「高難易度ゲーム」とは?おすすめのタイトルやゲーム作りにおける難易度の考え方

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ゲームにはそれぞれクリアの難易度があります。特に苦労無くサクサクと進む心地よさを快感とするゲームもありますが、高難易度のゲームもやりがいがあることで人気を集めています。
 
そこでこのコラムでは、高難易度ゲームの定義を解説したうえで、代表的な高難易度ゲームと、ゲーム開発時の難易度の考え方を解説していきます。
 

1.「高難易度ゲーム」の定義

近年「高難易度ゲーム」は話題になることが多く、人気も集めています。とはいえ、「高難易度ゲームとは何か?」と聞かれると明確に答えられる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。
 
実は、ゲームの「難易度」には明確な規定はないので、「高難易度ゲーム」も世界共通の定義は存在しません。そもそもゲームの「難易度」とは、プレイのしやすさ、クリアのしやすさを示すもので、EASY(簡単/やさしい)、NORMAL(普通)、HARD(難しい)といった区別が代表的ですが、ゲームごとに別の呼び方をする場合もあります。
 
ゲーム内で難易度を選択できる場合も多く、慣れない間はEASYなどの低難易度でプレイして、スキルアップしてから、さらに高度な楽しみを味わいたくなったときにHARDに移行するという楽しみ方もあります。
 
そんな中で、基本的に難易度が高いゲームも多数存在しており、難易度の方向性はある程度分類できます。例えばバトル要素を持つゲームであれば、敵の攻撃力や防御力、HPが異常に高い場合、頻繁にゲーム内での死を体験することから「死にゲー」とも呼ばれています。またパズルや謎解き系のゲームであれば、答えに至る経路が難解なこともあるでしょう。さらに、射撃の正確性や短時間に多数の打撃を加えなければならない、などテクニックの高さを求めるものも高難易度と呼ばれますし、クリアに至るまでの手順や工程が多い場合も高難易度と言われたりします。
 
このように「高難易度ゲーム」は一概に定義できるものではありませんが、大きく言うとクリアが困難なゲームと考えて間違いありません。
 

2.代表的な高難易度ゲーム

この項目では代表的な高難易度ゲームを紹介し、それぞれの内容や難易度の方向性を解説します。
 

2-1.DARK SOULSシリーズ(Demon’s Souls)

日本のゲーム会社であるフロム・ソフトウェアが提供するシリーズで、いわゆる「高難易度」「死にゲー」「ソウルライク」という言葉を語る際に必ずと言ってよいほど扱われます。
 
2009年2月にシリーズ1作目である『Demon’s Souls』がリリースされ、それ以降『DARK SOULS』がⅡ、Ⅲと存在し、さらに『ELDEN RING』や『Bloodborne』もこの系譜として語られます。
 
タイトルによって多少味付けは異なりますが、ほぼ共通しているのはザコ敵戦であっても簡単に殺されることが多く、「死にながら覚える」というスタイルが主流である点です。ただ相手が強いだけでなく、攻略の道筋はしっかりあるので、試行錯誤を繰り返せば倒せる点に快感があります。
 
また、マップが広大なので探索を楽しめることや、全体に暗く重厚な雰囲気が共通していること、深くは語らないながらも緻密に設定された世界観も大きな魅力です。
 

2-2.SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

日本のフロム・ソフトウェアが2019年3月にリリースしたタイトルで、同社が得意とする重厚な世界観を持つ「死にゲー」のひとつです。
 
『DARK SOULS』シリーズは西洋の雰囲気でまとめられていますが、本作は「和」のテイストが強く、「日本刀」、「忍者」、「武将」などの日本古来のイメージが前面に出されています。
 
本タイトルは、敵の攻撃にどのように対応するかがカギとなっている点も特徴的です。回避する、弾く、といった動作を的確に行うことができれば、敵は体勢を崩すのでそこに倒すスキが生まれます。その一瞬を見逃さず、反撃に転じるというスタイルが一貫しており、プレイヤーには「達人」の境地を目指すことが求められます。
 
ゲーム内のキャラクター自体の成長要素がソウルシリーズに比べて乏しいため、プレイヤーが成長していくしかないという点も、まさに「高難易度ゲーム」と呼ぶにふさわしいでしょう。
 

2-3.仁王シリーズ

コーエーテクモゲームスがリリースしているシリーズで、1作目『仁王』は2017年2月、『仁王2』は2020年3月にリリースされています。
 
戦国時代を背景に敵武将や妖怪と対決するスタイルで、世界観が重厚な点でも人気があります。一周目は「死にゲー」として強敵に対峙し、二周目以降は収集したアイテムを使って無双する「ハクスラ(ハック・アンド・スラッシュ:戦闘に重きを置くゲームジャンル)」としてプレイできます。そのため長く楽しめるタイトルであることも本シリーズの特徴と言えるでしょう。
 

2-4.Cuphead

カナダのStudioMDHRが開発、2017年にリリースされたアクションシューティングゲームです。ディズニーやカートゥーンを思わせるレトロでかわいらしいキャラクターが登場することから、一見ほのぼの、あるいはコミカルなゲームを想像させます。しかし実際はプレイヤーが操るキャラクターが瞬殺される「死にゲー」で、やはり死にながらコツをつかむスタイルです。
 
とはいえリトライまでが短いためストレスは低く、運の要素も無いのでしっかり攻略しながら進んでいく快感を味わうことができます。こだわり抜いた手書きのセル画アニメーションや、おしゃれとすら言えるジャズをBGMとする世界観でも高い人気を得ている作品です。
 

2-5.Hades

アメリカのSupergiant Gamesが2018年に発売したタイトルです。ギリシャ神話をベースとする世界観で、冥界の王であるハデスの息子ザグレウスが冥界を脱出することがゲームの骨子となっています。
 
プレイするたびにダンジョンの構造や敵の出現パターンが変わり、死んだ場合はアイテムもすべて失うという、いわゆる「ローグライク」な「高難易度ゲーム」です。とはいえ拠点に戻された際にプレイの中で獲得したトークンで様々な強化が可能なため、周回を重ねるごとに相対的に難易度は下がります。
 
グラフィックは3Dですが、キャラクターの身体が克明に描かれるリアルアニメ調の絵柄も作品の個性を際立たせています。また進行度に応じたキャラクター同士の掛け合いも豊富で、多くのファンを持つタイトルです。
 

2-6.Dead Cells

フランスのMotion Twinが開発し、2018年にリリースされたタイトルです。プレイヤーが操るのは本来アメーバー状の生物で、死体に取り憑いてプレイし、牢獄を脱出するという異色のスタイル。モンスターに倒されればまたアメーバー状態からゲーム再開です。
 
マップのランダム生成がある点では「ローグライク」に分類されますが、ある程度の規則性があって、予測できる部分もあるところが本作の大きな特徴となっています。ゲーム内での死によってほとんどのスキルを失いますが、アンロックして維持できる部分もあり、そのバランスの良さも秀逸です。
 

2-7.Getting Over It with Bennett Foddy

オーストラリア出身のクリエイターであるベネフィット・フォディが2017年にリリースしたタイトルです。
 
腰から下がツボに入った状態の男性が、ハンマーを使って山を登り頂上を目指すというシュールな世界設定。シンプルなゲーム性ですが、落下したら落ちた場所からやり直し。プレイヤーがコツをつかみながら進行していくスタイルで、なかなかクリアできない点で「高難易度ゲーム」に分類されています。
 

3.ゲーム開発における難易度設定の難しさ

この項目では、ゲームを開発する側の目線で、難易度をどのように設定するかを考えていきましょう。
 

3-1.「高難易度」と「理不尽」は別物

「高難易度ゲーム」が一定の人気を得るからと言って、どうやってもクリアできないようなゲームは、いわゆる「無理ゲー」や「クソゲー」などと呼ばれ評価されません。一方、何らかの努力やコツの習得を経てクリアすれば、プレイヤーは苦労した分高い達成感を得られますから、「面白いゲームだった」と評価します。
 
求める難易度はプレイヤーによって異なるので、一概にどの程度が良いということはありません。例えば、2017年にスクウェア・エニックスがリリースした『ニーア オートマタ』はさほど難易度は高くないものの、ストレスが少ないことから高評価を得ています。
 
より多くの人に楽しんでもらうためには、「難易度はあまり高くない方が良い」というのがゲーム業界のセオリーです。特にターゲットが若年層であるほど難易度は低めに設定されます。
 
一方、高難易度ゲームが評価される理由は、「フロー理論」を知ると理解しやすくなります。「フロー」とは「自我を忘れている精神状態」のことで、よりわかりやすく言えば「没頭している状態」です。適切な難易度があれば、人は課題をクリアするために集中します。この集中状態を保って課題をクリアすれば高い喜びが得られるので、そのゲームに「ハマる」わけです。
 

3-2.難易度の調整に用いられる手法

前の項目で説明した「フロー状態」は、プレイヤーのスキルと難易度がバランスしたとき生じます。スキルに対して難易度が低すぎると退屈ですし、難易度が高すぎるとストレスを感じるのでゲームを面白いと感じにくくなります。
 
このため、ステージが明確なRPGでは、初期ステージでは強敵は登場せず、サクサクと進むことができるように作られています。いくつかのステージを経ることでプレイヤーのスキルは上がりますから、より倒しにくい敵が登場したり、高度なプレイが要求されたりすることが一般的です。
 
この方法によって、プレイヤーは自分自身が強くなっていく過程を楽しめますから、ちょうどよいバランスが続いてゲームにも高評価を与えるのです。
 
スキルと難易度のバランスを取るために、プレイヤーが自ら難易度調整できるゲームは多いですが、プレイヤーのスキルに応じてゲーム側がレベルを調整するようにシステム化されている場合もあります。ただし、プレイヤーが失敗を重ねたときに露骨に敵が弱くなったりすると、ゲームにバカにされたように感じて冷めてしまうことがあるので、作り手としては注意が必要です。
 

4.まとめ

近年話題になることが多い「高難易度ゲーム」について、その定義や特徴、代表的なタイトルを紹介しました。高難易度ゲームの中には「死にゲー」と呼ばれるものも多く、操作するキャラクターがあっさりと死んでしまうこと、死にながらコツを習得していくことが特徴となっていたりします。
 
「気軽にノーストレスでプレイしたい」、という人には敬遠されることもありますが、難易度の高さを努力で乗り越えたときの達成感はこのジャンルならではと言えるでしょう。これまで「高難易度ゲーム」を避けてきた人も、この機会に一度プレイしてみることをおすすめします。
 

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