「まったくの未経験」からゲーム業界へ転職したい!覚えておきたいコツやポイント
「経験はないけれどゲーム業界に転職したい」と考えている人へ向け、未経験からでも活躍しやすいゲーム業界の職種や、応募する際にアピールすべきポイントについて説明していきます。
ゲーム業界で働きたい人はたくさんいますので、他の求職者に差をつけたい!という方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 未経験からでも活躍できる!ゲーム業界の職種
1-1. ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲームの世界観やテーマなどの企画や、ゲームとしてしっかりと成立するように仕組みや機能を仕様書にまとめたり、制作を担当するチームメンバーとコミュニケーションを取りながら開発がスムーズに進むよう交通整理をするお仕事です。
未経験からゲームプランナー職に転職した際は、まずExcelを使ったデータ入力、ゲーム内外のお知らせ文面の作成、社内資料作成などの業務からスタートすることが多いです。
ゲームプランナーを目指している人は、PCスキル、文章作成スキルが必須と言えるでしょう。ExcelはVLOOKUP関数まで理解していると、他の未経験に差をつけられます。また、日頃からゲームをプレイしておくことも肝心です。スマートフォン向けのゲームであれば常にアプリランキングTOP20は押さえておき、最新トレンドの把握や「なぜこのタイトルが売れているのか」を自分なりに分析しておくと良いでしょう。
1-2. エンジニア
エンジニアは、ゲームのシステムや環境などを設計してプログラミングし、しっかりとコンテンツとして機能するようにするのが仕事です。実際に手を動かして開発する時間も多くなりますが、様々なメンバーとしっかりコミュニケーションを取りながら進められるヒューマンスキルも、仕事をしていくために大切な能力のひとつです。
会社によって採用しているプログラミング言語が違うことがあるので、どういったスキルが必要とされるのかなどについて、転職前に求人票でしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
1-3. デザイナー
ゲーム業界のデザイナーは、大きく「2Dデザイナー」と「3Dデザイナー」に分けられます。
2Dデザイナーはキャラクターやモンスター、背景のデザインを行うほか、ゲーム画面のUI(ユーザーインターフェース)のデザインなども手がけます。
また場合によっては、プロモーション用のコンテンツ(WEBサイトやポスターなどの販促物)のデザインを担当する場合もあるでしょう。
未経験から転職した人は、まずバナー制作やアイコン、マップチップなどの素材制作業務からスタートすることが多く、その後、各々のスキルや能力に合わせてキャラクターイラストなどを任されるようになります。
3Dデザイナーは、2Dデッサン画を参考にキャラクターや背景を3Dとして立体的なデータに仕上げるのが仕事です。
モーションデザインやカメラの動きの設定も行うなど、活躍の幅は多岐にわたります。
映像業界などで3Dデザイナーとして活躍していた方などであれば、ゲーム業界に転職しても即戦力として活躍できるでしょう。
2DデザイナーはPhotoshop、Illustratorが、3DデザイナーはMayaの知識が最低限必須です。
またデザインには流行り廃りがあるので、自分の好みのデザインを練習するだけでなく、売れているゲームを参考にユーザーに求められているデザインの練習を行うと良いでしょう。
1-4. カスタマーサポート
ソーシャルゲームが隆盛している現在では、ユーザーに少しでも長く遊んでもらうためにゲーム完成後のサービスの継続にも注力する必要があります。
カスタマーサポートは、そんなユーザーの満足度を左右する大切な仕事のひとつです。
特別なスキルを必要とするケースは少なく、また社会人としてのスキルが重視される点から、未経験からでも転職しやすい職種と言えます。
ユーザーからの要望や不具合などの報告に対応するのが主な仕事だというイメージがありますが、それらだけでなく、イベントの告知やお知らせの文面の作成を任されることもあります。
またユーザーに一番近いポジションからリアルな意見を受け取ることができるため、ニーズを理解できているという強みを活かし、プランナーにステップアップするケースもあります。
1-5. 品質管理・QA・デバッグ
未経験から就業しやすい職種として、品質管理やQA(品質保証)、デバッグなどの仕事も挙げられます。
実際にリリースされる前の新しいゲームを、チェックポイントに沿って実際にテストプレイし、不具合(バグ)などがないかをチェックする仕事です。
カスタマーサポート同様に特別なスキルが必要とされることは少ないのですが、実務を通してスキルアップすることで、プランナーやエンジニア職にキャリアアップできるケースもあります。
ゲーム制作全体の仕事の種類については下記の記事を参考にしてください。
「ゲーム制作に携わる仕事の種類は?企画・デザイン・プログラマーなどゲーム職種を説明」
応募に必要な書類の書き方は下記の記事を参考にしてください。
「ゲーム業界で就職・転職を成功させるための履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの書き方」
1-6. 実際の求人例
■カスタマーサポートの求人例
求人例 | 大人気ゲームタイトルのユーザーサポート(派遣or業務委託案件、社員化あり、ゲーム業界未経験もOK) |
業務内容 | PS4、Switch、PC、スマホとマルチプラットフォーム展開している大型タイトルにおけるカスタマーサポート業務 ・ユーザーから寄せられるメールの対応 ・ゲームのテストプレイ ・SNSなどでのユーザー調査 ※既存・新作タイトルを含む |
求人情報 | http://game-creators.jp/g-job-tenshoku/find_jobs/1643/ |
■マーケティングアシスタントの求人例
求人例 | 大人気ゲームタイトルのマーケティングアシスタント(派遣or業務委託案件、社員化あり、ゲーム業界未経験もOK) |
業務内容 | PS4、Switch、PC、スマホとマルチプラットフォーム展開している大型タイトルにおけるアシスタント業務 ・SNSなどのキャンペーンに紐づいて、グッズの梱包や発送 ・在庫管理、事務作業などのアシスタント業務 |
求人情報 | http://game-creators.jp/g-job-tenshoku/find_jobs/1642/ |
2. ゲーム業界への転職に求められる資格・スキル
2-1. 特別な資格は必要ない
ゲーム業界へ転職する場合、特別な資格は必要ありません。
応募する職種で活かすことができるスキルや経験と、その仕事をやりたいという熱意があれば採用される可能性は高くなります。
2-2. 志望する会社のプログラム言語の知識
開発に使用する言語は会社によって異なります。
ゲームプログラマーはもちろんですが、プランナーやディレクター職に応募する場合でも、プログラミングの知識があると有利になるはずです。
2-3. 社会人経験・コミュニケーション能力
社会人経験やコミュニケーション能力は必須のスキルです。
一つのゲームがリリースされるためには色々な人の力が必要になり、関わるメンバーも多くなります。
関係するメンバーと円滑にコミュニケーションが取れるかどうかは、ゲーム制作を出来るだけスムーズに進めるために、とても大切なポイントになります。
2-4. 忍耐力
ゲーム開発の現場は、リリースなどが近くなると残業も多くなるため、忍耐力も大切です。
つらい状況になっても途中でやめず、最後までしっかりやり遂げられることも大切なポイントのひとつです。
ゲーム業界で役立つ資格についてはこちらの記事をご参考ください。
「ゲームクリエイターになるのに必要・有利な資格とは?試験内容も説明」
3. 前職の強みをアピールするポイント
前職がゲーム業界と全く関係のない業種だったとしても、その経験をゲーム業界に活かせるチャンスは多くあります。
自分の中ではそれほどプライオリティが高くなかった経験が意外と重宝されることもあるので、どういったものが役に立つのかなどを把握し、有利に転職活動を進めましょう。
3-1. IT・エンジニア系
IT業界でエンジニアとして働いていた人は、ゲーム業界ともっとも親和性が高く、ゲーム業界のエンジニアを目指す際は経験をアピールできます。
応募する会社が求めているスキルや技術をまずは把握してから、自分が今まで使っていた言語や実績などを整理し、しっかりと効果的にアピールできるようにしましょう。
3-2. サービス業
サービス業などの仕事で培ったコミュニケーション能力は、営業などの職種はもちろん、ユーザーと直接やり取りが必要なカスタマーサポートや、ゲームプランナーとして仕事をする場合も活かせる可能性があります。
お客さんの様子や状況をしっかりと観察して求めていることを把握し、それを提供するという一連の流れは、転職してもそのままユーザーの心理としてゲームの企画にも通じるところがあります。
3-3. 営業職
営業職の経験があれば、ゲーム会社の営業として転職できる可能性もあります。
その際は、「なぜゲーム会社の営業職なのか」といった志望動機をしっかりと説明できるようにしておきましょう。
また営業職での経験は、コミュニケーション能力でチームのモチベーションを管理したり協調性をもたせるプランナーなどの職種でも活かせる可能性があります。
3-4. 事務職
事務職の仕事をしていた場合は、Microsoft Officeなどのソフトがスムーズに使えれば、バックオフィス系の職種で転職後すぐに活躍できるでしょう。
ソフトのスキルや志望動機だけではなく、細かな作業に対する耐性など、仕事に活かせる自分の強みも一緒にアピールしましょう。
また、Excelが得意な方やデータ入力が得意な方は、日々大量のデータを扱うプランナー職種にも活かせます。
4. まとめ
まったくの未経験からゲーム業界に転職を目指す場合、新卒の時とは違って、熱意やポテンシャルだけで内定をもらうことは出来ません。
前職での経験をしっかり整理して、ゲーム業界での仕事に活かせる部分をアピールすることが大切ですし、そのためには自分が希望する仕事内容をイメージして、求められるスキルを把握することが必要になります。
とはいえ、現在の業務とゲーム業界との関係が少なければ少ないほど、転職の際の情報収集に苦労するのも事実です。
その際はゲーム業界に特化した転職エージェントに相談するのも、スマートに転職を成功させるポイントになります。
転職検討している方は、エージェント選びも含め、まずは情報収集をしっかり行うことから始めていきましょう。
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