ゲーム業界での転職に有利になる資格はある?おすすめの資格を紹介!


 
ゲーム業界への転職希望者は多数存在するので、「差別化のために何らかのアピール材料が欲しい」と考える人は多いでしょう。そこでこのコラムでは、ゲーム業界への転職に有利になる資格を、職種ごとに解説します。
 
資格取得に向けた学習のコツや、資格以外にゲーム業界で必要なスキルも紹介しますので、ぜひ最後まで読んで転職に役立ててください。
 

1. 【結論】「転職するのに必要な資格」はないが、「あると有利な資格」はある

まず結論を書きますが、ゲーム業界に転職する際に、「絶対に必要な資格」は存在しません。ゲーム業界にはタクシードライバーにとっての運転免許証のように、持っていなければ全く仕事ができないような資格はありません。
 
しかしその一方で、取得していることで転職時にアピール材料となる資格は多数存在します。また、転職時のアピールだけでなく、実務に役立つ資格も多いですし、前向きに努力して資格取得すれば自己肯定感が上がります。そのため、資格取得には積極的にチャレンジすることをおすすめします。
 

2. ゲーム業界・職種別おすすめ資格

この項目では、ゲーム業界の職種ごとに役立つ資格を紹介します。
 

2-1. ゲームプランナー

・基本情報技術者試験
ITの基本知識が身に付くので、IT、コンピューター関連の仕事をする人におすすめの資格です。受験者はエンジニアやプログラマーが多いので、この資格をもっていることでプランナーとしてはプログラムに関わる人と対話しやすくなるメリットがあります。
 
・ITパスポート
IT関連の基礎知識を問う国家資格なので、ゲーム業界以外でもITに関連する仕事をするときに役立ちます。IT全般やプログラムに関連する知識に加えて、情報セキュリティやマネジメント等、知識系の試験なので暗記が必要で、体系的に学習することが合格のカギです。
 
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
エクセルやワードなどを使いこなすスキルを証明する資格です。取得すると転職活動でアピールできますし、プランナーの実際の仕事にも役立ちます。また、世界でも通用する資格なので、グローバル化が進む現代社会に向いた資格試験でもあります。
 

2-2. ゲームプログラマー

・Oracle認定Java資格
Javaを開発したOracle社が運営する資格試験で、Javaを扱う知識を認定してくれます。ブロンズ、シルバー、ゴールドの3段階があり、シルバーとゴールドは国際資格なのでグローバル化の波と闘うためにも有効です。
 
・応用情報技術者
IT系エンジニア向けの国家資格で、合格率20%前後という高難易度の資格試験です。それだけに取得していると転職時のアピールに使えます。IPA(情報処理推進機構)が主催しており、年2回試験が行われます。
 
・Unity認定試験
世界シェア1位のゲームエンジンUnityを扱う技能を認定する試験です。認定アソシエイトや認定プログラマー試験など細分化されていますが、ゲームプログラマーにはエキスパートゲームプレイプログラマーという資格取得を推奨します。
 
・Webクリエイター能力認定試験
国際基準W3Cに沿ってホームページを作る技能や知識を問う資格です。スタンダードとエキスパートの2段階があります。合格率90%程度と公表されているので、準備していれば合格は難しくはありません。HTML5とXHTML1.0の2種類があり、希望に応じて選択できます。
 

2-3. ゲームグラフィックデザイナー

・Illustratorクリエイター能力認定試験
Adobe社が販売しているIllustratorを扱うスキルを認定する試験です。Illustratorはイラストツールとして世界的シェアがあるので、グラフィックデザイナーにおすすめの資格です。スタンダードとエキスパートの2段階があり、スキルを踏まえて選択可能です。
 
・Photoshopクリエイター能力認定試験
画像加工に広く使われるAdobe社のPhotoshopの使用スキルを認定する資格試験です。スタンダードとエキスパートの2段階があり、スキルを踏まえて選択可能です。Illustratorクリエイター能力認定試験とあわせて取っておくことをおすすめします。
 
・CGクリエイター検定
ベーシックとエキスパートの2段階があり、ベーシックは、CGの基礎知識や画像表現方法などを問います。エキスパートはベーシックの出題内容に加えて、知的財産権やファイル規格など深い知識が必要です。エキスパートは合格率20%程度の高難易度なので、持っていると転職活動時に強くアピールできます。
 
・色彩検定
色彩を扱う理論を習得できるので、グラフィックデザイナーにおすすめです。1~3級、UC級があり、80%前後の合格率の2、3級、UC級に対して、1級は約40%と希少性があるので、持っていると転職活動時にアピールしやすいでしょう。
 

2-4. シナリオライター

・文章読解・作成能力検定
基礎力、読解力、作成力を問う資格試験で、2級、準2級、3級、4級があります。各級の合格率は正式発表されていませんが、50%程度だと思われます。転職活動でアピールするのであれば2級の取得をおすすめします。
 
・基本情報技術者試験
ITの基本知識が身に付くので、IT、コンピューター関連の仕事をする人におすすめの資格です。受験者はエンジニアやプログラマーが多いので、シナリオライターがこの資格をもっていることでプログラムに関わる人と対話しやすくなるメリットがあります。
 

2-5. サウンドクリエイター

・サウンドレコーディング技術認定
音響理論や録音の歴史、著作権などの基礎知識のほかに、レコーディング技術などの実践知識も問います。合否判定はなく、結果をA~Eランクで判定するので、上位であるAまたはBランクを持っていると転職時のアピールがしやすいでしょう。
 
・Pro Tools技術認定
サウンド用ソフトDAWの一種であるPro Toolsの関連知識と、ミキシングの基礎を問う資格試験です。合否ではなく、得点をAからEのランクで判定します。AまたはBランクがあれば、転職活動時のアピール材料になるでしょう。
 
・映像音響処理技術者資格認定
ゲーム、映画、テレビなどの映像作品に関する音響知識を証明する試験です。合格率70%前後と、それほど高難易度とは言えませんが、映像関連の音響を仕事にする人としてはアピール材料になります。
 

2-6. ゲームデバッガー

・ソフトウェア品質技術者資格認定
ソフトウェアの品質について学習するので、将来的にデバッガーにとどまらずゲームテスターなどにキャリアアップしていきたい人におすすめです。初級、中級、上級の3段階があり、初級でも合格率30%前後、中級は10%前後と高難易度なので、持っていること自体がアピール材料になります。
 
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
エクセルやワードなどを使いこなすスキルを証明する資格です。取得すると転職活動でアピールできますし、デバッガーとしての実務にも役立ちます。また、世界でも通用する資格なので、グローバル化が進む現代社会に向いた資格試験でもあります。
 

3. 社会人を続けつつ資格を勉強する方法

ここからは、社会人として日常の仕事を行いながら、資格取得に向けて勉強する方法を紹介します。
 

3-1. 出勤前の朝の時間帯を有効活用する

朝、少し早く起きて勉強すると、フレッシュな気持ちと脳で学習できます。夜に勉強する場合、急な残業などで時間が押すと予定の学習量が確保できない場合もありますから、周囲に左右されにくい朝の活用はおすすめです。
 

3-2. 動画や音声教材を活用する

「参考書などの文字情報だけでは頭に入りにくい」、と思う人には動画や音声教材をおすすめします。動画であれば音声と画像で説明してくれるので、理解や記憶がしやすくなります。また、音声情報なら電車やバスで移動する際にも利用できるので、学習の時間効率も上がります。
 

3-3. 資格スクール・予備校に通う

「独学で勉強しようとしても挫折してしまう」という人には、資格スクールや予備校がおすすめです。特定の場所に行くことで学習せざるを得ない環境が得られますし、最初に受講費や教材費を払うこともモチベーション維持につながります。また、通信講座であれば出かける必要がないので、時間や交通費を節約できます。
 

3-4. 同じ資格を目指す人同士の勉強会に参加する

資格取得を目指す人には、勉強会への参加もおすすめです。勉強会は同じ資格取得を目指す人と知り合う機会でもあり、情報共有や人脈作りにもつながります。
 

4. 転職には資格だけでなくスキルも大事!求められるポイント

ここからは、ゲーム業界で求められるスキルを紹介しますので、資格取得とあわせて身につけるよう心がけてください。
 

4-1. コミュニケーション能力

ゲーム開発の多くはプロジェクト制で行われるので、コミュニケーションスキルは欠かせません。また、プロジェクト制でないとしても、ゲーム開発は分業で行われますから、同僚や上司との接触だけでなく、他部署との打ち合わせは頻繁にあります。
 
そのため、円滑なコミュニケーションができることは重要な要素です。
 

4-2. 業界に対するアンテナの高さ

ゲーム開発には常に「新しさ」が求められるので、新たな情報やトレンドを積極的につかむスキルや、新しいものに関心を持つ好奇心が重視されます。
 
また、開発技術も日進月歩で変化していくので、新しいものを嫌う人は業界内で取り残されやすい傾向があります。
 

4-3. 長時間の業務に対する体力

世の中の流れに沿って、ゲーム業界でも残業を減らす傾向は見られます。
 
とはいえ、ゲーム開発では新しい技術に取り組むことが多いので、「やってみなければどの程度時間がかかるかわからない」という局面は避けられません。それでも納期はしっかり存在するので、開発関連の仕事をするのであれば、残業にも耐えられる体力をつけておくことをおすすめします。
 

4-4. 適度なユーザー目線

ゲームはユーザーに楽しまれてこそ存在できるものです。そのため、ユーザーが何を求めているか、自分たちが作ったゲームをどう感じているかを感じ取るスキルが必要です。
 
とはいえ、SNSの書き込みなどにすべて迎合するわけにはいきませんから、「適度なユーザー目線」を持つよう心がけてください。
 

4-5. 英語力

日本でゲーム開発をする場合、近年までは英語力は必須項目ではありませんでした。しかし近年は海外発のゲームプラットフォームやゲームエンジンが浸透したことで、海外との垣根が低くなっていますから、英語スキルはあるに越したことはありません。
 
また、日本は少子化や人口減少が進んでいますから、海外の市場はゲーム会社が生き残るうえで重要度が上がっていくでしょう。
 

5.まとめ

ゲーム業界での転職に有利になる資格について解説し、業種ごとのおすすめの資格をまとめました。ゲーム業界では絶対的に必要な資格はありませんが、持っていると転職や実務に役立つ資格は多数存在するので、ぜひこの機会に取得を考えてみてください。
 
また、ゲーム会社への転職を考えるのであれば、ゲーム業界に特化した転職情報サイト「G-JOBエージェント」がおすすめです。G-JOBエージェントはゲーム業界内に太いパイプを持っているので、ほかの転職サイトが扱わない非公開求人情報を多数保有しています。また、ゲーム業界に精通した担当者が、希望に沿ったマッチングや転職に役立つサポートを行います。
 
ゲーム業界での転職なら、ぜひG-JOBエージェントをご利用ください。
 

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