エンタメ専門学校の完全体”東京クールジャパン”の進化する教育・就職についてインタビュー!!

 

●企画からアフレコ、プレゼンまで! 完全オリジナルゲームの制作

 

――入学後の教育体制についても教えて下さい。

  実際の制作過程に合わせた勉強が特徴だと伺っています。

 

ゲーム総合学科についてお話をすると、学科の中に7つの専攻を用意しています。

ゲームライター専攻、ゲームプランナー専攻、ゲームプログラマー専攻、ゲームグラフィックデザイナー専攻、ゲーム3DCGデザイナー専攻、サウンドデザイナー専攻、さらにはプロのゲームプレイヤーとしてのeスポーツ専攻。

 

7つの専攻を合わせると、不足なくひとつのゲームを形作れるというのが特色です。

実際に専攻を超えてチームを組んで、完全オリジナルのゲームを在学中に制作してもらいます。

 

サウンドデザイナー専攻や、アニメ、声優の学科の学生がいることで、ゲーム中にアニメーションを入れ、それに声をあて、ゲームに実装する形にするといったことが出来るので、バリエーションが広がります。

 

――グループ制作の際は、1グループあたりの人数が多くなるのではないでしょうか。

 

1チームが12~13名くらいですね。

授業の中で、実習授業が全体の90%を占めているので、しっかりとゲーム制作に時間を使うことができます。

 

2年間で、大きいゲーム制作は2本。

そのほかに年2~3回くらい、業界で流行っているジャンルのゲームを超スピード制作します。

 

発表の場としても東京ゲームショウ、自分の作品を発表するポートフォリオ展などに参加してもらい、一般の方、プロの方に見て貰える機会を用意しています。

 

学校の設備や環境面も充実しているので、学生は授業やチーム制作のために、個別でPCを購入する必要はありません。

それぞれの教室にあるハイスペックなPCや最新機器は、平日なら20時まで、土日も自由に使用できます。

 

学生には校内での制作を、基本的に推進しています。

環境が整っているなかで作業してもらったほうが力もつくし、自然とチームでの制作体制に慣れることにもなるからです。

実際の会社では、チームが同じオフィスに集まっての制作になりますから、より実際の環境に近い形で制作に取り組んでもらっています。

校内であれば、先生にすぐ質問できますしね。

 

教室以外にも、学生ホールなどでチームか集まって打ち合わせしている姿をよく見ます。

 

それぞれの学科に実習教室があり、3Dの授業を行うPCはデュアルモニタになっていたり、2Dグラフィックの授業向けに液晶タブレットが用意されたりしている。

 

――アニメ総合学科についてはいかがでしょうか。

 

アニメ総合学科に関しても、専攻・コースがアニメ会社と同じような部署のわけかたになっているので、実際に即した環境で勉強できます。

原画から仕上げ、彩色に加えて撮影も校内でできるのが最大のメリットですね。

更に来年度(2021年度)からは制作プロデュースコースなど多数のコースが設立します。

 

専攻を選んだあとで「これじゃなかった」とならないように、どの専攻で何を学べるのかわかりやすくすることには気を使いました。

ただそれでも転科する人はいるし、そこは担任の先生と要相談ということにしています。

 

――立派なスタジオもあるんですね。

 

アフレコルームもプロが使っている環境とほぼ同じなので、実地に即して学べます。

 

最大で20人くらい軽々入れます。

器材もPro ToolsのS6という最新型が入っているし、サウンドデザイナー専攻にはこれの使い方を覚える授業もあります。

 

スタジオに声優さんが入って、音響さんが隣にいて、ディレクターとやり取りしながら収録を進めていく、といったトータルな流れを経験ができることは、学生にとって重要な経験になると感じています。

 

声優学科に関しては声優コースと別に、声優ボーカルコースといった歌とダンスが加わったコースもあるので、今後は主題歌の入ったゲームを作るチームもあるかもしれません。

 

こちらは20人入るという大スタジオ。このほかに小スタジオもあり、そちらでの収録経験も積めます。

 

――eスポーツ専攻も今年からできましたよね。

 

2020年4月の入学が第1期生です。

プロゲーマーを育てることをメインとした専攻で、本校の特徴としてタイトルを絞っていることが挙げられます。

 

ひとつは『リーグ・オブ・レジェンド』。

MOBAと呼ばれるジャンルのゲームで、メーカーであるRiot Games様には相談を入れて、画像の使用についてもきちんと許可を取っています。

 

もうひとつはFPS・TPS。

基本的にはFPSですが、こちらはその年に流行っているものということで、2020年度は『Apex Legends』に絞って授業を行います。

 

eスポーツに関しては保護者の方の認知が低いため、どうしても将来に関する不安が付きまといます。

そこで本校ではeスポーツ専攻のなかに、ゲームビジネスコースという選択肢も用意しています。

これはイベントスタッフやライター、経営側など、eスポーツに関わるプレイヤー以外の人材を育てるコースです。

 

プロゲーミングチームに就職する学生もいれば、eスポーツのイベントを運営したり、ライターなどのゲーム関連ビジネスという将来の出口も考えられる。

1年間勉強して、プロゲーマーはどうも無理そうだとなった時に、しっかり別の道で就職できるよう設計はしています。

 

ゲームビジネスコースには、英語の授業もあるんですよ。

 

――プロ入団テストというカリキュラムはどのようなものなのでしょうか?

 

本校と契約したチームがあって、そのチームのプロ入団テストを受けられます。

eスポーツ専攻はできたばかりで現在契約は1チームのみですが、今後徐々に窓口を増やしている段階です。

 

これもプロゲーマーを目指す、という行為が博打になってはいけないので、ゲームビジネスコースと同じく先に出口を作っておこうという考え方です。

 

様々な社会への出口を用意しておくことで、安心して入学していただくことが出来るようにしています。

 

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