『グラブル』『シャドバ』『プリコネ』……Cygamesタイトルに登場するモンスターが一堂に集結! 「Cygames MONSTER CREATIONS」の全貌に迫る!

『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『ドラガリアロスト(配信元:任天堂株式会社)』『ワールドフリッパー』の5タイトルに登場する“モンスター”が集結したオンラインアートコンテンツ、「Cygames MONSTER CREATIONS」が、2022年11月7日~12月8日にかけて開催されている。(スペシャルコンテンツは12月23日まで公開)

 

本アートコンテンツはスマホやPCで楽しむことができ、オンライン上の研究所でマップ内のモンスターに触れると、モンスターごとのイラストや制作過程など、Cygamesのゲームの裏側を学ぶことができるコンテンツ。プレイヤーは新人クリエイターとして、地下1階から地上5階で構成される研究所を舞台に個性豊かなキャラクターと共に、50体のモンスターをファイルに登録することができる。

〇アートコンテンツ内に登場するキャラクター

 

研究所に登場するモンスターを集めると、モンスターごとのデザインコンセプトや制作過程、ゲームの世界観を詳細まで見ることができ、ゲームファン、クリエイター共に存分に楽しめるコンテンツになっている。

 

数々の人気ゲームを世に輩出するCygamesが、今回の取り組みに至った経緯は何だったのか?そして、イベントを通してCygamesが伝えたかったメッセージとは?
デザイナー部のショウタさん、アツユキさんにお話を伺った。

 

〇本インタビューに参加してくれた人

ショウタ 様:「Cygames MONSTER CREATIONS」の企画、監修、設計などのディレクション業務およびプロジェクト全体の統括を担当。

アツユキ 様:「Cygames MONSTER CREATIONS」の企画、監修などのディレクション業務を担当。

 

Cygames MONSTER CREATIONS開催!イベント立ち上げのきっかけとは?

・はじめに、今回の「Cygames MONSTER CREATIONS」の概要について教えてください。

ショウタ:Cygamesタイトルである『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『ドラガリアロスト(配信元:任天堂株式会社)』『ワールドフリッパー』の5つのゲームから、それぞれモンスター10体、合計50体のモンスターが登場するオンライン展示企画になっています。

 

イベントのコンセプトとしては、Cygamesのアートクオリティを世間にPRし、いつも遊んでくれているユーザーの皆さまだけでなく、未来の若いクリエイターに向けてCygamesの技術を学んでもらうことです。

またオフラインではなくオンラインの形式をとることで、コロナ禍でもより多くの人にCygamesのアート作品を見てもらう機会を作ることができればと思い、本イベントの発足に至りました。

 

・主目的は“Cygamesのアートコンテンツの展示”でありつつ、シナリオを含めゲーム性のある取り組みですね。

ショウタ:そうですね。今回のイベントは、Cygamesのアートコンテンツが主役になっています。しかし、アートコンテンツをただ見せるだけではユーザーさんが飽きて離脱してしまう可能性もあります。かといってゲーム性が強すぎるとゲームのクリアが目的になってしまう。そのあたりのバランスをいかに良くするかは気を付けていました。

 

・シナリオもデザイン部のほうで考えていたんですね!

ショウタ:はい。プレイしていただければ分かると思いますが、ユーザーさんはサイト上に長い時間、滞在する形になります。どうやって飽きずに、Cygamesの魅力を伝えることができるかは、日々の打ち合わせの中でも試行錯誤しながら進めていました。

 

アツユキ:ただアート作品を見せるだけでなく、制作の裏側をどこまで見せるか。どういった導入・シナリオにすればユーザーさんにこのコンテンツをプレイしてもらえるのか、といった部分に最も気を配りました。

イベント自体の魅せ方もそうですが、ゲーム性とアートコンテンツ鑑賞という2つのバランスの塩梅をずっと探っていましたね。

・今回のイベント発足の経緯についても教えてください。

ショウタ:実は、本イベントは2019年に開催された「Cygames背景美術展」がきっかけになっています。2019年の展示会はゲームの背景に関する企画でしたが、背景だけでなく他にも様々なアートがあるので、今後はそういった部分をもっとたくさんの方に見せていきたい。いろんなテーマに絞って定期的に発信していけば面白いのではないか?という所から始まり、今回のような“モンスター”に絞ったイベントに繋がっています。

〇2019年に大阪芸術大学で開催された背景美術展

 

なぜ「モンスター」を題材に?遊ぶ・学ぶ・楽しむスペシャルコンテンツ!

・今回のアートコンテンツの題材として「モンスター」を選んだ理由についても教えてください

ショウタ:今回のイベントを始める際、“Webで見ることができる図鑑”という構想が最初にあって、そのサンプルに使っていたのが「恐竜図鑑」や「昆虫図鑑」といった読み物系のコンテンツでした。その他にも構想はあったのですが、若いクリエイターに向けて……というコンセプトもあり、夏休みの自由研究みたいに楽しく取り組めるテーマは何だろう?と考えるようになったんです。

なおかつ、Cygames内のいろんなタイトルやプロジェクト間で横断できるコンテンツを考えていった結果、「モンスター」に絞ったイベントにしようと決まりました。

 

アツユキ:モンスターという一つのテーマに絞った方が、コンセプトも明快でユーザーにとってもわかりやすい。テーマを絞る代わりに、モンスターの深いところまで見せることができるという思惑もありました。

 

・今回5つのゲームタイトルからモンスターが集まるということで、全体のまとまりがブレないよう工夫した部分はありましたか?

ショウタ:ゲームそれぞれに世界観があるので、大前提としてその世界観を崩さないようにしました。あとは作品ごとに情報量が偏らないように情報の出し方を調整し、イベントの舞台はどのゲームの世界観にも寄らないフラットなデザインを心がけています。

〇ゲームの舞台となる研究所

 

・今回のイベントではオンラインアートコンテンツだけでなく、さまざまな切り口でアートを楽しめるスペシャルコンテンツも話題になっていますね。(スペシャルコンテンツは12月23日まで公開中)

アツユキ

今回のイベントでは、アートコンテンツをより一層楽しむための3つのスペシャルコンテンツが用意されています。

第一弾(11月15日)として公開された「モンスター空想的取扱説明書」では、生物ライター・ハンターの平坂寛さんに、Cygamesのモンスターを“捕まえる”、“食べる”、“飼育する”という視点で、生物学的観点から解説してもらっています。

 

また、第二弾(11月22日)の「モンスター超立体的骨格標本」には『グランブルーファンタジー』に登場するモンスター「ケイオスビースト」の骨格3Dモデルの紹介と、その制作を担当した3DCGアーティストおよび「ケイオスビースト」のデザイン担当者のインタビューを掲載しています。

 

第三弾(11月29日)の「モンスター考古学的解体新書」には、恐竜研究の第一人者である小林快次先生に、モンスターの骨格構造を古生物学的な観点からお話してもらっています。

モンスターについて学術的な観点から語ってもらうことで、より深くCygamesのモンスターアートを楽しんでもらおうと思い実施した企画です。

〇11月15日に公開された、「モンスター空想的取扱説明書」コンテンツより抜粋

 

・イベント全体を通して工夫していた部分はありますか?

ショウタ:Cygamesのゲームを遊んでくれるユーザーさんが多いと想定しているので、その人たちに飽きずに見てもらえて、楽しんでもらえるための部分は工夫していました。実際に遊んでみたユーザーさんからも「ストレスなく楽しめた」という声をいただけています。

 

アツユキ:ただ単にアートを並べて見せるだけだと、いくらクオリティが高くても、ユーザーさんにとっては繰り返しの作業になってしまう。せっかくCygamesがオンラインのアートコンテンツをやるのであれば、何かしらのゲーム要素を入れつつ、その要素ゆえに楽しく鑑賞体験ができるというサイクルをどう作るか。やはりそのあたりのバランスは調整を続けていきました。

 

・なるほど。実際プレイしましたが、ヒントの出し方やUIUXも絶妙で、かなり考えられているんだなと感じました。

ショウタ:そうですね。アートコンテンツとゲーム性のバランスは、やはり一番難しかったです。ゲームが好きな人なら多少ギミックが難しくしても楽しめますが、そうでない方は、難し過ぎるとアートを見るモチベーションなくなってしまう。かといって、何もフックが無いと単純作業でつまらないですからね。

 

飽くなきCygamesの挑戦。将来のクリエイターを生み出すために

・2019年の背景美術展や、今回の「MONSTER CREATIONS」など、Cygamesはクリエイティブ領域においていろんな取り組みをしていますね。

ショウタ:そうですね。会社としては「面白いことならやってみよう」という考えがありますし、クリエイターからの企画に寛容だと感じます。また、こういった展示企画は採用活動だけでなく会社のブランディングにもなると感じていますので、今後もアートにフォーカスを当てた様々な施策を考えていければと思います。

 

アツユキ:自分はCygamesのビジョンである“最高のコンテンツを作る会社”という部分に惹かれて入社しましたが、実際に働いてみて、チャレンジすることに非常に寛容だなと感じています。また、色々と決断をする上で、“クオリティを上げる際に妥協をしない”という判断になることが多いので、クリエイターとしてはやりがいのある環境だと思います。

 

・今回の「MONSTER CREATIONS」において、ユーザーには何を感じてほしいですか?

ショウタ:冒頭でお伝えしたコンセプトにもあるように、Cygamesのアートクオリティをぜひ体感してほしいです。実は、今回のアートコンテンツでは、各ゲームのメインモンスターにそこまでフォーカスを当てていないんです。一見サブに見えるモンスターも多く登場するのですが、各ゲームの世界観を作るうえで必要不可欠なモンスターたちばかりです。そしてそのモンスター1体を作るのに、沢山の思いや苦労がある。そんな制作の裏側を存分に体感してもらい、今よりもっとゲームを好きになってもらえたら嬉しいです。

 

あとは、クリエイティブに携わるすべての人たちのモチベーションが上がったり、発想のヒントになったり、自分も将来こんなデザイナーになりたい!という動機に繋がれば良いですね。

 

アツユキ:ゲームの中で、モンスターという存在は必要不可欠ですが主役ではない。あえてそこに焦点を当てることで、モンスターアートの素晴らしさや、制作者のいろんな思いや工夫を知って貰えたら嬉しいです。Cygamesのゲームをいつも遊んでくれる人も、そうでない人も、ゲームに登場するモンスターの見方がこのコンテンツを通して少しでも変わるといいなと思っています。

 

このアートコンテンツがモンスターデザイナーになるきっかけになり、将来Cygamesで活躍する方が誕生するということになれば、非常に嬉しいですね。

 

・最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。

ショウタ:モンスターデザインに興味があったり、イラストに興味がある方にとって、今回のアートコンテンツは新しい発見や、学びがあるので、片手間でも一度遊んでみていただければと思います。いつもCygamesのゲームで遊んでいる方にとっては、今回の企画を通していつも遊んでいるゲームに、より深く没入できるきっかけになると思うので、ぜひ楽しんでください。

 

アツユキ:12月8日までコンテンツは続きますので、まだの方はぜひ体験してもらい、モンスターの奥深い世界に触れていただきたいです。そしてモンスターに興味を持っていただいた方は、ぜひCygamesのゲームタイトルもプレイしていただければと思います!

 

・ありがとうございました!