【2022年6月最新版】ゲームのサブスクリプションとは?サービス10選紹介


 
近年、音楽配信や動画配信でサブスク(サブスクリプション)という言葉は一般化しており、ゲーム業界にも浸透しつつあります。とはいえ、サブスクリプションがどんなもので、ゲーム業界ではどんなサブスクサービスがあるかはまだ知らないという方も少なくないでしょう。
 
そこでこのコラムでは、サブスクリプションとは何かを説明したうえで、ゲーム業界での代表的なサブスクサービスを紹介します。(なお、ここで紹介するのは2022年6月時点の情報であることはご了承ください)
 

1.ゲームにおけるサブスクリプションサービスとは

ゲーム業界で言うサブスクリプションとは、決まった金額を指定期間ごとに支払うことで、サービス元が提供する複数のゲームを自由にプレイできるサービスを指しています。個々のゲームを購入してプレイするよりコストパフォーマンスが良いことが多く、安いサービスなら月額数百円、高い場合でも月当たり2千円程度が相場です。
 
コンシューマーゲームの分野では日本のソニーや任天堂も提供していますし、PC向け、スマートフォン向けと、多くのプラットフォームでサブスクリプションサービスは数年前から競うように始まっています。利用できるゲームは管理会社ごとに異なるので、複数のサービスを利用している人も少なくありません。
 

2.コンシューマーゲームのサブスクリプションサービス

この項目では、コンシューマーゲームのサブスクリプションサービスを紹介し、サービスの概要や月額、メリット・デメリットや代表的なタイトルなどを紹介します。
 

2-1. PlayStation Plus

https://www.playstation.com/ja-jp/ps-plus/getting-started/
 
ソニーが提供するコンシューマー機であるPlayStationを使って遊ぶことを前提としたサブスクリプションサービスです。
 
月額850円のESSENTIALや、月額1,300円のEXTRAのほか、月額1,550円のPREMIUMの3つのプランが用意されています。(それぞれ3か月、12か月で支払うことで、金額的にはお得になります)
 
毎月のフリープレイやオンラインマルチプレイは各プランに共通していますが、EXTRAならゲームカタログ機能が追加されてPS4、PS5のゲームが遊び放題となっていますし、PREMIUMならさらにゲームトライアルやクラウドストリーミングが楽しめます。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては、『PUBG』、『アンチャーテッド 古代神の秘宝』、『GOD OF WAR Ⅲ Remastered』、『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』、『ファイナルファンタジー』シリーズなどがあります。
 

2-2. Nintendo Switch Online

https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/
 
任天堂が提供するコンシューマー機であるSwitchを使ってプレイすることを前提としたサブスクリプションサービスです。
 
個人プランとファミリープランがあり、個人プランは月額306円、3か月で815円、12か月で2,400円と設定されています。個人プランにも追加パックというオプションサービスがあり、こちらは12か月で4,900円という支払方法のみで、複数のサービスが追加されています。ファミリーパックは12か月支払いのみで、基本サービスなら4,500円、追加パックプランなら8,900円です。
 
ちなみにNintendo Switchは、上記の何らかのサービスに加入していないとオンラインプレイを楽しむことはできませんから、すでにいずれかの形で利用している人が多いでしょう。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては、『スーパーマリオ64』、『星のカービィ64』、『ゼルダの伝説』シリーズ、『真・女神転生』シリーズ、『牧場物語』、『ドンキーコング』シリーズ、などがあります。
 

2-3. Xbox Game Pass

https://www.xbox.com/ja-JP/xbox-game-pass
 
マイクロソフトが提供するコンシューマー機Xbox GameまたはPCで遊ぶことを前提としたサブスクリプションサービスです。しかし、コンシューマーゲームのサブスクサービスでありながらも、Xboxシリーズを持っていなくてもPCでプレイできる点は大きなメリットです。
 
最初の3ヶ月は100円で、それ以降は月額850円のPCプラン、最初の3ヶ月は100円で、それ以降は月額1,100円のULTIMATEプラン、月額850円のCONSOLEプランという3つのタイプがあります。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては、『Minecraft』、『Forza Horizon4』、『バトルフィールド ハードライン』、『Bug Fables~ムシたちとえいえんの若木~』などがあります。
 

3.PCゲームのサブスクリプションサービス

この項目では、PCゲームのサブスクリプションサービスを紹介し、サービス概要や月額、メリット・デメリットや代表的なタイトルを紹介します。
 

3-1. Ubisoft+

https://store.ubi.com/jp/ubisoftplus
 
フランスに本社を置くゲーム会社、Ubisoftが管理しているサブスクリプションサービスです。
 
月額1,500円で100タイトル以上のゲームを楽しむことができます。マンスリーリワードとして有名タイトルも挙げられており、カスタムアイテムの獲得やブースターが得られる魅力があります。さらに、新作が発売日にプレイできることも大きな特徴です。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては、『ファークライ6』、『ウォッチドッグスレギオン』、『レインボーシックスシージ』などがあります。
 

3-2. EA Play(EA Play Pro)

https://www.ea.com/ja-jp/ea-play
 
EA Playは、アメリカのカリフォルニアに本社を置くゲーム会社エレクトロニックアーツが管理しているサブスクリプションサービスです。
 
EA Playは月額518円、年額3,002円、EA Play Proは月額1,644円、年額10,644円です。どちらのプランもリスト内のタイトルは遊び放題であること、サイト内の商品が10%割引で購入できることなどのメリットがあります。
 
プランの違いとしては、EA Playでは最新作が最大10時間プレイできることに対して、EA Play Proなら最新作のデラックス版を制限なくプレイできる利点があります。またプロレベルの報酬や多数のコンテンツが入手できる点もProプランの優位な点です。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては、『スターウォーズ バトルフロントⅡ』、『バトルフィールドⅤ』、『NEED FOR SPEED』などがあげられています。
 

3-3. DMM GAME

https://dlsoft.dmm.com/subsc/
 
日本のゲーム会社であるDMMが管理するサブスクリプションサービスで、Windows環境下のPCでプレイすることを前提としています。
 
月額980円のGAME遊び放題プランと、月額2,980円のGAME遊び放題プラスがあります。1本数千円で販売することが多いDMMのゲームが、どちらのプランでも400タイトル以上が遊び放題なのは、コストパフォーマンス的には大きなメリットと言えます。
 
ちなみにGAME遊び放題プラスは価格差が2,000円もありますが、R-18のタイトルが含まれている点でこの価格設定なのでしょう。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては、『英雄伝説閃の軌跡Ⅲ』、『フェアリーフェンサー エフ ADVENT DARK FORCE』、『ワールド・ネバーランド2 〜プルト共和国物語〜』、『ライアートリック~本格推理・心理学アドベンチャー~』などがあります。
 

3-4. Prime Gaming

https://gaming.amazon.com/intro
 
Amazonが管理するサブスクリプションサービスで、Amazon Primeに加入していれば利用できます。
 
料金は30日間の無料トライアル後は月額500円、年額4,900円です。Amazon PrimeはAmazonの通販を利用する際に送料が無料になる場合がありますし、映画やテレビ番組の配信、音楽配信などもあるので、ゲームにとどまらない総合サービスとして利用する人は少なくありません。また、多数のゲームがプレイできるだけでなく有名タイトルのスキンや特典パックを受け取ることができる利点もあります。
 
ちなみに2022年3月に開始されたクラウドゲームサービスであるAmazon Lunaも利用できます。まだ新しいサービスなので情報は少ないですが、毎月入れ替わるさまざまなゲームを楽しめるメリットがありそうです。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては『Star Warsジェダイ:フォールン・オーダー』、『ファイナルファンタジーXIV』、『バトルフィールド2042』などがあります。
 

3-5. Utomik

https://www.utomik.com/
 
オランダに本社を置くゲーム会社Utomikが管理するサブスクリプションサービスで、Windows環境下のPCで利用することを前提としています。
 
2022年6月時点では日本語に対応していませんが、パーソナルプランが月額6.99ドル、4ユーザー向けのファミリープランが月額9.99ドルで、1000本以上のタイトルを楽しむことができます。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては『スターウォーズ バトルフロントⅡ』、『ボーダーランズ』、『セインツロウⅣ』などがあります。
 

4.スマートフォン向けゲームのサブスクリプションサービス

この項目では、スマートフォン向けゲームのサブスクリプションサービスを紹介し、サービスの概要や月額、メリット・デメリットや代表的なタイトルを紹介します。
 

4-1. Apple Arcade

https://www.apple.com/jp/apple-arcade/
 
Appleが提供するハードウェアであるiPhoneやiPadのほか、MacOS環境下のPCでプレイすることを前提としています。
 
利用料金は1か月の無料期間のあと、月額600円で100タイトル以上のゲームをプレイできます。ダウンロードできるので、オフライン環境下でのプレイも可能です。広告が無くゲームを楽しめる点やコナミやセガなどのゲームも含まれている点は大きな魅力です。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては『深世界 into the Depth』、『オーシャンホーン2』、『レイトンミステリージャーニー』、『ねこあつめ』などがあります。
 

4-2. Google Play Pass

https://play.google.com/intl/ja_jp/about/play-pass/
 
Androidデバイスを利用することを前提とした、Googleが運営するサブスクリプションサービスです。
 
月額は600円、年額なら5,400円と設定されています。アプリ上でゲームが管理できるうえに、ゲームの録画が自在なメリットがあります。また、ゲームだけでなくポッドキャストなども利用できることも利点です。
 
プレイできる代表的なタイトルとしては『信長の野望・武将風雲録』、『ねこあつめ』、『ペリーナイトメア』などがあります。
 

5.まとめ

ゲーム業界におけるサブスクリプションサービスについて、概要を説明したうえで、コンシューマー向け、PC向け、スマートフォン向けサービス10選を紹介しました。
 
それぞれに内容やプレイできるタイトルの違いがありますから、利用する前にぜひしっかりと見比べてみてください。また、無料期間を用意している会社もあるので、試しに使ってみる手もあります。
 
サブスクリプションサービスはここ数年でゲーム業界での利用が始まっているので、今後もサービス内容や価格などに変動があると思われます。そのため、ゲームクリエイターもプレイヤーも今後の動向を見守っていく必要があるでしょう。
 

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