NVIDIA、パワフルで、コラボレーティブなゲーム制作環境をもたらす、開発者向け Omniverse を発表

 

2022 年 3 月 22 日、カリフォルニア州サンタクララ — Game Developers Conference — ゲーム開発者のエコシステムをより充実させるために、NVIDIA は本日、新しいゲーム開発パイプライン(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/game-development/)で開発者がアセットの共有、アセット ライブラリの分類、相互コラボレーション、キャラクターの表情をアニメーション化する AI の導入を容易にする、新しい NVIDIA Omniverse™ (https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/)の機能について発表しました。

 

リアルタイムのデザイン コラボレーションとシミュレーションを実現する NVIDIA Omniverse プラットフォームにより、ゲーム開発者は、AI と NVIDIA RTX™ 対応ツール、あるいは簡単に作れる独自のツール(https://developer.nvidia.com/nvidia-omniverse-platform/code-app)によって、自身の開発ワークフローを効率化、加速および改良できるようになります。ゲーム開発者向けの新機能としては、Omniverse Audio2Face™、Omniverse Nucleus Cloud および Omniverse DeepSearch のアップデート、ならびに Unreal Engine 5 Omniverse Connector の導入が含まれます。

 

NVIDIA の Omniverse 部門バイスプレジデントのフランク デリース (Frank DeLise) は、次のように述べています。「Omniverse は、現在の世界でビジネスを遂行する際の課題に対処する、パワフルな開発パイプラインを提供します。単一のプラットフォームにアーティスト、アート、ツールおよびアプリケーションを集約させることができるので、きわめて分散した状態にあるゲーム開発組織でも、コラボレーションが推進されるようになります」

 

パワフルで、よりコラボレーティブなゲーム制作環境
アーティストとデザイナーが、ゲーマーの期待を上回る、大規模で、深い没入感を得られる世界を生み出そうとしている現在、ゲーム開発のパイプラインの複雑化が進んでいます。グローバルなアーティスト チームは、膨大な 3D コンテンツのライブラリを構築しようとしています。リアルなライティング、現実のような物理演算、AI テクノロジを取り入れると、労働集約的で時間のかかるプロセスがさらに困難になります。

 

Omniverse はこれらの課題に対処し、ゲーム デザイナーは、アーティスト、自らのアセット、ならびにソフトウェア ツールを単一のパワフルなプラットフォームに集約(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/enterprise/)することで、フォトリアリスティックで、物理的に正確なゲームをよりシームレスに制作できるようになります。コラボレーティブな環境を提供する Omniverse の機能により、デザインについて重要な決定を下す際の反復時間を劇的に短縮し、プロジェクトの完成を早めることができます。

 

Omniverse は、マルチ GPU に対応するオープン プラットフォームで、3D デザインのコラボレーションや物理的に正確なリアルタイム シミュレーションを可能にします。Omniverse は、ノート PC からサーバーに至る、NVIDIA のあらゆる RTX デバイスで使用することができ、3D 制作の複雑なワークフローを変容させます。Omniverse は、拡張が容易なオープンソースの 3D シーン記述とファイル フォーマットであり、主要なゲーム開発ツール間でコンテンツを制作および交換するために使われている Pixar の Universal Scene Description (USD)(https://developer.nvidia.com/usd) をベースに構成されています。NVIDIA は、新しいツールの開発、テクノロジの統合、およびサンプルとチュートリアルの提供によって、USD を拡張してきました。

 

ゲーム クリエイター、デザイナー、アーティストおよび開発者は、アセット、ライブラリ、ソフトウェア アプリケーションおよびゲーム エンジンを Omniverse 内に集約させて、リアルタイムでデザイン コンセプトを反復させることが可能になるほか、生産性向上のためのツールを作り、迫力ある、忠実度の高いモデルを即座に共有できるようになります。

 

ゲーム開発者向け Omniverse
Omniverse プラットフォームは、柔軟さと拡張性を最大化できるように設計されています。開発者は、プラットフォームのモジュラー ビルディングブロック(https://developer.nvidia.com/nvidia-omniverse-platform)を使って、独自のツールを簡単に作ることができます。ゲーム開発者は、実装済みの Omniverse Apps を使用でき、さらにたくさんのアプリケーションがサードパーティーによって制作されつつあります。

 

Omniverse プラットフォームに実装されている、ゲーム開発者向けコンポーネントには、以下のようなものがあります。

・Omniverse Audio2Face(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/apps/audio2face/) は、NVIDIA AI を活用したアプリケーションで、キャラクター アーティストは、オーディオ ファイルのみから高品質なフェイシャル アニメーションを生成できるようになります。現在、Audio2Face は顔全体のアニメーションにも対応しており、アーティストは感情の表出も制御できるようになっています。Audio2Face により、ゲーム開発者は、ゲームのキャラクターにリアルな表情を迅速かつ簡単に加えられるようになり、ゲーマーとゲーム キャラクターの間の感情的なつながりを強め、没入感を高めることができます。

 

・現在、アーリーアクセスが開始されている Omniverse Nucleus Cloud(https://developer.nvidia.com/nvidia-omniverse-platform/nucleus-cloud-eap) は、Omniverse でのシーンをワンクリックで簡単に共有できるようにし、ローカルあるいはプライベート クラウドで Nucleus を導入する必要をなくします。Nucleus Cloud により、ゲーム開発者は、内部および外部のチームとの 3D アセットの共有およびリアルタイムでのコラボレーションが簡単にできるようになります。

 

・Omniverse DeepSearch(https://www.nvidia.com/ja-jp/on-demand/session/siggraph2021-sigg21-d-08/) は、ゲーム開発者が、自然言語の入力と画像を使って、タグの付いていない 3D アセット、オブジェクトおよびキャラクターのカタログ全体を瞬時に検索できる AI 対応サービスで、Omniverse Enterprise のサブスクライバーに提供されます。

 

・Omniverse Connectors(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/#apps-connectors)は、サードパーティーのデザインツールと Omniverse との間での「live sync」の、コラボレーティブなワークフローを可能にするプラグインです。新しい Unreal Engine 5 Omniverse Connector により、ゲーム アーティストは、ゲームエンジンと Omniverse の間で、USD とマテリアル定義言語 (MDL) データのやりとりを行えるようになります。

 

NVIDIA Omniverse の詳細はこちら(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/game-development/)をご確認ください。ゲーム開発者は、NVIDIA Developer ウェブサイト(https://developer.nvidia.com/nvidia-omniverse-platform)で、Omniverse を使ったゲーム制作についてさらに詳しく知ることができます。

 

NVIDIA について
1999 年における NVIDIA(https://www.nvidia.com/ja-jp/ )(NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。
詳細は、こちらのリンクから: https://nvidianews.nvidia.com/

 

 

提供元:PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000286.000012662.html