カプコンに就職したい!会社の概要と就職の際のポイント


このコラムは、非常に高い知名度を持つゲームパブリッシャー企業「カプコンに就職したい!」という人に向けて、企業情報、採用状況などを説明していきます。

どんな人物像が求められているのか、なども補足しているなど、カプコンへの就職を希望する人には必見のコラムですので、ぜひ最後まで読んでください。

 

1.ゲーム会社「カプコン」とは

ここでは、まずカプコンという会社の企業としての情報や代表作などを紹介していきましょう。

なお、ここであげる情報は2019年9月24日に調査したものです。

 

1-1. カプコンの会社データ

株式会社カプコンは、大阪市中央区内平野町三丁目1番3号にあるゲーム制作会社です。

設立は1979年5月30日(創業年月日は1983年6月11日)、資本金は332億39百万円 (2019年3月31日現在)、2019年9月25日現在の代表取締役社長(COO)は辻本 春弘氏です。

 

株式会社カプコンの2018年4月1日~2019年3月31日の売上高は1000億31百万円、2019年3月31日時点の従業員数は連結2832人と発表されています。

 

グループ会社としては、㈱ケーツー、㈱エンタープライズ、㈱カプコン管財サービス、カプコンU.S.A.,LTD.、CE・ヨーロッパLTD.、カプコン・エンタテイメント・ドイツGmbH、カプコン・エンタテイメント・フランスSAS、カプコン台湾CO.,LTD.、カプコン・メディア・ベンチャーズ,INC.があります。

 

1-2. カプコンの代表作

モンスターハンターシリーズ

2004年にシリーズ第1作目が発売された『モンスターハンター』シリーズは、現在発売されている『モンスターハンターライズ』を含めて、全18作品のシリーズになります。
ゲームシステムとしては全シリーズで一貫しており、プレイヤーは”ハンター”として、人間とモンスターが共存する壮大な世界において、村人や街の人に依頼を受ける事でクエストに挑みます。ハンターたちは、依頼を元にモンスターが生息する危険な地へと赴き、採集や狩猟を行います。自身の装備を強化していきながらより難易度の高いクエストに挑んでいくハンティングアクションゲームとして、これまで多くのユーザーに愛されてきました。

 

最新作が発売されるたびに、巨大なモンスターを描写する美麗なグラフィックや、武器、モーションの追加、最大4人までの協力プレイによる戦闘アクションというシステム等アップデートをしていきました。昨今では主流になった”オンラインゲーム”というジャンル、また独自の世界観である”狩りゲー”のジャンルを確立した作品になっているとも言えます。公式サイトによると、2020年6月時点でシリーズ累計販売本数6,400万本突破しており、現在でもその人気は根強いものとなっています。

 

バイオハザードシリーズ

『バイオハザード』シリーズは、1996年にPlayStationで発売され、ジャンルとしてはアクションホラーゲームになっています。シリーズの移植タイトルや携帯アプリゲームなどを含めると、その作品数は140作品以上に上り、累計売上本数は1億本を超えています。カプコンから発売されたゲーム単体で見た時の売上本数は、『モンスターハンター:ワールド』の1,730 万本が1位になっていますが、シリーズ累計の売上本数記録はその他の代表作である『ロックマン』シリーズ、『ストリートファイター』シリーズにも破られていない大ロングセラータイトルです。
またバイオハザードシリーズにおいて採用された戦闘システムは、その後の『ディノクライシス』シリーズ、『デビルメイクライ』シリーズなどの開発のきっかけになっており、カプコンの成長に大きく寄与しているタイトルとも言えます。
最新作が発売される度にゲームシステムも変わっており、映画のワンシーンのような固定式カメラでの第三者視点からキャラクターを操作するラジコン操作、エイミング操作のTPSシステム、一人称視点(FPS)でのカメラ方式等柔軟に変遷を遂げており、カプコン発売のゲームだけでなくゲーム業界全体にも大きな影響を与えたといっても過言ではないでしょう。
最近では『バイオハザード』シリーズを原作とした実写映画リブート版「Resident Evil: Welcome to Raccoon City」の公開を発表。ゲームだけでなく世界的なメディアミックス展開も積極的に行っています。

 

ストリートファイターシリーズ

『ストリートファイター』シリーズは、1987年に第1作目が発売された2D対戦型格闘ゲームです。”対戦格闘ゲーム”というジャンルを開拓ししたゲームの代表であり、累計販売は4,000万本以上。1991年にアーケード向けに発売され、国内外で630 万本の売り上げを達成した『ストリートファイターII』を皮切りに社会現象を巻き起こしました。対戦格闘ゲームの金字塔と言えるシリーズになっています。
最近では、『ストリートファイターⅡ』に新要素を加えた、最新作『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』を「Nintendo Switch」向けにリリース。グラフィックは、昔なじみのものと現代風にアレンジしたものを切り替えできるように設計されており、古参ファンも新規ファンも両方が楽しめるソフトになっています。
2016年にPS4/PC/アーケード向けに発売された『ストリートファイターV』が最新作となっていますが、本作においても定期的なキャラクターや対戦システムのアップデートが行われており、2021年10月に開催されるeスポーツリーグ、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021」の作品として採用されています。

 

1-3. カプコンの歴史

カプコンの歴史は1979年にアイ・アール・エム株式会社として大阪府松原市でスタートしました。

1981年に日本カプセルコンピュータ株式会社が設立。1983年には株式会社カプコンが設立、メダルゲームを開発発売しています。

 

ここから先は代表作の発売情報などを個条書きで列挙します。

・1984年、業務用ビデオゲーム第一弾『バルガス』や『1942』発売

・1985年、家庭向けソフト第一弾ファミコン用『1942』を発売

・1987年、代表作のひとつ『ロックマン』をファミコン用ソフトで発売。

・1991年、業務用ビデオゲーム『ストリートファイターⅡ』を発売、大ヒット、翌92年ファミコン用ソフトとしても発売、『ストリートファイター』は1994年にハリウッドで映画化、1995年にはテレビアニメ『ストリートファイターⅡV』が放送

・1996年、プレステ用ソフト『バイオハザード』を発売、2002年にハリウッドで映画化・シリーズ化されて世界的大ヒット

・2001年、プレステ2用ソフト『鬼武者』発売し100万本を売上、同年『デビル メイ クライ』も大ヒット

・2004年、『モンスターハンター』発売、CESA GAME AWARDSで最優秀賞を獲得

・2005年、『戦国BASARA』発売、大ヒット

・2012年、家庭用ソフト『ドラゴンズドグマ』発売、100万本を超えるヒット

 

1-4. カプコンの部署

代表取締役社長(COO)の下にコーポレート経営、PS事業、OP事業、コンシューマーゲーム開発、グローバルマーケティング事業などがあります。(ホームページ公開情報参照)

 

2.カプコンの新卒採用状況

この項目ではカプコンの採用状況について解説します。

カプコンだけでなく、ゲーム業界における他の大企業についての倍率も知りたい人は以下の記事をご覧ください。

「人気ゲーム会社の就職倍率は?内定を勝ち取るためのポイントも説明」

 

2-1. カプコンの新卒採用人数

就職四季報の2020年度版によれば、カプコンは2019年に80名を採用しています。

 

2-2. カプコンの推定倍率

上の項目でも書いたように採用人数は80名と明確になっていますが、どの程度の倍率であったかは不明です。

ここでは当コラムの独自計算で推定倍率を考えてみましょう。

 

根拠としては、ゲームやアニメ出版に多数のコンテンツを輩出していることで著名な「KADOKAWA」の事務系求人の2014年エントリー総数が約4200人だったという数値から、カプコンへの応募者数を3000人と想定します。

 

3000人の応募に対して80人の採用ということは、3000/80=約37.5倍となります。

 

2-3. カプコンにエントリーする上で大切なポイント

カプコンはゲーム会社の中でもかなり細かい採用情報をホームページに記載しており、募集する業種の担当業務などが詳細に書かれています。

クリエイターだけでなく事務部門などの情報もありますし、人気タイトルの開発秘話など興味深い情報がてんこ盛りなので、ぜひ下記を熟読して希望する職種の応募資格などを確認してください。

「2020年度新卒採用 募集要項」

「中途採用 募集要項」

 

3.カプコンへの就職がおすすめの人

カプコンに限らず、ゲーム会社の志望動機には「好きなタイトルやIPがあるから」、というものが多いようです。

しかし、ここではそれ以上にカプコンならではの特徴を掘り下げ、おすすめの人がどんな人なのか探っていきましょう。

 

3-1. コンテンツの認知や可能性を広げていくことに興味がある人

当コラムで紹介した通り、カプコンには世界的に知られる有名IPが数多く存在しています。

それらのタイトル開発に関わりたい、という人ももちろん多いですが、IPの発展に力を入れたいという人にも活躍の場は多数あります。

 

例えばバイオハザードなどは、多くの人がゲームだけでなく映画としても知っているコンテンツですし、戦国BASARAは舞台や宝塚歌劇でも演じられています。

その他のタイトルもアニメ化、書籍化、ドラマ化などが盛んに行われています。

 

3-2. アミューズメント事業に興味がある人

カプコンはアミューズメント事業にも力を入れています。

アミューズメント事業の中にも、「プラサカプコン」と呼ばれるアミューズメント施設の運営や、パチンコ・パチスロのハード、ソフト両面の開発、製造、販売などがありますから、その範囲は非常に広く求められる人材も多様です。

 

3-3. 技術力のある会社で働き、スキルをつけたい人

カプコンは、モーションキャプチャーや3Dスキャンなどの先進技術を取り入れ、自社で積極的に推し進める取り組みを行っています。

モーションキャプチャースタジオの設置や専属モーションアクターの常駐、3Dスキャンやデータ化、データ活用のための技術向上など、多数の動きがあります。

先進技術を極めたい、新しいスキルを身につけたい、と思う人もカプコンにはおすすめです。

 

4.まとめ

カプコンに就職したい人に向けて、企業情報や代表作、歴史などを紹介しつつ、求められる人材などにも言及しました。

 

非常に多くのヒットタイトルを持ち、世界で勝負できる人気ゲーム会社カプコンですから、就職するためには高い競争率をクリアしなければなりません。

しっかり自分のスキルを磨き、アピールポイントを強化して、カプコンへの就職をゲットしましょう!

 

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