時間差で悪化した
転職直後は「悪くない」と思ったのに、日を追って状態が悪くなる会社もあります。この場合、対応が悪いのが普通で転職直後だけ無理をしていたのか、転職直後の対応が普通で時間の経過とともに状態が悪くなったのかを知る必要があります。
もともと悪いのであれば良くできるかを考える必要がありますが、それなりの対応ができるのに忙しさなどで悪くなっているのであれば、職場全体の業務への取り組み方を見直す必要があるでしょう。
1-6-1. この転職失敗を防ぐ方法
会社としての体制に悪い点がある場合、ネット上の口コミなどで分かることもあります。そのため、転職前には、ぜひ事前に口コミを確認してください。
1-7. 会社の雰囲気に馴染めない
「社風」や「雰囲気」は会社によって異なるので、「馴染めないことに入社してから気が付いた」ということもあるでしょう。入社前に約束された待遇が異なる場合などは交渉で解決することもあるでしょうが、「雰囲気」は交渉するようなものではないので、対応が難しい問題です。
健康を害するほどのストレスであれば再転職を考える必要もあるかもしれません。しかしそうでない場合、時間をかけて慣れるか、自分以外に雰囲気に馴染めない人を見つけて話し相手になってもらう手もあります。
1-7-1. この転職失敗を防ぐ方法
「雰囲気」を事前に知りたいのであれば、何らかの方法で転職先の社員とコミュニケーションをとる機会を作ることをおすすめします。面接の際などにお願いして、配属されそうな職場を見せてもらうことも有効です。
1-8. 純粋にブラック企業体質だった
「ブラック企業体質」に入ってから気づいた場合、まず問題点をしっかり確認して、上司や総務などに相談しましょう。ブラック度が浅ければ相談や交渉で改善できることもあるかもしれませんが、ブラック度が高い場合、労働基準監督署などに相談することをおすすめします。
また改善が難しそうなら早めに再転職を考えた方がよいでしょう。
1-8-1. この転職失敗を防ぐ方法
ブラックな会社かどうかを確認するためにも、ネット上の口コミは便利です。そのため、転職前には、ぜひ事前に口コミを確認してください。
2. 失敗のないゲーム業界での転職は「エージェント選び」が鍵!
転職してから「失敗した!」と後悔しないためには、「エージェント選び」が非常に重要です。優秀なエージェントであれば、情報開示もしっかりしてくれますし、転職希望者のニーズを踏まえてくれるのでマッチングミスのリスクも低減できます。
そんな中でおすすめしたいのは、ゲーム業界に特化した転職エージェント・G-JOBエージェントです。G-JOBエージェントは、ゲーム業界に太いパイプをもっているので非公開求人も多数扱っています。また、ゲーム業界出身者やキャリアコンサルタントの国家資格をもつスタッフがそろっているので、的確なアドバイスができます。
ゲーム業界への転職を成功させたいのであれば、ぜひG-JOBエージェントをご利用ください。
3. まとめ
ゲーム業界の転職でありがちな失敗例を紹介し、その対応や事前の防止策も解説しました。転職活動は時間と精神的負荷が多いので、できるだけ一回ですっきりと終わらせたいものです。そのためには事前の情報収集とともに、転職エージェント選びにも力を入れましょう。
G-JOBエージェントは、ゲーム業界に特化した転職サービスを展開しており、ゲーム業界経験者を中心とするスタッフが適切なマッチングやアドバイスを行っています。ゲーム業界に転職するなら、G-JOBエージェントがおすすめです。
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