バンダイナムコアミューズメントが生んだ最新施設、アニメとゲームに入る場所『MAZARIA』&ヤバすぎスポーツ施設『VS PARK』をご紹介!!

MAZARIAとVS PARKの見どころ

 

――次に2019年の夏にオープンした、MAZARIAの見どころについてお話を伺いたいと思います。

 

VRゴーグルというデバイスがありますが、これは映像出力装置の革命です。

いままではすべて平面だったのが、立体になった。

 

先ほど言ったように、映像が綺麗になるというのは必然の変化です。

身近なもので例えると、ブラウン管が液晶になったようなことと同じです。

でも映像がVRゴーグルを通して立体になるのは革命なんです。

ラジオがテレビになった変化に等しい革命的な変化です。

 

この新しいテクノロジーとゲーム&アニメの相性について、皆さんには実際に体験して欲しいですし、そこをどう見せるかが我々の腕だと思います。

 

 

 

――苦労されたところや、こだわったところについて教えて下さい。

 

MAZARIAは「アニメとゲームに入る場所」と謳っていますが、「入る」というのはどういうことか、から考えなくてはならないのが大変でした。

 

例えばVRゴーグルを渡すと、多くの人は作品の主人公になってストーリーを追体験したいと考える。

でもそれを実際にやってみると、案外つまらないんです。

 

理由は、ニーズとしては憧れていた超人になりたいというものがあるけど、VRゴーグルをかけて超人になれたとしても、これは自分じゃない、という偽物感やインチキ感を強く感じてしまい「入れない」からなんですね。

 

自分が何者なのか、そこをどう伝えるのかという試行錯誤は、中身を作るよりけっこうな時間がかかっています。

開発スタッフだけでなくオペレーションスタッフも一緒になって、「どうやったらアニメやゲームの中に入れるのか」ということをずっと考えました。

 

出た結論のひとつが、VRの世界の中でもお客さまを超人ではなくお客さま自身にすること。

自分自身がその世界に入っていると思えば思えるほど、その世界観の価値が上がっていきます。

そのリアリティを増幅するために、MAZARIAではスタッフがアニメやゲームの世界から飛び出してきたという設定を特定のアクティビティに加え、演出の一部を担当しています。

 

映像だけで演出を済ませることもできますが、人がやるほうが早いし、分かりやすい、そして臨機応変にお客さまに合わせることができるんです。

 

――体験されたお客さまの満足度はいかがでしょうか?

 

アンケートを見ると、7段階評価の上からふたつで98%を超えています。

全体として満足度は高いレベルで維持できており、お客さまに楽しんでいただけています。

 

――アンケート内容を運営にフィードバックできるまでのスピード感というのはどのくらいなのでしょうか?

 

すぐやりますよ。

ソフトを変えなきゃいけないならすぐその作業に入りますし、いつでも変更に対応できるよう、運営の主要メンバーと開発者はいつも打ち合わせしています。

 

――リピーターについてはいかがでしょうか。

 

どのくらいの長さをリピートと呼ぶかによるのですが、MAZARIAで遊んでいただいて楽しかったので、今度は別の仲間を誘って来場するといった意味でのリピートは期待しています。

1回目より2回目のほうが面白い、といったゲームセンターのような設計はされていないのですが、「まだ行ったことない仲間に紹介したい!」という気分になってもらうことは常に狙っています。

 

そういう意味で重要なのは、接客です。

お客さまを不快にしないとか、親切にしてもらったという思い出を提供する。

 

面白いものがあっても、お店の感じが悪いと友達におススメできませんよね。

だからスタッフは細心の注意を払ってお客さまに接していますし、そこが集客の元になると思っています。

 

――2018年4月に大阪にできたVS PARKはいかがでしょうか。こちらは屋内型のアミューズメントパークになっていますよね。

 

こちらは大変絶好調で、オープンして1年経ったいまでも入場の記録を更新し続けています。

土日には入場制限がかかるくらいです。

写真映えするし、楽しかったということを人に話したくなるという狙いが、しっかり効果として上がってきています。

 

また、我々の業界として異例なことに、VS PARKには学校の授業の一環として月に何組も学生さんが来場してくれています。

教育現場では昔、ゲームをすると脳によくないと言われていて、ナムコがお店なんか開こうものならPTAから抗議の嵐が来るほどだったのに……。

 

先生にお話を聞くと、VS PARKでは学生にいろんなものに触れさせることができるということと、楽しく運動できて、また天候にも左右されないし、何より安全だからだと教えていただきました。

 

和歌山、兵庫、京都と、大阪以外からもたくさん来場されていて、一番多い時は270人という団体で来られた方もいます。

施設を作る時に、学校から団体客が来るというのはまったく想定していませんでしたので、すごく嬉しい話ですよ。

 

©BANDAI NAMCO Amusement Inc.

 

――VS PARKは今後どうなっていくのでしょうか。

 

いまは世界展開を進めています。

あまり詳しくは言えないけど、メンバーが世界各国に散っていて、日本にはほとんどいません。

世界中の方が欲しいと言ってくれているので、北米だけとかアジアだけとかではなく、あっちこっちに持って行っています。

 

――ナムコさんは昔から施設運営をされていた。それがいまのバンダイナムコの中でも活きているのですね。

 

そうですね、活きています。

さらに言うと、今後さらに施設運営が脚光を浴びる可能性がもの凄く大きいのではと考えています。

 

アパレルを含め何もかもがネットで買える時代になり、買い物に使われていた時間が遊びに使われるようになる。

また、休日に仲間同士で遊ぶ時、ネットで遊ぶのか集まって遊ぶのか、どっちか選べる状態なら、圧倒的に集まって遊ぶほうが選ばれます。

近年、ライブとかフェスが活況なのも同じ理由からです。

 

一方で商業施設側からすると、ネット通販が台頭する中で施設に人を集めようと思ったら、体験系のエンターテインメントを誘致するしかない。

我々はリアルエンターテインメントと呼んでいますが、それが「場」として引く手あまたになる。

一部では、既になりかけているんです。

 

 

――最後に採用の話を伺いたいと思います。一緒に働きたい人材像はありますか?

 

想像を実現してやる、という夢のある人にぜひ来てほしいですね。

 

――人を楽しくさせたい、と思う人はバンダイナムコさんのグループには魅力を感じるのではないでしょうか。

 

僕の就職はバブルの時代だったので、正直どこにでも入れた。選べた時代だったんです。

だからこそ一生懸命考えて、会社を選びました。

 

いまは逆で会社に面接を受けに行って自分を選んでもらう、という感覚だと思うのですが、自分の人生だから自分で選んだほうが絶対にいい。

そういう自分が主体だという感覚は、持っていて下さい。

 

でもみんなが自分で選んだ結果、我々の会社が選ばれなかったら悲しいな(笑)。

そこは企業努力を続けて選ばれるように頑張ります。

 

――ありがとうございました。