ゲーム業界での転職活動にはいくらの貯金が必要?転職と収入のポイント


 
転職活動を始めるときには、「早く今の職場を辞めたい」、「良い仕事が見つかるか不安」といった気持ちが大きいですが、金銭的な不安をもつ人も少なくありません。特に転職経験がない人にとっては、転職にかかる費用や転職にかかる期間などの見通しがしにくいため、転職をためらう理由にもなります。
 
そこでこのコラムでは、ゲーム業界で転職にかかる費用を解説し、必要な貯金額などを記述していきますので、転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
 

1. 転職活動を見越した貯金は必要?

転職活動は銀行口座の貯金額がゼロであっても、不可能なわけではありません。ただし、心身に余裕をもって、できるだけ妥協の少ない転職活動をしたいのであれば、貯金はできる限り多いに越したことはありません。
 
ゲーム業界に限定した話ではなく、どの業種であっても転職活動をするには交通費などが必要ですし、さまざまな雑費も発生します。
 
働きながら転職活動をすれば、当面の生活と交通費などはまかなえるかと思いますが、まず現職を辞めて転職活動を始めるなら、新たな職業に就いて給与支払いが始まるまでの生活費が必要です。またできるだけ就業期間に切れ目がないように配慮したとしても、締め日や給与支払い日の都合などで、収入が不安定になりがちです。
 
一方、資金的余裕があれば転職に向けて勉強するなど、自分への投資も可能です。特にゲーム業界ではスキルが重視されるため、プログラミングやデザインの学習をすることで転職を有利にできる例が少なくありません。
 
そのため、このコラムの大前提として、転職を考えるのであれば日ごろから少しでも貯蓄をしておくことをおすすめします。必要な貯蓄額については順を追って解説していきます。
 

2. ゲーム業界における転職活動で必要になる費用

この項目では、ゲーム業界で転職活動をする際に必要と思われる費用の種類を紹介します。
 

2-1. スーツ(フォーマルな服装)

転職活動をする際には、スーツやネクタイ、靴などに配慮し、フォーマルな服装をする必要があります。
 
ただし、ゲーム業界は比較的カジュアルな服装を好む傾向が強く、特に指定がなければオフィスカジュアルで転職活動をしても問題ありません。
 
ちなみにオフィスカジュアルに明確な定義はなく、日常の通勤であればポロシャツでも良いとする見解が多いです。とはいえ、面接などに臨む場合、男性であれば襟付きのシャツにスラックス、ジャケットと革靴といったところでしょう。女性であれば、シャツまたはカットソー、ジャケット、ひざ丈のスカートかロングパンツ、靴はパンプスが定番です。
 
男女ともに清潔感を重視し、シャツやパンツ類にはアイロンをかけ、色合いが派手にならないよう注意しましょう。
 
上記のように、ゲーム業界の転職活動では服装にかかる費用は抑え気味にできますが、一式そろえると数万円は掛かることを考えておきましょう。
 
ゲーム業界での服装について書いたコラムがありますので、ぜひ以下もご参照ください。
「ゲーム会社って本当に服装・髪型自由?面接時や勤務の際の服装について」
 

2-2. 交通費

面接などで企業を訪問する際には交通費が支給される場合がありますが、必要な費用を考える上では支給されない前提で用意しましょう。
 
転職先を居住地の近隣で探すのであれば、電車代やバス代など1回の費用はさほど大きくなりませんが、1社では済まない可能性が高いので、ある程度見込んでおくべきです。
 
また、新幹線や飛行機を使うような遠くのエリアへの転職を考える場合、1回の往復でも数万円使うことになるため、その分の貯蓄を考えておきましょう。
 

2-3. 雑費

転職活動では、証明写真の撮影費や書類送付費用などが必要となる場合があります。ただし、ゲーム業界では紙ベースの書類のやり取りはあまり行われず、メールなどで資料を送る場合が多いので、この点ではほとんど費用が発生しない可能性が高いです。
 
また、衣服のクリーニング代や美容室代など清潔感を維持するための出費も必要です。さらに、居住地から遠い企業に転職する場合、宿泊費や飲食費が必要となることがあります。
 
ほかにも、知識やスキルを補強して転職を有利にするための学習費がかかる場合もあります。特にゲーム業界ではスキルが重視されるため、プログラミングなどを学ぶ人は多いです。
 

3. 退職前後に得られる可能性がある収入

手持ちの資金に余裕がない場合、退職前後に得られる収入が気になると思いますので、以下で解説します。
 

3-1. 最終月の給与

仮に経営者や上司と仲が悪いことで辞めるとしても、給与は働いた分に対して法的に支払う義務があるため、確実に獲得できる収入です。
 
ただし、給与計算は会社ごとに決められた締め日があるので、辞める日によっては通常の1ヶ月分はもらえない可能性があることに注意しましょう。例えば20日締め25日支払いの会社を1月31日に辞めた場合、1月25日の給与は通常通り支払われ、2月25日に、1月21日から1月31日までの勤務分が支払われるため、2月25日にもらう給与は通常よりかなり少ないです。
 

3-2. ボーナス

ボーナスは給料の数ヶ月分支払われるケースが多いので、比較的大きな金額として見込むことができます。ただし、ボーナス支給日に在職していなければもらえない場合がありますし、ボーナス支給日より前に退職の意向を明らかにすると、減額される可能性があります。
 
転職のタイミングとボーナスの関係について詳しく書いたコラムがありますので、ぜひ以下も合わせてごらんください。
「ゲーム業界での転職はボーナス支給後がおすすめ!?ボーナスと転職タイミングの関係」
 

3-3. 退職金

退職金は法的に支払い義務があるものではないため、退職金制度を導入している企業でなければもらえません。ただし社内規定などに明記されていれば、企業としては支払う約束をしていることになります。
 
金額は勤続期間中の給料の額と、勤続年数で異なります。また、会社都合で退職させられる場合より、自己都合で辞める場合は退職金の額が低いです。さらに、勤続期間が短い人には支給されない規定が設けられている場合が多いので、まずは社内規定を確認することをおすすめします。
 

3-4. 失業給付金

失業給付金は失業期間中の生活を守るために国が定めている制度ですが、会社を辞めたら自動的に支払われるわけではなく、手続きをしなければもらえません。
 
また自己都合で退職した場合、手続きをしても失業給付金が支払われるまでに3ヶ月程度かかる点にご注意ください。
 

4. 転職活動中に考えられる支出

この項目では、転職活動中に発生する支出として生活費や税金について解説します。
 

4-1. 生活費

転職活動中でも生活費は必要です。賃貸物件に住んでいれば家賃が発生しますし、住宅ローンがある場合、その支払いがあります。また食費や水道光熱費、スマートフォンやWi-Fiなどの通信費も必要です。
 
生活費は家族構成や生活様式によって大きく異なりますから、通常いくらかかっているかを把握しておきましょう。
 

4-2. 各種税金

転職期間中にも健康保険や年金、住民税などはかかります。
 
健康保険は雇用されている間は被用者保険として給与から天引きされますが、雇用されていない場合は国民健康保険に加入し、保険料を払う必要があります。収入がない期間が続くようなら届け出をすることで保険料を減免されますが、保険料がゼロになることはありません。
 
また、無職の間も年金の支払いは必要ですが、収入が大きく減った場合、免除や納付が猶予される制度があります。ただし、免除を受けると将来受け取れる年金の額が減るため、注意が必要です。
 

5. ゲーム業界での転職活動中に必要な貯金額例

この項目では、ゲーム業界での転職活動に必要な貯金額の例を紹介します。
 
まず、転職にかかる期間の平均は3ヶ月程度と言われているので、仕事を辞めて転職活動をする場合、この期間中の生活費や各種税金、転職活動のためにかかる交通費などを用意しておく必要があります。もちろん、3ヶ月という期間は平均値なので、場合によっては半年以上かかることもあります。
 
また、ゲーム業界への転職では、スキルや経験があった方が有利なので、プログラミングスクールなどを利用する人もいます。
 
これらを踏まえると、転職活動を安心して行うには、1年間の生活費を目安に資金を用意することをおすすめします。
 
例えば家賃や食費、水道光熱費や各種税金、さらに雑費などをくわえて毎月15万円使っている場合、それを12倍した180万円あると安心して転職活動ができると考えてください。
 

5-1. 貯金が心もとないので早めの転職が必要、という場合は転職エージェントに相談しよう

転職活動を始める際には1年分の生活費をためておくことが推奨されます。しかし、急に貯金額が増えることはないので、自己資金が少ないまま転職活動を始めざるを得ない人もいるでしょう。
 
貯金額が少ない状態で転職活動を始めるのであれば、働きながら転職活動をすることと、信頼できる転職エージェントに頼ることをおすすめします。働いていれば最低限の生活は確保できますし、優秀な転職エージェントがいれば、より早く、より好条件の職場に転職できる可能性が上がるからです。
 
ゲーム業界の転職を考えるのであれば、株式会社リンクトブレインが運営する「G-JOBエージェント」がおすすめです。G-JOBエージェントはゲーム業界に特化しているので、一般の求人サイトに掲載されない非公開求人を多数扱っています。
 
またG-JOBエージェントの面談スタッフは、ゲーム業界経験者や国家資格を有するキャリアコンサルタントで構成されているため、それぞれの転職希望者に応じた適切なサポートができます。
 
ゲーム業界への転職を考えるのであれば、ぜひG-JOBエージェントをご利用ください。
 

6. まとめ

転職活動にはさまざまな費用がかかるため、活動開始前にできるだけ貯金額を増やしておくことが重要です。理想的には1年分の生活費があれば、精神的にも余裕をもって転職活動ができるでしょう。
 
しかし、現実には貯金額が少ないまま転職活動を始めざるを得ない方も少なくないでしょう。そんな時に有効なのが、転職エージェントを使ったスピーディーな転職です。
 
「G-JOBエージェント」はゲーム業界に特化しているので、ゲーム会社と転職希望者のニーズを満たす適切なマッチングを得意としています。ゲーム業界への転職なら、ぜひG-JOBエージェントにお任せください。
 

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