Opensignal、2020年10月-日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス分析結果を発表

 

世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用して、ワイヤレス業界で最大の規模と頻度で全世界のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析するOpensignal(本社:ロンドン)は、「2020年10月-日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスについての分析報告書」を公開しました。

 

 

日本の事業者は、ほぼ完璧な4G利用率のスコアを有している

日本の4Gユーザーが4G技術に接続されて費やす時間や4G利用率は、ほぼ100%です。
Opensignalの4G利用率賞の獲得者のauは驚異の99.3%のスコアです。
日本の4位の事業者でさえ更に驚きの97.8%のスコアです。
日本で5Gが現在サービス開始となりましたが「非スタンドアロン・アクセス」技術を使う現在の5Gサービスは、5Gスマートフォンが5Gの電波に接続するために4G接続が続く必要があるため4Gは引き続き重要です。

 

 

楽天

●第1回Opensignalレポートにおいてアップロード・スピード・エクスペリエンス賞を獲得

 

2020年初旬に楽天は自社ネットワークを立ち上げました。
その結果、Opensignal Japanモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・レポートに楽天を含めたのは初めてです。
しかし、その新参入企業を含めたレポートでソフトバンクが9.9Mbps、ドコモが9.5Mbps、そして、auが8.3Mbpsであったのに比較し、楽天ユーザーは11.8Mbpsのアップロード・スピードを記録し、定評のある3事業者を上回っています。
新規事業者がOpensignal賞を獲得するのは、異例のことです。

 

NTTドコモ

●ダウンロード・スピード・エクスペリエンス賞を固持

 

当社のユーザーは、48.8Mbpsで2位のauの先を行く、NTTドコモを使い52.3Mbpのスピードを目にしていました。
4月の直近のレポートにあるように、ドコモは、日本のOpensignalダウンロード・スピード賞を獲得しています。
新規参入の楽天が21.6Mbpsで遅れていましたが、3位のソフトバンクは42.7Mbpsのスピードで若干遅れています。

 

ソフトバンク

●最強のビデオ・エクスペリエンス賞を享受

 

ビデオ・エクスペリエンスで79.1のスコアを持つソフトバンクは、ドコモとauを出し抜き再度Opensignal賞を獲得しています。
ソフトバンクとすぐ次のライバルは前回のレポート以来、差を縮めています。
4月に戻ると3.4ポイントがこの3事業者を分けており、現在3.1ポイントがソフトバンク、ドコモ、そして、auのビデオ・エクスペリエンスを分けています。
しかし、楽天は64.9のスコアであり3位事業者から11ポイントで出遅れています。

 

●エクスペリエンス指標で完勝しゲーム・エクスペリエンス賞と音声アプリ・エクスペリエンス賞を獲得

 

初めて、Opensignalは日本におけるマルチプレイヤー・モバイル・ゲーム・エクスペリエンスを比較し、ソフトバンクがビデオ・エクスペリエンスと音声アプリ・エクスペリエンスに対する他のエクスペリエンス賞にこの賞を加えています。
しかし、競争は厳しく、この4事業者のそれぞれについてゲームと音声アプリについてユーザーのエクスペリエンスでの差は、僅かポイントです。

 

分析担当副社長 イアン・フォッグ(Ian Fogg)によるコメント

「日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを直近に見たところで、我々は新規ネットワーク事業者の楽天と長年実績のあるライバルを初めて比較します。
楽天は、より効率的な方法でモバイル・サービスを提供するために最新のネットワーク技術、新規ベンダー、そして、革新性を利用する大きな野望を持っています。
また、初めて、我々はOpensignalの日本のゲーム・エクスペリエンス賞の第1回獲得者を明らかにします。
ここでこの20年間のモバイル・ゲームの膨大かつ長期の人気を考えると日本のモバイル・ゲーム・エクスペリエンスの高品質さを見るのは驚きです。
我々の最近の 2020年グローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス賞では、日本の事業者は高く評価されたと報告しています。
ソフトバンクは、2020年音声アプリ・エクスペリエンスのグローバル賞を獲得しましたが、ドコモ、楽天、そしてauはグローバル・リーダーとしての位置付けとなりました。
auは、4G利用率のグローバル賞を獲得しました。
ソフトバンクと楽天はグローバル・リーダーでした。
ドコモは、ダウンロード・スピード・エクスペリエンスでグローバル・リーダーでした。
これはドコモがテスト期間の途中で5Gを開始しただけであり、他の国の一部の事業者は2019年以降稼働していたより成熟した5Gサービスを持っていたことを考えると印象的です。
しかし、日本のモバイル・ユーザーにとっては、日本国内でサービスを提供する日本の事業者のエクスペリエンスを比較することが有用です。」

 

 

日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス分析報告書について
下記URLより、分析報告書のダウンロードが可能です。
https://www.opensignal.com/jp/reports/2020/10/japan/mobile-network-experience

 

Opensignalについて

Opensignalは、独立系モバイル分析会社であり、実際のユーザー・エクスペリエンスの測定に基づいて世界のモバイル・ネットワークの実情について理解する為のグローバル・スタンダードとなっています。
世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用して、ワイヤレス業界で最大の規模と頻度で全世界のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析しています。
Opensignalは、ネットワークのパフォーマンスをユーザーの視点から直接測定することが、より良いワイヤレス・ネットワークを構築するための鍵であると信じています。
Opensignalのモバイル分析ソリューションは、携帯電話会社、通信規制当局、機器メーカー、アナリストによって業界全体で使用されています。

 

OpensignalおよびOpensignalのロゴは、Opensignal、Ltdの商標または登録商標です。
言及されているサードパーティーの商標は、それぞれの所有者の財産です。

 

提供元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000054143.html