ゲーム会社に勤めるのは辛い?その理由と解決方法を紹介
憧れのゲーム業界に入ったものの、人間関係やヒットタイトルに恵まれないことなどから「意外と辛い」と感じている人もいるでしょう。また、これからゲーム業界への就職を目指しているが、残業が多いことや社風に合わないことなどが心配という人も少なくないと思います。
そんな人達に向けて、このコラムではゲーム業界で「辛い」と感じやすい事柄をピックアップして、対応策などを紹介していきます。ゲーム業界が辛いと感じている人、これからゲーム業界に入る人はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
1. ゲーム会社で働くのが辛い理由1:残業が多い
ゲーム業界には、「いつも納期に追われて深夜まで残業している」というイメージがあるのは確かでしょう。しかし、実際のところは、他の業種より出勤時間が遅めに設定されていたり、フレックスタイム制を導入していたりすることで、結果的に帰りは遅いとしても、毎日4時間、5時間の残業をしているような会社はほとんどありません。
ゲーム業界が比較的残業が多い業種であることは事実です。2018年のデータではゲームの制作や開発に携わる人の平均残業時間は45.3時間で、月の出勤日が20日とすると毎日2時間程度の残業をしていることになります。ゲーム業界は常に新しいものを生み出すことが求められますから、残業の量をコントロールしにくいのは確かです。
とは言え、この数値は平均値ですから、ゲーム業界でも残業が多い会社も少ない会社もあることは間違いない事実です。もし、今回紹介した平均値より明らかに多く残業をしている場合は、まずは上司や同僚と相談して業態の改善に取り組みましょう。それでも、解決しないようであれば、業界内で転職してみてはいかがでしょうか?
「ゲーム会社は残業が多いって本当?残業の理由と健康に働くためのポイント」
2. ゲーム会社で働くのが辛い理由2:給料が見合っていない
「ゲーム業界は労働量に対して給料が見合わない」という意見もあります。しかし、ゲーム業界のクリエイターやエンジニア、企画職などの職種で働いていれば、世の中の平均以上の年収を得ていることはデータが示しています。
以下にゲーム業界の平均年収について詳しく書いた記事があるので、ぜひご参照ください。
今ゲーム業界で働いていて、上記の記事の平均値より圧倒的に収入が少ない人は、業界内での転職を考えてみた方が良いと思われます。
また、転職に際しては、大手との仕事ができることや、ヒットタイトルに携わることができる、などを理由に労働量に見合う対価を払わない「やりがい搾取」を行う不届きな企業にはご注意ください。ゲーム業界の「やりがい搾取」について記述した記事がありますので、就職、転職の前にぜひご覧ください。
「ゲーム業界で働く”やりがい”とは?注意したい「やりがい搾取」についても紹介」
3. ゲーム会社で働くのが辛い理由3:人間関係で悩みがある・会社の雰囲気が合わない
たまたま入った会社で人間関係が合わないことや、社風になかなかなじめないという人もいるでしょう。この悩みはどの業種でもあるので、ゲーム業界だけの問題ではありません。
ただし、ゲーム業界の一部には意外と体育会系の会社もあるので、上下関係で悩んでいる場合は、まずは身近な上司や先輩社員に相談してみることをおすすめします。
また、人間関係はどの会社に行ってもあることなので、無理に友好関係を築こうとせず、合わない人とはドライに接するという方法もあります。それでも意図的なパワハラやいじめを行うような上司・先輩がいる場合は、我慢せずにさらに上位の役職や総務などに相談しましょう。理不尽な行動を平気で行うような人員が幅を効かせているようではその会社のためになりませんから、一時は波風が立ったとしてもパワハラを撲滅した方が世の中のためになります。
ゲーム業界の社風について詳しく書いた記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
「ゲーム会社の職場はどんな雰囲気?入社後のギャップを無くすための会社の見極め方」
「ゲーム会社は体育会系が多い?確認しておきたい会社の雰囲気(社風)について」
4. ゲーム会社で働くのが辛い理由4:苦労して作った作品が売れない
ゲーム開発には新しい作品を生み出す喜びや、技術が向上していく達成感があるので、やりがいを実感しやすいメリットがあります。しかしその一方で、納期やプレッシャーと戦いながら苦労して生み出したタイトルが売れなかった場合、辛い思いをすることもあるかもしれません。
そんな時は、SNS上で良い評価を探して、売上以外のところでやりがいを感じるという方法もあります。また、将来のことを考えれば、なぜ評価されなかったのかを考え、失敗に向き合うことも重要です。どんなゲームも企画が採用されて開発にこぎつけるわけですから、何一つ良い点がないということはあり得ません。
良かった点、悪かった点をていねいに分析して次のプロジェクトに活かせば、失敗に見えた仕事も成功を生み出すきっかけになります。どんな有名クリエイターでも、すべての仕事で成功し続けるということはありません。ぜひ失敗を悲観せず、プラスに変える方法を探すことをおすすめします。
5. 辛くて行動する気力が失われる前に転職を考えよう
辛い気持ちばかりが大きくなって心身を壊すようでは働いている意味がありませんから、どうしても解決できない時には、転職を考えてみましょう。環境を変えれば物事がうまくいくことは多いですし、自分自身に反省点がある場合は場所を移した方がリセットしやすいこともあります。
「ゲーム業界=ブラック?実態と転職する上で注意したいポイントを解説」
6. まとめ
ゲーム業界で辛いと感じやすいことについて、具体例を挙げて紹介しました。それぞれのポイントごとに対応策も書きましたが、個人では上手く解決できないことも多いでしょう。上司や先輩に相談しても解決できない問題があれば、ぜひ転職を検討してみてください。
「今いる職場が合わないところだった」という反省があれば、その失敗を活かして自分自身にマッチする職場を選びやすくなっているはずです。せっかくの体験を活かして、楽しくやりがいを感じられる職場を探しましょう。
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