デジタルハリウッド大学[DHU]×一般財団法人知的財産研究教育財団(厚生労働大臣指定試験機関)協定書を締結|2021年6月より特別講義を実施

 

文部科学省認可の株式会社立の大学としてデジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置しているデジタルハリウッド大学(所在地 東京・御茶ノ水、学長 杉山知之/DHU)では、本年度より本学内にて国家試験の「知的財産管理技能検定」授業を導入し、知的財産の時代に適した教育を拡充し、相互のより発展を目指して一般財団法人知的財産研究教育財団(厚生労働大臣指定試験機関)と協定書を締結し調印式を実施しました。

 

 

 

 

 

本協定の締結により以下において連携および協働します。

 

・知的財産に関する知識を有し新たな価値を創造する人材の養成及び資質の向上の目的において、以下の項目について連携・協力を促進する。
(1)講義、講座、研修及びセミナーの実施
(2)学生・受講生等の交流の機会
(3)それぞれが実施する教育、または教育課程等の編成に関する検討・評価
(4)価値デザイン社会の実現に向けた価値デザイン経営の強化・普及のための検討・評価

 

本協定では、学生及び社会人が社会で活躍するために必要とする知的財産に関する知識やスキルを修得するための修学機会の向上を図り、我が国の発展に資する有為な人材の育成を支援することを目的としています。

 

・本協定に基づく本学の実行計画
(1)知的財産管理技能検定3級合格レベルの知的財産教育の実施及び検定試験受検の推奨(受検手数料の全額負担)(今年度より)
(2)価値デザイン経営に関する特別講義の実施
(3)知的財産管理技能士および知的財産アナリストの特待生制度の対象者への追加

 

・本協定に基づく財団の実行計画
(1)知的財産アナリスト認定講座(コンテンツ・ビジネスプロフェッショナル)での連携
(2)知的財産管理技能士会での連携(研修・交流会の開催等)
(3)本学の取り組み対する支援

 

・本協定に基づき協力して行う事項
(1)知財教育と創造性教育の重要性と強化の必要性を発信するイベント開催(特別講義/6月予定)
(2)一般に向けた学習機会の提供(公開講座の共催等)(3)他の大学等の教育機関への知財教育の普及や価値デザイン経営の考え方の普及活動

 

価値デザイン経営に関する特別講義を6月以降、以下の通り実施予定です。
第1回には内閣府知的財産戦略推進事務局より小林英司参事官にご登壇いただく予定です。

 

講義概要

将来を構想するための思考補助ツールである経営デザインシートと、その背景にある価値デザイン経営の考え方と価値創造メカニズムについて、経営デザインシートの作成を通じて習得する。

 

カリキュラム(予定)

 

・講義1:INTRODUCTION~価値デザイン社会とは(講師:内閣府知的財産戦略推進事務局 参事官小林英司氏)
「目指すべき社会像としての「価値デザイン社会」、そして、経営デザインシートとは何か ~自分の経営デザインシートを書いてみる~」(仮)

 

・講義2:バックキャスト思考
「企業経営の危機からの再生におけるバックキャスト思考 ~本当にやりたいことからはじめる~」

 

・講義3:クリエイティブと経営デザイン
「オープンイノベーションと経営をデザインするという考え方 ~共感と融合による価値創造~

 

・講義4:企業経営と経営デザイン
「みんな知っているあの企業のイノベーションを経営デザインシートで解説」

 

・講義5:未来を構想する
「シナリオプランニングで見えてくる未来 ~キミはそこでどんな価値を創造するか~」

 

知的財産管理技能検定 概要

知的財産管理技能検定とは、厚生労働省が所管する技能検定の中の「知的財産管理」という職種に関する2008年に創設された国家試験。
指定試験機関である(一財)知的財産研究教育財団が実施運営している。
企業などにおける知的財産マネジメントのスキルを3級(初級)から1級(上級)まで3つのレベルで認定します。
多くの企業が人材育成のツールとして積極的に活用しています。

 

価値デザイン社会 概要

経済的価値にとどまらない多様な価値が包摂され、そこで多様な個性が多面的能力をフルに発揮しながら、「日本の特徴」をもうまく活用し、様々な新しい価値を作って発信し、それが世界で共感され、リスペクトされていく社会。
これから日本が目指すべき社会像として、2018年に知的財産戦略本部で決定された『知的財産戦略ビジョン~「価値デザイン社会」を目指して~』において提唱された。

 

『知的財産戦略ビジョン~「価値デザイン社会」を目指して~』(2018年6月、知的財産戦略本部

 

経営デザインシート、価値デザイン経営 概要

 

経営デザインシートは、
(A)企業理念/事業コンセプト
(B)これまでの価値創造メカニズム
(C)これからの価値創造メカニズム
(D)これまでからこれからへの移行戦略

 

の4つのパートからなる思考補助ツール(原則1枚のシート)。
特に、将来の構想(経営をデザイン)として、(A)自社の存在意義を意識したうえで、(B)これまでと(C)これからの差分から(D)移行戦略を描くことを促す点を特徴とする。

 

また、価値デザイン経営は、この将来構想の考え方を取り入れた経営である。
上記価値デザイン社会は、多種多様な企業等が価値デザイン経営を実践することで実現される。

 

『価値デザイン経営の普及に向けた基本指針~ニュー・ノーマルにおける価値デザイン社会の実現を目指して~』(2021年4月、知的財産戦略本部構想委員会本会合価値デザイン経営ワーキンググループ)

 

協定財団

団体名:一般財団法人 知的財産研究教育財団
所在地:東京都千代田区神田錦町三丁目11番地 精興竹橋共同ビル5階
設立:2016年4月1日
事業内容:知的財産に関する内外の諸問題についての調査・研究及び情報の収集・提供並びにこれに必要なシステムの研究・開発等
代表理事:中山信弘、土井俊一、棚橋祐治

 

デジタルハリウッド大学[DHU] 概要

2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。
デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。

 

デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。
デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。
さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。
世界40か国・地域出身の学生が在籍し、 御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。

 

デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。
新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和2年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中12位、私立大学中4位となっており、多数の起業家を輩出している。

 

提供元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001942.000000496.html
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