本気で面白いゲームを作るためには?『Rivengard』が教えてくれるコツ


面白いゲームは、ゲームが好きな人であれば誰もが探し求めている作品です。

しかし、近年は様々なゲームが登場する一方、いわゆる「神ゲー」に出会う機会が減っていると感じている人もいるかもしれません。

 

ゲーマーにとって「神ゲー」とされる、面白いゲームはどのように作るのでしょうか。

 

純粋なゲーマー向けに作られた『Rivengard』

最近、非常に面白いと高評価を獲得しているのが『Rivengard』という新作です。

純粋なゲーマー向けに作られているというこの作品の魅力は、どこにあるのでしょうか。

 

派手な演出はなく、遊びに特化したゲームシステム

今作が基調としているのは、ターン制で進むシミュレーション型のRPGです。

日本では「ファイアーエムブレム」シリーズを筆頭に、根強いファンが多い形式のゲームジャンルと言えるでしょう。

 

根強いファンが多いだけに、シミュレーションRPGはゲームとして優れた面白さを持つジャンルの一つでもあります。

 

『Rivengard』では、プレイヤーが主人公パーティをチェスのコマのように操作し、フィールド上に存在する敵の撃破を目指します。

プレイヤーとCPUが交互にコマを動かし、各ユニットの特徴を生かしながら戦いを繰り広げるというシンプルなルールです。

 

ユニットは近距離攻撃に強いものや、遠距離攻撃に強いものまで様々です。

ユニットの得意不得意を見極めながら、独自のプレイスタイルを見極めましょう。

 

今作は「ファイアーエムブレム」とは違い、有名なキャラクターやゲームの顔となる存在はいません。

新規IPのため、純粋なゲームの面白さが試されるのですが、そんな中でも高い評価を獲得している作品です*1。

 

純粋にゲームとしての面白さを突き詰めた、今の時代には珍しい純度の高さを持つゲームというわけです。

 

ボードゲームのような公平性も魅力の一つ

スマホゲームにおいて主流なのが、ガチャシステムに力を入れた課金による強化です。

ゲームをやる時間がない人にとってはありがたい仕様ですが、課金要素がそのままゲームのスキルに影響してしまうというのは、不公平なシステムでもあります。

 

しかし今作が目指すところは、純粋なシミュレーションとしての面白さです。

まるで将棋やチェスのように公平性を極めた作品であり、尚且つアップテンポでゲームは展開します。

 

ものの数分で試合が決することもあり、その短い時間にどれだけゲームスキルを発揮できるかがこのゲームの醍醐味となります。

 

課金やキャラクターのビジュアルではなく、ゲームプレイングの面白さで勝負しようという姿勢は、コアゲーマーを喜ばせられる仕様と言えるでしょう。

 

『Rivengard』が示すゲーム本来の魅力

昨今のスマホゲームは、ガチャシステムなどビデオゲームに求められる面白さとは異なる側面で人気を集めています。

一方で『Rivengard』はどのような点で評価されているのでしょうか。

 

誰でも楽しめるシステム

一つは、誰でも親しみやすいゲームシステムを採用している点が人気の理由に考えられます。

 

シミュレーションRPGは決してポピュラーなゲームジャンルとは言えないものの、ボードゲーム同様誰にでも理解しやすく、複雑な操作も必要がないとっつきやすいジャンルです。

 

通常のアクションゲームとは違い、ユニットに移動や攻撃などの指示を出すだけで遊べるため、激しい操作が苦手という人にも嬉しい仕様です。

 

また制限時間にせっつかれることなく、じっくりと思索を張り巡らせながら遊ぶこともできるので、忙しないゲームが苦手な人でも親しみやすいでしょう。

 

プレイヤーの実力が試されるチャレンジ性の高さ

このように、あまりビデオゲームに親しみのない人でも楽しめる仕様でありながら、極めてみれば非常に奥深い作品であることも魅力です。

 

『Rivengard』には戦士やメイジなどの職業で得意不得意が決まるだけでなく、それぞれの属性や、フィールドの地形といった要素も試合展開に影響します。

 

どんな位置取りが最適の選択なのか、どのユニットから攻めるのが有効なのかなど、数手先を考えながら駒を進めていく感覚は、将棋などを彷彿とさせるプレイングです。

 

うまく自分の戦略が型にはまった時は、これ以上ない興奮と楽しさを体験できるでしょう。

 

小さなマス目で試合展開も高速ですが、プレイスタイルは人によって千差万別です。

様々な攻略方法を試行錯誤しながら、オリジナルの戦略を組み上げていく楽しさも味わえるはずです。

 

『Rivengard』に学ぶ、面白いゲーム作りの方向性

今作の謙虚に、それでいて大胆な方向性は、面白いゲームを作りたいと考えている人にとって、多くの手がかりを与えてくれています。

 

ゲームプレイの純度を高める取り組みを第一とする

コアなゲームファンの心を掴むのに手っ取り早い方法が、ゲームプレイの満足度を追求する方法です。

 

今作ではキャラクターデザインなどは二の次として、まずは面白いシミュレーションを作ることに力を入れていることがよくわかります。

実際、優れたキャラクターデザインなどはあまりゲームに興味がない大衆層を捕まえるための施策でもあります。

 

ゲームシステムそのものに自信やアイデアがある場合には、こちらを優先して開発を進めていくことが大切です。

 

快適な遊びごこちを提供できれば、次第に口コミでゲームの面白さが話題となり、多くの人に遊んでもらえるようになります。

 

話題性とは一言で言っても、第一印象で全てが決まるとは限りません。

「面白いゲーム」としての話題性に力を入れ、アイデアの実現に力を入れましょう。

 

課金要素をある程度排除してみる

多くのプレーヤーの心を掴むのが、ゲームの公平性です。

課金システムは短期間で多くの収益を確保できる方法ですが、課金ユーザー偏重のシステムでは短期間でユーザーは減少してしまいます。

 

そのため、面白いゲームを長期的に楽しんでもらうためには、数百円の有料でも良いので公平性を基調としたシステムの構築が必要です。

 

課金要素はあくまでもコスチュームなど、ゲームプレイに直接関係のない部分に止めることで、無課金ユーザーへの配慮を実現します。

 

実際、『Fortnite』や『Apex Legends』など、今をときめく無料ゲームの多くはゲームプレイは無料でありながら、コスチュームなどの非プレイ要素への課金を実施することで、莫大なユーザー数と収益、そして長期にわたるサービスの提供を実現しています。

 

少しでも多くの人に遊んでもらうためには、やはり課金ではなくゲームの面白さで勝負をするのが得策です。

 

おわりに

『Rivengard』は、誰でも遊べる手軽なゲームシステムを採用しているだけでなく、公平性の高いシステムを導入している点も評価できます。

 

昔ながらのゲームとしての純度を求める人にとって、この作品は大きな参考になるでしょう。

 

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*1 ゲームキャスト「純粋な面白さでぶん殴ってくる、止まらないシミュレーションRPG『Rivengard』レビュー。1分で終わる超ハイテンポと戦術性の両立」

http://www.gamecast-blog.com/archives/65975418.html

 

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ライター名:Satoru Yoshimura

 

プロフィール:ライター。20年以上の付き合いがあるビデオゲームとアメリカ音楽をテーマとした活動が中心。「日本のゲーム音楽がヒップホップに与えた影響」などブログで公開中。

 

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『Rivengard』開発Twitter:https://twitter.com/rivengard

 

『Rivengard』App Store:https://apps.apple.com/jp/app/rivengard/id1509449529?ign-mpt=uo%3D4

 

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