「パズドラ」の二番煎じと言わせない、スマホゲーム『MAGICUS』が面白い理由


スマホゲームの金字塔、「パズドラ」はもはやスマホゲーマーには知らない人がいないほどの知名度を誇りますが、それだけに似通ったゲームも少なくないものです。

コピーゲームが多く出回る中、有料ゲームである『MAGICUS -マジカス-』は、パズドラ系のゲームながらも非常に大きな存在感を放っています。

 

『MAGICUS -マジカス-』とは

「マジカス」は、いわゆるRPGの一種ですが、多くの人気を博した「パズドラ」が採用する、マッチ3パズルシステムを導入したゲームです。

 

おなじみの「パズドラ」系ゲーム

『パズル!ドラゴンズ』と言えば、コアゲーマーからカジュアルゲーマーまで、数多くのプレーヤーを魅了した大人気スマホゲームで、スマホゲームの金字塔とも言える作品でしたが、その人気に比例して類似作品も数多く登場しました。

 

パズドラの主軸となっていたゲームシステムが、「マッチ3ゲーム」と呼ばれるパズルです。

縦横に敷き詰められたコマを並び替えていき、3つ揃えばコマが消えていくというシンプルなもので、そのとっつきやすさと爽快感、そこにRPGとしてのアクション性を加えたことで、パズドラは一大ブームを築き上げました。

 

「マジカス」もパズドラと同様のRPG仕様となっており、パズルアクションとアドベンチャーを余すことなく楽しめる作品です。

 

有料だがいくらでも遊べるゲーム

「マジカス」の特徴の1つに、基本プレイ無料ではなく、買い切り型の価格設定となっている点が挙げられます。

パズドラ然り、人気のパズルゲームの多くはガチャ課金を採用しているのですが、「マジカス」に関してはApp Storeで370円の完全買い切りとなっています。

 

いたずらに射幸心を煽るということでガチャは次々と規制されているグレーなシステムですが、「マジカス」は純粋なビデオゲームとしてのクオリティの追求を徹底しており、その料金システムからも開発陣の覚悟とゲームクリエイターとしてのプライドや愛が伝わってくるところでもあります。

 

なぜ「マジカス」は面白いのか

「パズドラ」系ゲームと言われるほど、パズドラに似たゲームは全てパズドラのコピーと言われることもあるものですが、「マジカス」がこれほど注目されているのにはどのような理由があるのでしょうか。

 

出し惜しみしない姿勢

「マジカス」は巷のソシャゲーとは違い、純粋にゲームとしての面白さでいくらでも時間が溶けていくと評されるほどの高評価を得ているのですが*1、その要因の1つにはゲームとしての面白さを妥協せず、出し惜しみしない姿勢が大きいと言えるでしょう。

 

「マジカス」はパズルを解いてモンスターを倒していくだけでなく、道中にお宝や釣りスポットを見つけることができたり、新たなキャラとの出会いのきっかけを得るチャンスが用意されていたりします。

パズルアクションを楽しむだけなら必要のないイベントではあるものの、きちんとRPGとしてアドベンチャーのワクワク感を損なわないよう、ダンジョンの奥へ奥へと進んでいくインセンティブが数多く設置されているのです。

 

加えてプレイヤーは素材を集めてより強い装備を作ったり、いらないアイテムを売却したりと、ロールプレイングゲームとしては非常に高いレベルの作り込みが行われています。

あくまでパズルゲームを主軸としながらも、それを取り巻くゲームシステムが秀逸なのがこのゲームの魅力です。

 

馴染み深いゲームシステムがうまく機能

インディーズゲームということで、パズルのジュエルをはじめとする全体的なビジュアルの作り込みはやや本家に比べて劣る部分は見られます。

しかしパズドラ式のプレイングに加え、骨太なRPGとしてのワクワク感や、モンスターハンターのような素材集めの楽しみなど、プレイヤーを楽しませるためには労を厭わない姿勢がそこかしこから窺えます。

 

「パズドラを買い切りゲームとして作り込めばこうなる」というビジョンを、しっかりと明示してくれているのがこのゲームの最大の強みなのです。

 

「パズドラ」の二番煎じとならない工夫

パズドラ系とはいえ、「マジカス」には二番煎じとならないような仕掛けや取り組みの姿勢が見られるのが面白いところです。

 

「有料」であるがゆえにできる大胆な施策

「マジカス」は買い切り型のゲームであるため、ガチャのシステムを投入する必要がありません。

そのため、アイテムを手に入れたり、スタミナを回復させたりといった場面で課金要素を差し込む必要がなく、全体的にテンポの良いゲームプレイングが可能になっているのです。

 

基本プレイ無料のゲームはどうしても課金要素を導入しなければ採算が合わなくなってしまうのですが、買い切りによって、「ガチャシステムを導入しなければならない」という現代のスマホゲームの多くが抱える課題をクリアすることに成功しているのです。

また、広告収入なども気にする必要がないため、プレイそのものがもたらすストレスは最大限に解消されています。

 

ストレスが一切排除されている点はユーザーレビューにも表れやすいため、インディーズゲームとしても高い評価を得やすい傾向にあります。

 

メインのゲーム性以外にも駆け引きのシーンが盛り込まれる

また、「マジカス」にはスタミナのようなシステムがないわけではありません。

このゲームには満腹度と呼ばれるシステムが採用されており、ダンジョンを進んでいくごとに満腹度が減少していきます。

満腹度がゼロになると体力が減っていき、いずれはゲームオーバーになってしまいます。

ダンジョンの奥に行けば行くほど良いアイテムなども手に入りますが、お腹が減っていては強敵と立ち向かうこともできません。

 

どのくらいまで進んで引き上げるか、という駆け引きを、課金という現実的な問題を抜きにして実現しているのは、このゲームの大きな魅力と言えるでしょう。

 

おわりに

キャンディークラッシュやパズドラと、マッチ3系のパズルゲームはとっつきやすいこともあるため、多くの人に愛されるゲームとなる一方、あまりの人気に類似作品も多く出回り始め、今や飽食状態となっている感覚は否めません。

しかしパズドラの二番煎じと言われてしまうリスクを犯しながら、あえて買いきりでチャレンジした「マジカス」は、その自信に恥じないクオリティでプレイヤーを魅了しています。

「マジカス」が二番煎じと叩かれずに多くのプレイヤーから愛されているのは、その自信に相応のゲームとしての魅力が詰め込まれているからに他ならないのです。

 

出典:

*1 ゲームキャスト「見慣れた3マッチパズル+RPGのはずが、時間が消し飛ぶほどハマる『MAGICUS -マジカス-』レビュー」

http://www.gamecast-blog.com/archives/65951813.html

 

ライター名:Satoru Yoshimura

プロフィール:ライター。20年以上の付き合いがあるビデオゲームとアメリカ音楽をテーマとした活動が中心。「日本のゲーム音楽がヒップホップに与えた影響」などブログで公開中。

 

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