ゲーマーに愛される「スキルツリー」とは?魅力や導入するメリットなどを紹介

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キャラクターのスキルを育成するためのシステムである「スキルツリー」は、多くのゲームに導入されています。とはいえ、スキルツリーというシステム自体にピンとこない人も少なくないと思うので、今回はスキルツリーの概要を説明したうえで、スキルツリーを導入したゲームをいくつか紹介します。
 
さらに、ゲーム開発者の目線からスキルツリーを導入する際の注意点を記載しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
 

1. 「スキルツリー」とは

スキルツリーとは、ゲーム内のキャラクターが持つスキル(能力)をどのように育成していくかを示す図や表です。スキルを全く発展させていないゼロの状態から、プレイヤーの好みで枝分かれしていくことを示すので、「ツリー」という言葉が使われています。
 
とはいえ、2022年現在で多くのゲームが実装しており、それぞれに表現方法も異なります。そのため「ツリー」という言葉は使っていても、「樹状」ではなく中心から放射状に表現するものもあれば、表で箇条書きしたものもあります。また、フローチャートのようなものもあるので、表現方法は非常に多彩です。
 
また、「スキル」という言葉もゲームによって異なり、「技能」「タレント」「Perk(パーク)」といった呼ばれ方をすることも。例えばファイナルファンタジーXVのように「アビリティコール」と独自の呼び方をするものもあります。
 

2. スキルツリーの魅力

ここではスキルツリーの魅力を解説していきますが、ゲームによって「スキルツリー」の扱いが違うことや、どこに楽しみを見出すかの個人差も大きいので、ひとつの意見として参照してください。
 

2-1. 自分で取捨選択している分、レベルアップで自動的にステータスが上がるよりも成長が実感できる

スキルツリーが無いゲームでは、レベルアップの際に選択肢が無いケースが多く、自動的にステータスが上がっていきます。一方、スキルツリーシステムが実装されていると、プレイヤーは目指す方向を意識しながらスキルをどのように振っていくかを取捨選択できます。
 
そのため、ゲームを続けていく中で、自分自身や育成中のキャラクターが、今どの程度の成長を遂げているのかを視覚的に理解できるメリットがあります。
 

2-2. 自分の望むビルドに伸ばしている点にゲーム的な楽しさを感じられる

ゲーム内でキャラクターの方向性(ビルド)に自由度がある場合、望む方向に伸ばしていく喜びがあります。例えばあるキャラクターを防御力が高いタンク系にするか、攻守のバランスを比較的なめらかにするか、などはプレイヤーの好みがあるでしょう。
 
複数のキャラクターを配置してデッキを構成するようなゲームであれば、成長の方向がゲームの戦略性を左右するので、育成要素があるゲームをより深く楽しむことができます。
 

2-3. 一覧で見たときにどう伸ばしていこうか考える楽しさがある

キャラクター育成の方向性を一覧で見ることができれば、「どの方向に伸ばしていこうか」と楽しむことができます。
 
プレイヤーの中には、「スキルツリーを見ただけで楽しい」という人も多数存在します。特に初期段階であれば、ある意味ゲーム自体に無限の可能性があるわけですから、「育成の楽しみ」自体を存分に味わってください。
 

2-4. 先に魅力的なスキルが見れる分、成長へのモチベーションに繋がる

スキルツリーを見ると、成長していった先に魅力的なスキルを獲得できるという楽しみがあります。特にスキルツリーの最後の方に存在するスキル(技)は強力なものや派手なものが多い傾向にあります。
 
目標とするスキルを獲得するまでにそれなりの道のりもあるでしょうが、その苦労自体が成長へのモチベーションにもなるでしょう。「目標とするスキルを手に入れればどれだけ強くなるだろう」と想像すること、習得前と習得後で強さの違いを実感することは、育成要素が強いゲームの大きな楽しみでもあります。
 

3. スキルツリーが有名なタイトル

この項目では、スキルツリーに関して有名なタイトルやシリーズ5選を紹介します。ただし、2022年現在でスキルツリーを導入したタイトルは非常に多く存在するので、ここに挙げたものだけが優れているというわけではありません。その点はご理解ください。
 

3-1. Path of Exile

2013年にニュージーランドのGrinding Gear Gamesが開発・リリースしたタイトルです。ジャンルとしてはハック&スラッシュ要素が強いオンラインアクションRPGと言って良いでしょう。
 
このゲームには、いわゆる「スキル」という言葉で表される概念が2種類あります。まずゲーム内の「スキルジャム」をゲットすることで使用できるスキルは自由に選択できますし、付け替えもいつでも可能です。一方、「パッシブスキルツリー」というシステムを使うと、非常に自由度が高いスキル育成が可能です。
 
また、このゲームは基本的に約3ヶ月ごとにシーズンが変わり、すべてのプレイヤーはゼロからやり直しとなります。そのため、新規参入しやすいこともゲームの大きな特徴となっています。
 

3-2. Grim Dawn

2016年にCrate Entertainmentが開発・リリースしたアクションRPGです。世界観としては、中世風の舞台で繰り広げられるダークファンタジーなので、初見では暗くハードな戦いを想像する人が多いかもしれません。しかし、ハック&スラッシュ要素が強く、バトルは派手で爽快感もあります。
 
キャラクターは、ソルジャーやオカルティストなどのクラスに分けられていますが、成長の過程で職業を二重に選ぶことができます。いわゆるスキルツリーにあたる画像を見ながらの育成は非常に自由度が高く、例えば戦士と魔法使いの両面を持つように育てることも可能です。
 

3-3. ファイナルファンタジーシリーズ

ファイナルファンタジーは1987年にスクウェアから第1作が発売された、日本発の世界的RPGシリーズです。ナンバリングタイトルでありながら、作品ごとに違った意欲的なバトルシステム・成長システムを導入しているため、どの作品から遊んでも平等に新鮮な気持ちで楽しめるのが特徴です。
 
スキルツリー関連で有名なものは、FF10の「スフィア盤」システムや、FF12の「ライセンスボード」システム、FF13の「クリスタリウム」システム、FF15の「アビリティコール」システムです。
 

3-4. Falloutシリーズ

1997年にリリースされた第一作「Fallout」以来、人気を獲得してシリーズ化されています。2022年10月時点での情報では最新作が開発中という情報もあります。初期にはBlack Isle Studioが開発していますが、2007年以降はBethesda Softworksに引き継がれています。
 
核戦争後の世界を舞台にしており、「Fallout」というタイトルは放射性降下物を意味しています。
 
FalloutシリーズにはPerk(パーク)と呼ばれるスキルのような概念があり、パークチャートといういわゆるスキルツリーのようなものを見ながらレベルアップしていくことができます。
 

3-5. 世界樹の迷宮シリーズ

2007年にアトラスが開発・リリースした3Dダンジョンロールプレイングゲームです。キャラクターのかわいらしさやオートマッピングダンジョンなどで人気を得て、外伝やリメイクなども含めると10作品も作られています。
 
19もの職業(作品によって異なる)があり、それぞれに育成の楽しみを持っています。また、職業ごとにベースで持っているスキルと、獲得していくスキルがあり、スキルツリーで一覧することができます。
 

4. スキルツリーでゲームを盛り上げるためのポイント

ここからはゲーム開発者の目線で、スキルツリーを扱う際のポイントを記載していきます。
 

4-1. 成長が感じられにくいスキルツリーはモチベーション低下の原因になる

極端に細分化されているスキルツリーは、プレイヤーにとって成長を感じにくいデメリットがあります。例えば「ガード時のスタミナ消費-4%」「クリティカル時のダメージ+2%」など刻んだ地味な強化ばかりが細かく記載されているだけでは、ユーザーは「ワクワク感」を得ることができず、むしろ面倒くささが先行してしまう可能性もあります。
 
開発側としては先行きを予想しやすいように盛り込んでいても、プレイのモチベーションを下げるようでは意味がありません。これを踏まえると、途中は地味でも、ある段階で大きな成長がある、といった工夫を盛り込むと、そこに到達することを目標にしながらプレイをやり込んでいくことができるでしょう。
 

4-2. スキルツリーシステムが合っていないゲームも存在する

育成を頑張っても大きな変化がないゲーム性の場合、スキルツリーを実装すること自体があっていない可能性があります。極端な話、アクションゲームとは全般的に相性が良いですが、アドベンチャーゲームなどには向いていません。
 
また、スキルツリーのリセットを入れるか入れないかも開発上迷うところです。リセットができることで安心して極端なスキルに振ってしまうこともできる、と思う人もいますが、その一方で後戻りできないからこそ選択の楽しみがあると考える人もいるようです。
 

4-3. 効率を求めてワンパターンにならないよう、多様性が受け入れられるバランス設計を意識する

設定としては自由度があっても、ゲームバランスとして自由度が許容されなければ、プレイヤーは結果として強さだけを求めていきます。するとせっかくのスキルツリーがあまり意味を発揮せず、多くの人が一本道で最短の強化ばかり目指していくということになりがちです。
 
また、ある程度の域に達するまでの速度感もバランスが重要です。スピーディーに強くなるルートがあるとわかれば、ほとんどのユーザーはそこを目指すことになります。そのため、やはりゲームの多様性が担保できなくなるのです。
 
これらの点を踏まえると、強すぎて「これ一択」と感じられてしまうスキルの実装は控えること、強さや育成スピードについて他のルートとのバランスを整えることが非常に重要です。
 

5. まとめ

ゲームに導入される「スキルツリー」について、概要や導入するメリットを解説し、スキルツリーに相当する機能を導入したゲーム5つを紹介しました。また、スキルツリーを導入する際に気を付けるべきポイントを、開発者の目線から解説しています。
 
スキルツリーは近年多くのゲームに導入されているので、どのシステムが良いかはそれぞれ好みがあるでしょう。とはいえ、ゲーム自体とのバランスや、他のスキルとのバランスを取らなければせっかくの多様性が発揮されにくくなります。ぜひ、その点に気を付けて楽しいゲームを作ってください。
 

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